KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

【島根の旅⑤】山陰を走ろう!いざ!遠方の江津へ(2019年07月21日)

『江津』

関東の人はほとんどの人が知らないだろう。

(江津の人、気分を害さないでください)

『えつ?』

『いやいや、ごうつです!』 

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しかし私は気になっていた!!

江津市は、高等学校「地理A」の教科書において、「東京から一番遠いまち」として取り上げられた。 

 ここで皆さんの疑問は1つだ、

北海道、沖縄のほうが遠いだろうと考えるだろう。

『遠い』といっても、本州にて、交通機関・鉄道を使った移動時間という条件だ。

たしかに浜田や萩などは関東からスゲー遠く感じる、それに移動がとても不便だ。

 

さぁ、叫ぼう!

「 来たぜ! 江津市よ!!」

 

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江の川の脇に車を停車する。

MAPの赤丸の場所だ。

 

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左には江の川、右に見えるのは廃線跡だ。

 

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北前船花の里』の看板

かつて江津本町は日本海沿岸交易、江の川船運の要所であった。

 

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日本海にそそぐ江の川、とても雄大だ。

 

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こちらが鉄道遺構、江の川の隣りを走っていた。

 

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これは三江線の橋脚だ、先にはかつての江津本町駅があり、駅から江の川を見ることができる風光明媚な駅だったらしい。

 

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高架下を通れば山辺神社、そして旧江津の市街地がある。

散策に行こうではないか!!

  

 山辺神社へ。

 

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神社前の駐車場に停める。

そこにはこんな案内板があった『天領江津本町甍街道』

 

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まずは参拝しよう!!

 

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神社前(駐車場前)には旧江津町役場がある、今では『甍街道交流館』として使われている。

この地は江津町江津市の行政と経済の中心として栄えた町である、

1962年の市庁舎移転に伴い、江津中心地としての役割を終えることになった。

 

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『甍街道』へ。

天領とは幕府の直轄地ということだ、それほど重要な要所ということだろう。

 

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静かな時間が流れる。

とても落ち着く町並みだ・・・。

こういう出会いが旅の醍醐味の一つだと思う。

 

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これは「鼻ぐり石」という。

荷物を運搬してきた牛や馬をつなぐ為の石だ。

この通りにはかつて廻船問屋が軒を並べていたという、その雰囲気を感じることができる。

 

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突然、洋風のオシャレな建物が現れた、

一見浮いているようにも思えるが、これが意外にもマッチしているという不思議。

 

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『旧江津郵便局』

うん! おシャレだ。

  

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この塀もすげー雰囲気がある。 

 

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よく見るとカニがカサカサと隠れていく、人の気配にとても敏感だ。

それにけっこうでかい。

 

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ほどなくして、三江線の高架下に着く。

(ここに繋がっていたのか・・・。)

三江線は昨年2018年3月に廃線となった、江津駅(島根)から三次駅(広島)を結んで

いた、なんというマイナーな路線だ!!

(乗ってみたかった。)

 

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ここに気になる階段があった。

もう自然に身をまかせているような、そんな感じの場所だ。

 

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登るしかないだろう。

ここは『二楽閣跡』という場所だ、この石垣と草むらにもカニがいる。

 

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蒸すな~、遺構が物悲しい。

 

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まだ上がることができそうだが、これ以上は草がさらに多く繁茂しており断念した。

戻ろう。

 

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江津本町、コンパクトで散策しやすい町でした。

 

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こちらは円覚寺、この隣りの隣りが山辺神社だ。

 

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神社に戻ってきた、しかし暑い・暑い・・。

人はほとんど歩いていない。

 

では、車で移動だ。🚘

 

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江津駅隣りの駐車場に停める。

 

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ここが江津駅だ。

東京駅を7時30分に出発すると、江津駅には15時18分に到着する。

移動時間7時間48分だ、これは東海道新幹線新山口スーパーおきに乗り換えて江津というルートだ、意外にも乗り換えは1回という。

 

しかし、これはかなり最短であり、通常は8時間から10時間はかかってしまう。

私としては岡山駅乗り換えの特急やくもで出雲へ、そこからの山陰線ルートを勧めよう。

 

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関東の皆さん、

江津駅へあなたも来てみませんか?

 

掛け時計を見ると、現在の時刻は11時45分。

江津発12:32⇒新山口着14:57(特急スーパーおき

新山口発15:26⇒東京着19:53(山陽新幹線

が最短となる、しっかし長いな~。

 

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こちらでもゆるキャラしまねっこがいる。

 

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駅構内には手作りカレンダーが!

神楽の上演情報、観光列車の通過情報など、

マニアックな情報が書かれている。

 

素晴らしい!

 

【 おまけ 】

江津から福光海水浴場へ。

予想に反して、晴天となったので山陰のきれいな海が見たい、

そして辿りついたのがここだ。

 

 福光海水浴場。

 

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ここに車を停めて歩くことにした。

やっぱり山陰の海は素晴らしい!

 

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トンネルを通り抜ける。

 

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トンネルの先に砂浜が現れた。

こちらもきれいだ。

 

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ウミネコの繁殖地と書かれているが、珍しいものなのか・・。

よくわからん。

 

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こういう光景が見たかった。

 

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トンネルの前には石碑がたっていた。

誰の歌だろうか・・・。

 

次の目的地は温泉津だ。

 

山陰を走ろう!いざ!遠方の江津へ 完