KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 富士急行の旅(新倉富士浅間神社編)(2019年02月02日)

ブログを書きていると、時々思うことがある。

『一年前は何してたかな〜。』と。 

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(文章と画像には関係がありません:画像は富士急行線 大月駅

しかし、2月はすぐに思い出す、奈良・明日香村のおんだ祭りだ。

あの寒さを忘れることができないからだ、

ただ寒いなら、我慢もできるが、立ち続けて待つのはかなりの忍耐が必要だ。 

 今日も寒く、駅で列車を待っている中、ホームの駅員が目に入る、

一年前のオレと変わらんなと、そんなどうでもいいことを考えてしまう。

 

8時36分横浜発の湘南新宿ラインに乗り、新宿駅に向かう。

新宿駅構内は迷路のようになっており、人も大勢行き交っている、普段から東京界隈を歩く私でも新宿は迷うことがある。迷う、真っ直ぐ歩けないというのが、

わたしの新宿駅の印象だ。

 

そいえば、昨年の今頃は、諏訪湖御神渡りが出現したとニュースになっていたはずだ。『もしかして!』と一縷の期待を持っていた、

朝に御神渡り出現の報があれば、行くつもりでいた、しかし現実はそんなに甘くはない。

 

それに、特急あずさの空席案内をみると、見事に満席、そもそも行けないのだ・・・。

しかし、新宿発9時30分のかいじ号は、空いていた、これに乗るかな。

 

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行き先は・・・富士山にでも行くかな。

 

新宿には、9時9分に到着した、あと21分後には、新宿駅とはおさらばだ。

ここから、富士山、河口湖方面へのアクセスとしては、

私のように大月から富士急行線に乗るのが一般的だろう。

あと、JR線の直通列車も運行されている、ホリデー快速など、なぜか成田エクスプレスもある。

※2019年3月のダイヤ改正で新宿~河口湖にE353が富士山直通特急として運行する。

 

富士急行には、過去に1回だけ乗ったと思う、

あまり記憶が無く、はじめてのような気持ちだ、少しだけ楽しみだ。

 

新宿構内のニューデイズで軽食を購入する、

1時間ばかりの列車の旅だ、のんびりはできそうにもないから軽食だ。

 

10番線ホームにおりて行くと、

新型車両が停車している、新型といっても1年は経っているのだが。

『これに乗りたいな〜、でも私はかいじだし・・・。』と考えていると。

 

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9時30分、甲府行き・かいじと電光掲示板にでているではないか?

勝手にE353車両は、あずさだけと考えていたが、違うのだな。

なんだか、得した気分だ。

 

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やはりかっこいいな、E353。

 

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普通車はほぼ満席状態、仕方なくグリーン車となった。

1030円の加算となった。

(近距離だし、そんなに痛手にはならない。)

 

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車内はあまり混んでおらず・・・と思っていると途中駅から乗ってくる、

立川、八王子と停車していく。

 

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9時30分新宿駅を出発する。

八王子までは、のんぴりと走っている、ロマンスカーのように。

 

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はるか先には富士山が見える。

『これからあそこへ行くぜ!!』と期待を膨らませる。

  

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10時37分、大月駅に到着。

新宿からあっけなく着いてしまった感が強い、なぜなら中央線はこれからが本番なのに・・・。

 

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多くの外国人観光客が富士急行線改札に向かって歩いていく・・・。

JR線のホームの甲府側に富士急行線への改札が併設されているからだ。 

 

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私はSuicaなので、一旦改札をでてみた。

大月駅は、ロッジ風の駅舎だ。

 

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駅を出て右へ進む。

 

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『地味な看板だな!!!』

『しかも鳥居かよ!!!』と心でツッコミを入れざるを得ない。

 

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『お~!! 新型特急ではないか!!』

 

小さな駅窓口で、下吉田駅までの切符を買う。※券売機は無い。

『え・・・・これが窓口?』と素直に驚いた(笑)

 

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富士急行線は、富士山の最も近くを走行する観光路線だ。

この日も外国人観光客が大勢いた、感覚値では外国人80%・日本人20%だ。

 

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『富士山ビュー特急』


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3両編成の特急だ、だから予約がとれないのだ、10両編成にしてほしいものだ!!!!

※ホームからあふれてしまうが。

 

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だから私が乗るのは、お隣りのトーマス号だ。

 

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車内もトーマスだらけで目がチカチカする(笑)

 

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前のシートには全員青年の外国人のご一行、私の隣りのシートにも外国人が座り、

右前方の外国人は、なんとやきそばを食べだしたぞ・・・。

そういえば、トーマス、お前も外国のキャラだよな!!!

 ※機関車トーマスは英国出身だ。  

 

新宿駅下吉田駅へ。 

 

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11時54分、下吉田駅に到着。

思いのほか、人は下りなかった。 

 

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駅名標もトーマスかよ!!

 

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改札に行くには、手前の踏切を渡る必要がある。

 

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向こうに見えるのは、ブルートレインか?!

 

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昨夜は積雪があったのだろう、線路には雪が残っている。

 

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駅を出ると、富士!!

 

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どうだ! 富士山だ!

まさに、威風堂々だ。

 

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ブルートレインが寂しげに停車している、もう動くことはないだろう。

 

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こちらは、湘南電車?!

 

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しかも、短か?!

 

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下吉田駅、もっと賑わっていると思ったのだが。

 

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車もいないし、客待ちタクシーもいないという。

 

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こちらが駅舎内だ、新しく、とても綺麗な内装だ。

 

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忠霊塔へ行こう!

