「何回も行きたいと思える旅先及び観光地はありますか?」
いきなり質問で始まる旅日記!
私なら、神奈川なら鎌倉、
関東外であれば越中八尾であり、さらに近場なら由比と答えるのだろうか・・・。
由比の町は何度も行っているが、なぜだか飽きない、
それは私が桜エビとさった峠が好きだからかもしれない。
それだけは弱いな・・・。
こじんまりとした町、そこから見える富士山に駿河湾、遠方に見える伊豆半島・・・、
町を歩けば旅の郷愁にかられる・・・。
食べてよし、散策してよしと完璧な場所なのだ。
そしてこれまで達成できていないことが1つだけあった。
それは「桜エビの天日干し」を見ることだ。
桜エビの一大イベントといえば、由比・蒲原地区の春と秋の風物詩と言われている
「桜エビの天日干し」だ。
皆さんも一度ぐらいはテレビや本でその光景を見たことがあるかもしれない、
黒いメッシュのシートにピンクの桜エビがいっぱいに干されており、背後には富士山が
映っている光景を!
『なんて、すばらしい!!』
(1)天日干しの期間は、
春漁は、平成31年3月24日から令和元年6月5日まで。
秋漁は、平成30年11月12日から平成30年12月13日まで。(昨年実績)
静岡県のHPより。
(2)天日干しの条件とは、
1.前日に出漁していること。
2.当日の天候が晴れであること。
3.「干しえび」加工に適した桜えびであること。
桜えび漁は、休日の前日は出漁いたしません。(土曜日、祝前日)
静岡県のHPより。
かなりやっかいな条件がそろっている。
時期的制約、条件的制約の2つをクリアしなければならない。
①の「前日に出漁していること」とあるが、
これについては素晴らしい取り組みがされているのだ。
当日の14時頃に054-376-0439にて確認することができる、
テープによる自動再生電話となっており、出漁したかどうかを聞くことができる。
そして、それらの条件が5月25日(土)に揃ったのだ。
はじめは電車移動による神奈川近隣の散策を考えていたが、全ての条件が揃ったことがわかり、一気にテンションが上がる!
これは「行け!!」という天命だろう(笑)
そして「由比への旅」が決まった。
前日の夜まで電車移動か車移動か、迷っていた。
電車では時間がかかるし、歩く距離も長く、時間を使いすぎてしまう。
それに周るエリアが限定的となってしまう。
久しぶりに由比に行くんだし、桜えび館にも行きたい、
なら「車で行こう!」
今回の旅ではテーマごとに分けて書くことした。
①桜エビ 天日干し
②富士橋梁 新幹線撮影
③さった峠 散策
桜エビの食事
④大淵笹場茶畑
横浜は7時に出発した、少し遅いな。
大和トンネル辺りではペースダウンこそしたが、そのあとは順調に由比まで行くことが
できた。横浜から由比は距離にして約120kmほどだろうか、遠くなく、近くもないバ
ランスの良い距離感だ。
グーグルマップには「桜えび干し場」として表示されている。
なんと頼もしいことか!
駒門PAから富士山がはっきりと視認できた。
ここまでは富士山がはっきり見えていた、
しかし静岡に近づくにつれて、霞んでいってしまった・・・。
9時近くに富士川緑地公園スポーツ広場に到着した。
富士山の輪郭は 少し妖しくなってきた・・・。
富士緑地公園。
最寄り駅は新蒲原駅、駅から徒歩35分ほどだ。
そして反対側には桜エビの天日干しが広がっている!!
KIT「アレ?!」
なんか少なくないか?
いや、テトラポットの向こうも干し場となっているはず、行ってみよう!
KIT「ん?!」
こちらも少ないぞ・・・。
でも、一つ一つは おいしそうな桜エビだ。
こちら側はさらに真っ黒、ピンク色の絨毯は少なかった・・・。
今は不漁らしい、残念だな〜。
でも念願は叶った、『これはこれでよし!』としよう。
『富士山と桜えび』
冬の富士山は冠雪もあり、空気は澄んでいるため輪郭もくっきりする、
だが春夏は、こんな見え方が多くなる、
確率論からすれば、かなり低くなる・・・のは仕方がないとは言え、
冬は冬で周りの景色が寂しくなる、
なかなか、思うようにいかない・・・。
ここから少しだけ上流に移動すれば、
新幹線の鉄橋が見えてくる、富士川橋梁という場所だ。
いわゆる新幹線のお立ち台といわれる場所だ。
これから行ってみよう!
由比で桜エビの天日干しを見よう! 完