東北夏まつりの旅・3日最終日、横浜に帰る日だ。
ホテルを6時55分に出立、さらば北上!
これまでは車窓からの景色だけだったが、ようやく北上の地を踏むことができた。
東北新幹線・やまびこ号7時23分発。
北上駅から乗車する客は10〜20人ほどだろうか、
車内はガラガラ、まぁ当然だろう、時間は早いし、通勤もないし、
こんな朝から東京に戻る人は少ないはずだからね。
眠いが、寝るわけにはいかない、強制的に東京行きになってしまう、
1時間20分後には降りねばならない、なぜなら・・・。
福島で降りるからだ。
ガッツリ観光するつもりはない、
『ちょっと散歩にでも行ってくるよ』という感じだ、それは違うか・・・。
途中、くりこま高原駅に停車、
なにがあるんだろうと調べた、
あるのは田んぼだけであった、こんど降りてみるかな・・・。
8時11分仙台停車、出発は7分後?!
隣りには、はやぶさが入線、仙台からの客のほとんどはそちらに乗る、
仙台乗車の福島下車など、希少な人種だろう。 さて、20分後には福島駅到着、仙台と福島は意外と近い、新幹線ではね。
さて初の福島駅改札外へ、
なんでも始めては楽しいものだ。
ももりんのバス停は東口、普通列車の上の高架を渡り反対側に向かう。
荷物をコインロッカーに放り込み、バスターミナルへ!!
そこにはちょうど走り去るももりん号が!
走り去る去ったのは8時45分発のももりん(2コース)だ、
私は9時発のももりん(1コース)に乗った、
ももりんは周遊バスでコースにより少しだけ所要時間が異なる。
だいたい7分前後の違いかな?
いま、福島に何があるのか?
『わらじ祭りだ!!』
8月2日・3日の2日間で市内のお祭りは終わった。
本日4日は神社へのわらじ奉納の日である。
護国神社から羽黒神社へ大わらじを奉納する、9時30分開始と聞き馳せ参じた。
「わらじまつり」のポスターだ。
今年は記念すべき50回目とのことだ・・・。
そして8月2日の予定には「ダンシングそーだナイト」と書かれている、
これはポップな感じのものかな・・・。
「わらじまつり」は「暁まいり」を由来としている、
福島市民の健脚を願い昭和45年から始まった。
さて、しっかりと定着するのか?
福島駅から福島テレビ・バス停へ。
降りるバス停は福島テレビ・バス停だ。
(料金は距離関係なく100円均一)
その社屋脇の道を進むと山?丘?に突き当たるので左に上がって進むと大鳥居が見え
る、あとは迷うことは無いだろう。
信夫山へ。
(これは「しのぶやま」と読むらしい)
※福島市のシンボルだ。
それにしても暑い、ただの坂なのにいつも以上に汗をかく。
すぐに護国神社に到着(バス停から徒歩10分)
臨時駐車場にはトラックに乗る大わらじがあった。
『見物人は10人ほどかな、物好きめ!』
オレもだよ!!
帽子を被っているのはわらじまつりの総合プロデューサー
時刻は9時20分、
まだ開始までは時間があるので護国神社に参拝しよう。
境内は広く、駐車場も100台ほどのキャパシティがある。
手水舎の向こうには大わらじが見える。
護国神社隣りの臨時駐車場が集合場所となっていた。
開始10分前のため、急いでの参拝となったが、もっとゆっくりしてもよかった。
トラックから大わらじを降ろし、ついに地上へ降り立った!!
しかし9時30分を過ぎるも動きがない・・・。
何か、誰かを待っているのかな?
9時40分過ぎ、関係者の挨拶が始まった。
とうとう始まる。
9時47分、大わらじが移動を開始する。
40人から50人ほどで持ち上げているのだろう。
目の前を通過していく、やはりでかい、大わらじ!!
神社前を通過していく。
長さは12mほど、そして重さは2tという。
黒沼神社の脇を上がっていく。
車を規制しているわけではないので、車が来ればよける。
少し休憩だ!!
軽自動車から台を持ち出し走る男たち。
旧参道との分岐点、ここまでだろう。
「さらば、大わらじ。」
ここでお別れをする。
最後まで見たいのだが、新幹線の予約をしている関係でタイムリミットだ。
東北の夏には、青森ねぶた・仙台七夕まつりと強力な祭りがあり、福島には夏まつりが
なかった、そこではじめられたのが「わらじまつり」という。
少し迷走しているのでは・・という話しもきくが、これからに期待だ!!
ではバス停へ戻ろう。
「FTV(福島テレビ)」が見えてきた。
福島テレビ前にバス停がある、
そして少し早めに着いてしまい1本前のバスに乗車できた。
市内循環バス「ももりん」だ。
福島駅に到着、向こうに見えるのは福島の百貨店・中合(なかごう)だ。
神奈川でいう、さいか屋みたいなものかな。
11時16分発やまびこで東京へ帰る。
東京方面のホームに上がる・・・これで福島とはお別れだな・・・としみじみと郷愁にひたる。
エレベータ正面の電光掲示板を見ると、これから乗車する新幹線が無い!!!!
一瞬、頭が真っ白になるが、
向こう岸のホームを見ると新幹線が2台停車している。
『あっちか?!』
発車2分前、かなり焦る。
上り専用のエレベーターで下りは併設されていない、ダッシュで階段を駆け下りて、
再び駆け上がっていく。
これだ!!
固定観念で上り・下りでホームが完全に分かれていると考えていた。
たまに別のホームに停まることもあるのだ。
だからこそ電光掲示板を見る癖をつけなければならない。
駅ビルでうなぎを食べて、出るまでに時間がかかり、ぎりぎりの移動となったことも
要因の1つだろうか。
次からは気をつけよう。
・余裕をもってホームに向う。
・電光掲示板をみて入線ホーム番号を確認しよう。
・思い込みは良くない。
とこんな感じで東北の旅は終わった。
わらじ奉納にちょっとだけ行こう! 完