土肥祭の開催日は4月第1日曜日、
ということは、今年の開催は2019年は4月7日だ。
さて、『土肥祭り』とは?
湯河原の英雄・土肥実平公をしのぶ祭りと理解してもらおう。
正式には『第89回 土肥祭 武者パレード』という。
武者パレードは1180年(治承4年)に源頼朝が伊豆国で挙兵し石橋山へと出陣する様子を再現したものだ。
では土肥実平とは?
『鎌倉時代の武士だ!』
では終われないので少し書こう。
土肥実平は石橋山の戦い(1180年)で平氏に敗れた源頼朝をしとどの窟で匿い、岩海岸から房総半島へ逃がすことに成功した。
【 石橋山古戦場 】小田原市
【 しとどの窟 】真鶴
【 しとどの窟 】湯河原
※しとどの窟は2つの候補地がある。
【 岩海岸 】真鶴
その後は西国での平氏との戦い、奥州征伐にも参加をして功績をたてた。
実平は現在のJR湯河原駅周辺に館を構え、小田原周辺までを支配したとされている。
実平は支配した地名から「早川殿」と呼ばれ、実平の子孫が小早川と名乗るようになり、毛利元就の三男・小早川隆景へとつながるのだ。
ということで・・・いざ、出陣だ!!
これから湯河原に向かうのだが、
小田原駅も変わったものだ、すげー綺麗になっている。
湯河原には9時過ぎには到着した。
素直に東海道で行かないところが私らしい。
ゆっくり、静かに温泉を楽しみたいなら湯河原、賑やかに町歩きしたいなら熱海と、
勝手に思っている。
華やかさはないが良い場所だよ。
駅前から神社まで武者行列のノボリがたっている。
新幹線の高架線をくぐるとすぐ目的地だ。
9時25分に五所神社に到着した。
目の前には新幹線が走り最高のロケーションである。
土肥実平・源頼朝・北条義時・政子に扮してパレードする、それがこの祭りの目玉だ。
まだ主役級は参陣していない。
ここで北条政子が登場する、さすが凛々しい。
9時45分、地元学生の演奏が始まる。
次に「焼亡の舞」がはじまる。
石橋山の戦いに敗れた後、自分の館が焼かれるのを見て、
実平が舞ったといわれる「焼亡の舞」(じょうもうのまい)が披露される。
次に『武者の名のり』が始まった、まずは源氏の棟梁・源頼朝だ。
※扇子はあんちょこだ。
『しっかり読め―!』と暖かい激励が飛ぶ・・・。
次に北条政子。
さすが政子、何も見ずに話している。
もしや被り物に書いてある?!
湯河原・郷土の英雄 土肥実平の名のりだ。
どうしても武者姿と眼鏡には違和感を感じる。
では五所神社に参拝しようかな。
次々と名のりは行われている。
なんか歌っている武将もいるぞ!!!
これはDA PUMPの『U.S.A.』の替え歌だ・・・・。
『う〜ん。』(眩暈が・・・)
まだまだ、続いていく。
(1)五所神社(10時00分~)
武将の名のり、出陣の儀、焼亡の舞 が行われる。
(2)湯河原駅に向かって出陣(11時00分~)
(3)湯河原駅構内(11時30分~)
焼亡の舞、武者の名のり、出陣の儀
(4)城願寺(13時30分~)
というスケジュールとなる。
土肥祭りのプラスして、
その歴史と足跡をたどる旅をしても楽しいかもしれない。
・石橋山古戦場
・岩海岸
・しとどの窟
これはほんの一部である。
『重忠まつり』は4月第2日曜日に開催される。
さらに同時期に・・・、
『鎌倉まつり』も行われている、4月上旬は鎌倉フィーバーだ!!!!
4月は皆さんの郷土の英雄に思いを馳せてもよいかもしれない。
私は特急踊り子号で川崎へ向かう。
川端康成に感謝だ!
この小説家がいなければ『特急あまぎ』だったかもしれない。
なぜ、川崎に向かう?
今日は『あの日』なのだ・・・・・・。
土肥祭りに行こう! 完