『おー、良い見だしだ。』

 

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駅を出ると進路が示されている。

新倉山浅間公園・徒歩5分とある。

これは「あらくらやま せんげん こうえん」と読む。

 

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指示通りに右に曲がり、歩いていくと、引き込み線には、かつての特急の先頭車が見えてくる。

 

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この変な富士はなんとかならんかな〜。

 

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 これはかつてのパノラマエクスプレスだ。

なんと昭和な感じだろうか、やはりロマンスカーにはかなわない。

 

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踏切が鳴り、なんとフジサン特急が通過していく。

こちらはかつてのロマンスカーRSE(あさぎり)だ。

 

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こっちも似たような柄だ、『富士急行はすげーな。』としみじみと思った。

 

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これは、かつての小田急線・特急あさぎりだ、

乗りたいと思っていたのに、いつしか廃止となってしまった。

当時は、新宿-沼津をつないでいた。

 

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歩行者は左へ。

とてもわかりやすい看板だ。

 

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 道なりに進む。

 

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突き当りは高架下、でも安心してください、看板はしっかりとあります! 

 

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『おー!富士山だ!!』

神奈川からでも富士は見えるが、とても近くに感じられることに感動する。

 

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列車が河口湖へ向けて発車していく。

のどかな単線だ。

 

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鈴を鳴らしながら、4人の男性が歩いていく・・・。

これはなんだろうか・・・。

 

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坂をのぼりきり、右方向へ進むと・・・。 

 

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到着!! 

山梨県富士吉田市新倉3353-1

新倉山浅間公園だ。

 

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 周辺案内図だが、ものすごく縦長となっている、

上へハイキングコースが続いているのだ。

 

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では階段を上がっていこう。

 

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景色が殺風景なのは、この時期では仕方のないこと。

 

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大きな鳥居が見えてきた。

 

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そこから振り返ると、富士山が鳥居の間から見える!!
外国人観光客も、この景色を真剣に撮っていた。

 

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富士山があれば、周りの殺風景さは気にならない、

雪冠はこの時期が最も良いのだから。 

『鳥居から霊峰・富士を見る! なんて素晴らしい。』

しかもこの大きさで。

 

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展望台のようなひらけた場所からも富士山が見える。

静岡側から見る富士の回数が多いから、少しだけ新鮮な気持ちになれる。

 

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塩釜神社

安産・子育ての神だ。 

 

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では、拝殿に向かう。 

 

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こちらが手水舎。

 

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1つの岩をくり抜いたものだろうか。 

浅間の神水だ。

 

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こちらは授与所、参拝後に御朱印を頂く。 

 

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こじんまりとしている、そういうのがかえってよいのだ。

 

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周りには雪が残り、ぬかるみもあり、少し靴が心配になる。

 

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混んではいないが、絶えず参拝に来ているという感じだ。

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荒浜神社。
拝殿の横に鎮座している。

 

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拝殿正面には、上へと続く坂がある、この上には『あの光景』がある。

外国人観光客もその景色を見る為に遠くから来ているのだ。 

(たぶん・・・。)

 

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「さくや階段」を上がる。

398段あるから・・・さくや階段、さすが浅間神社

御祭神は、いうまでもないが、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」

 

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階段途中に神社がある、2カ所はあっただろうか。

こちらは、愛宕神社

休憩がてら、階段脇に入り参拝をする。 

 

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「♪~♪~♪~・・・・・」

『なんか、聞き覚えのある音がするぞ。』と振り返ると、

富士山に向かって進む成田エクスプレスが見える、もう少し早い時間のダイヤなら、これで来たかったのだが・・・。

でも成田エクスプレスが場違いのようにも見える。

 

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富士吉田の町が眼下に見える、雪化粧もしており、きれいだ。

 

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ようやく、階段が終わった、やはりというか・・・息はきれた。

 

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忠霊塔に到着、戦没者慰霊塔として昭和37年に造営された。

(鉄筋コンクリート製だ)

なんか、やけに、鮮やかだ・・・それが気になった。

ここからは、新倉山浅間公園となる。

 

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 これから忠霊塔の裏の丘に上がる。

 

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ようやく、あの景色に到達する。

 

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『展望デッキ』

それほど広い場所ではない、段差があり、お立ち台も用意されている、

桜の季節は大変そうだが。

 

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富士山と忠霊塔の景色が、ミシュランガイドに紹介されて、有名となった。

この結果は、周りの外国人観光客の数だ。

 

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ここに来るのは午前中がよいとのことだ。
午後は曇りがちということだろう。

 

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よく見ると、富士山から雪が舞いがっているのか・・・。

周りには山が無く、風を遮るものが何もない、だから冬の富士山登頂は難しいのだろう。

 

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『明治大帝聖像』

見る先は、もちろん日本一の富士山だ。

 

この上にはさらに道は続くが、たいていの人はここで引き返す。

(私もね。)

 

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富士吉田市民愛唱歌

ここにはいつも富士がある~♪ 

 

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下りは、正面に富士山があるので、足の踏み外しに注意だ。

 

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参拝を終え、鳥居をくぐると正面には富士山が見える。

なんという贅沢な神社参拝だ、そして最高のフィナーレだ。

 

今回の富士の旅はもう少しだけ続く・・・。

 

富士急行の旅(新倉富士浅間神社編)完


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