KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 曽我梅まつりに行こう!(2019年02月24日)

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ヘッドが映っていないが、ふじさん号が本厚木駅に入線する。

(なんて中途半端な写真だろうか・・・・)

本日も乗客はまばらだ、このふじさん号は他のロマンスカーとは異なりオンライン購入

ができない、その為窓口か券売機での販売のみとなる・・・かなり使い勝手が悪いの

だ、これも小田急JR東海に跨っていることが要因なのだろう。

  

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1週間ぶりだろうか、これまで一度も乗ったことがないのに2週間連続で乗るとは、私も偏った旅をしているものだと自笑する。

 

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定刻通りに松田駅に到着。

国府津行きのホームに渡ると左方向にはふじさん号がまだ停車をしていた。

 

私は一旦松田駅Suica清算をして券売機で下曽我までの乗車券を購入した。

下曽我には駅員がいるのでそこで清算してもよかったのだが。

(かなり時間がかかりヒヤヒヤしたが。)

 

松田駅前には大勢の人がいたが、彼らは我々とは目的が異なる桜族だ!

彼らは河津桜を愛でる、

私たちは梅族であり梅を愛でる集団なのだ。

 

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何人かはふじさん号の写真を撮っている、なかなか人気じゃないか!

※この画像には写っていませんが。

 

そしてこれがロマンスカーMSEの裏の顔だ(笑)

『だせぇ・・・。』

 

ちなみに山の中腹に見えるピンク色は河津桜である。

 

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梅族は御殿場線に乗り込む、御殿場線は車両数が少なく大混雑かと心配したが、都心

の通勤ラッシュと比べれば天と地ほどの差があった。

  

松田駅下曽我駅へ。

 

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神奈川で梅の名所といえば、湯河原梅林、小田原フラワーガーデン、そして曽我梅林だ。( 諸説あり!)

 

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下曽我駅だ、蔵を模したかのような佇まい、

一本の梅が良い感じだ、私なら河津サクラを植えて、ツッコミを期待するだが。

「サクラやないかーい!」

 

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よくみると駅名の文字が『はねず色』だ。

 

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下曽我駅から見たところだが、右手にはバス停があり、ここで旋回するために広く取られている、係員に聞くと運行時間は遅れ気味という。

 

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駅前にある曽我乃正栄堂さんだ!!

 

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もう一度書こう、!

『曽我乃正栄堂さんだ!!!』

ここで力餅を帰りに買った、美味しかったぞ。

 

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『曽我の傘焼きまつり』のポスターを発見。

曽我兄弟の仇討の際、松明替わりに傘を燃やしたという故事にちなんでいるという。

5月に行われるという・・・メモメモと。

 

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とりあえず皆さんの後をついていくことにする。

 

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曽我梅林』の石碑を発見。

 

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そして小田原市梅の里センターに導かれた・・・。

中に入り曽我梅林のマップなどをもらおう!

 

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梅の里センターを出てからも人の後をついていく。

本日は他力本願なワ・タ・シ。

 

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御殿場線沿いを歩いていく。

『奇跡だ!! 本数が少ないのにこのタイミングで出会うとは!』

(そして奇跡は2度起こる)

 

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その先にあるのが原会場(原梅林)だ。

 

下曽我駅⇒小田原市梅の里センター⇒原梅林へ。 

 

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曽我梅林とは、どこぞの場所ではなく、

原梅林、別所梅林、中河原梅林の3つの総称である。

 

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梅は冬から春へ変わる節目を感じさせるくれる樹木である。

これからまだまだ寒い日もある・・・それでも春の足音を感じさせてくれるのだ。 

 

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ようやく別所会場の看板が見えてきた!!

この会場がメインと言っていい!!

 

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『白加賀(しらかが)』の梅林だ。

梅酒!!!!!!

東日本の代表的な梅である、群馬が名産地だ。

ちなみに梅の生産量NO,1は 和歌山県、NO,2は群馬県だ。

 

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お店が出現、ここだけ人密度が一気に跳ね上がる!

ちなみに貸ゴザがあることに注目しよう。(画面左側)

 

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みかんが売られている、もちろん梅干しも売られているよ。

 

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菓子もあるよ。

 

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そして露店が並ぶ、やはりたこ焼きは定番だ。

『小麦粉と蛸でなぜうまい!!』

 

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しだれ群、ピンクが濃い。

これで青空ならより映えるのだが・・・・。

 

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『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』

おい! これは小野小町の桜を詠んだ歌だ!!

 

『人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける』

梅の歌はこれだね、紀貫之

 

かつて日本では『花』といえば『桜』ではなく『梅』であった、

そして平安時代に入り、花といえば桜へと変わっていく・・・・。

 

『 久方の ひかりのどけき春の日に しづ心なく 花の散るらむ』

その頃詠まれた超有名な歌だ。(桜だけどね・・・。)

誰もが学生の頃、一度は見て、読んだことがあるであろう。

音読すると、なんと美しい響きだろうか・・・。

 

しかし梅にも素晴らしい言葉がある、

『塩梅』だ、これは「あんばい」と読む。

これは料理の味加減、物事の具合・調子、健康状態などを現す万能な言葉だ。

田舎のおばあちゃんがよく使っていたので、今でも使ってしまうのだが、

今ではマイナーなのかな・・・。

 

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写真展を見てみる、晴れていれば富士がこんなによく見えるのだ。

 

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鳥居があるので、もちろん社もある。

 

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この時期だけ、この社の周りは多くの人で溢れかえる。

 

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下久保・防田の氏神・八幡社。

 

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うめの里食堂も多くの人で賑わっている。

梅のシーズン外はどうしているのだろうかと素朴な疑問。

おそらくは、海の家的にオフシーズンは閉まっているのだろう。

 

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梅の入ったメニューが並ぶ、お店の隣ではお餅が売られており列をつくっていた。

梅の香うどん、梅ちくわ、梅ごはん・・・。

そしてお餅はからみもち、きなこもち、あんこもち、それぞれ200円だ。

 

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ここから上へ行くと見晴台がある、ここからの眺めは素晴らしいのだが、体力が削られるという・・・。

中河原梅林は下曽我駅を挟み反対側にある、近くには瑞雲寺があるのでおススメだ。

 

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撮影スポットの紹介だ、富士山としだれ梅群の2つだ。

 

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土手の上を少し歩き、梅を上から見下ろしてみる。

 

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梅は枝から生えているので、木の本体のほうが目立つ、

桜はその反対でわさーと花が咲いており賑やかだ、

しかしどちらが良い、悪いの話ではない。

『みんな違ってみんないい』(金子みすゞ)の世界だ。

 

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うっすらと富士山が見えている!!

 

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拡大しよう!

見えないよりはいい!

 

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そして13時30分から寿獅子舞が始まる。

本日は2回ほど上演するのだ。

ちなみに、2月11日には流鏑馬が行われたという。

 

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曽我の獅子舞は一人で操る一人立ちだ。

江戸時代から行われていたが戦時中に途絶えてしまった・・・・・・・・。

やはり戦争は絶対にしてはならない。

しかし、昭和22年、曽我の男たちは立ち上がる。(プロジェクトX風)

 

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伝統は残したい、誰もが思うだろう。

しかしそのために行動する人は多くはない。

 

小田原市には、

小田原民俗芸能保存協会があり、伝統芸能の保存、次世代への継承を行なっている。

 

小田原囃子

小田原ちょうちん踊り

栢山田植歌

下中座相模人形芝居

などがある。

 


曽我梅まつり2019①

 

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そして、もちろん寿獅子舞もそうだ。

 

舞台では、獅子が手毬で遊び疲れて寝てしまう。

(かわいいな~。) 

そこに、ひょっとこと笑い面の2人が通りかかる。

 


曽我梅まつり2019②

 

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仁羽の2人は獅子を捕まえようと思案する。

もうオチは想像できるだろう。

続きはユーチューブで!(笑)

 

結局、獅子が起きてしまい、仁羽は追いかけられて逃げまどう。

 


曽我梅まつり2019③

 

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曽我別所寿獅子舞保存会の皆様でした。

この後は、獅子噛みが行われる、子ども限定だとよ。

こうして、大人は会場を後にしたのだった。

 

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帰る頃に青空が見えてきた。

 

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梅は控えめだ、小さい画像だと梅が見えず、木々しか見えないという。

だが、そんなおしとやかな梅がみな好きなのだろう。

 

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御殿場線がコトコトと走っていく、

かつてこの線が東京と名古屋をつなぐ大動脈の一線だったのだ。

 

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もう春はそこまで来ている。

それを感じさせる曽我梅まつりであった。

 

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梅干しは好きではない、梅酒はそこそこ好きだ、梅まつりは好きだ。

このバランスが良い塩梅だ。

 

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看板にあるように曽我には35.000本の梅の木がある、

これは多いのだろうかと考えてしまうが、

円に置き換えるとこんなものか、35,000円。

KitのブログPV数と考えると多いぞ!35,000PV!!!

と思ってしまう。

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これから国府津に出て東海道線で横浜へ帰ることにする、

向こうの景色を見ると、さらに山の端がくっきりと見えるようになってきた。

すこし後ろ髪を引かれる気分だが、この時間でひくのがよい塩梅だ。

(まだいうか。)

 

春の樹木では、

『梅・桃・桜』が代表格だろう。

(ウメ・モモ・サクラ という響きがいいよね!)

次に来るのはモモだが、モモの名所はどこだろうと知識を持たないことに気づく、

山梨?

 

今月末は、吉野の桜だ、おそらくは2部咲きか?!

咲こうとするその刹那を愛でようではないか。

 

モモはどうしよう?

 

 曽我梅まつりに行こう! 完