シルバーウィークの初日、どこに行こうかと考えていた・・・。
候補としてはいくつかあったのだが、
・成田伝統芸能祭り(千葉県)
・ほろ祭り(埼玉県川越)
のいづれかを考えていた。
そして決まった先が「井筒屋」だった。
井筒屋とは静岡県の由比にある食事処だ。
私のfavoriteplaceである由比。
これで何回目だろうか、何度来てもいいと思える、そんな場所なのだ。
前回の由比訪問時にもこの井筒屋で食事をした、今回で2回目となる。
由比といえば、桜エビが有名だが、その食材を生かし料理を提供してくれるお店は、
数多くある。
その中で最も有名なのはやはり「くらさわや」だろう、
1度食べに行ったが、噂に違わず美味しかった、そして行くまでの道が狭かった・・・。
狭路恐怖症のKIT(笑)はそれ以来行っていない・・。
その他にも「 東海道由比宿 おもしろ宿場館 」上のパノラマテラス海の庭でも食べる
ことができた、過去形だ。
今日気づいたのだが既に閉店していた・・・。
かなりユニークな展示館が併設していたのだが、あれも見れないのは残念だ。
「 東海道由比宿 おもしろ宿場館 」
閉まっている?!
張り紙にはレストラン閉店としか書かれていない。
無常なる張り紙・・・。
桜エビの大不漁により令和元年5月5日に閉店したという。
宿場館も併せて閉館ということか? それとも・・・。
『わからん』
では再び井筒屋に話しを戻そう。
ここには11時50分過ぎに到着した、開店時間は11時30分であり、
その前には到着したかったのだが・・・高速道路渋滞で計画が崩れた。
店内に入るとちょうどMAXで席が埋まっていた。
まだ入ったばかりのお客が多いので、少しばかり時間がかかりそうな様相だ。
そして空く時は一気に空くという・・・。
20分も待っていないだろうか、それほど苦なく待ち時間は終わった。
本日のチョイスは駿河定食だ(1,900円)
これと似たような定食に由比定食がある、その違いは右上の刺身小鉢の有無だ。
『桜エビのかき揚げはやはり美味い!!』
自宅ではこんな厚くはつくれない・・・。
こちらは生シラス定食だ、前回はなかったが今朝獲れたということらしい。
井筒屋の駐車場はそれほど広くはない、6台前後しか停められないと思う。
由比の空には青空が見えるが、雲が勢いを増してきている。
目の前には清水銀行、とってもモダンな建物だ。
斜め先には先程紹介した「おもしろ宿場館」がひっそりとある。
いらつく顔だ(誉め言葉だ)
そこから街道向こうを見ると「東海道広重美術館」が見える、
手前には桜えびサブレーと書かれたお店があり、正雪もなかとある。
『これは気になるぞ!』
次に来たのが「ゆい桜えび館」だ、井筒屋から車で2分だ。
ここも私にはおなじみの場所だ。
ここには桜えび定食を提供する「桜えび茶屋」があり、本日も大盛況だった。
ここはなんとあの「くらさわや」の出店なのだ。
私たちは井筒屋で食事を済ませていたため、目的はその奥にあるお土産屋だ。
ここでは生シラス冷凍(¥750)を2パック購入、その他には・・・。
由比が誇るホワイトシップ印のツナ缶。
「由比缶詰所の特選まぐろ油漬け(綿実油)」
公式HPより
「由比缶詰所のまぐろオリーブ油漬け」
公式HPより
これが美味い!!
ツナ缶が主役になった日だ。
次も買おっと!!!!
ゆい桜えび館のお隣りには「削りぶし製造見学直売所」がある、
ここでは鰹節やいわしを削ったものなどが大安値で販売されている。
ここでは鰹節・かつお節スープ・いわし節(?)などを買ってしまった。
それと東名高速道路の由比パーキングエリア(上り・東京行)でも桜えびの定食が食べ
れる、一度食べたがこれがサイコーなのだ。
全面桜エビを推している!!!
(2017年6月撮影)
しかし由比に来ていると来づらい、清水ICまで戻らないといけないのだ。
もう1つ紹介しておこう。
「浜のあきあげや」だ。
(2019年5月撮影)
※写真は直売所であり、実際のお店は海側にある。
公式HPを営業日を確認してから行こう!
おいおい、題名は「三保の松原に行こう!」だろう!
では「富士山世界文化遺産構成資産登録」の三保松原に行こうか!
※説明口調
井筒屋に着く3時間前、新東名高速道路・駿河湾沼津SA(下り)にいた。
ここからは沼津の町、松原も見える。
なかなかの『絶景だ!』
これから向かう清水には、伊豆半島・土肥行きフェリーがでている。
町田IC付近は大混雑していたが、海老名を越えると混雑も解消されていき、ご機嫌なドライブとなった!
清水ICから降りて一般道で三保半島に向かう。
三保半島の東岸地区に三保松原はある。
ここは無料駐車場だ、大きな駐車場のため、かなりの余裕がみえた。
それほど多くの人が来ていない、連休なのに・・世界遺産なのに・・・。
こっちとしては有難いのだが。
看板にあるように・・・
三保松原には「羽衣の松」が松原の一角にある。
「神の道」も知っている、車でくるとショートカットしてしまう。
「みほしるべ」知らないな・・・何?!
右の建物が「みほしるべ」らしい。
あまり人はいなかった・・・今年オープンしたという、さすが世界遺産だ!
お土産屋が一軒閉まっている。
「悲しいな・・・。」と思っていたら、帰りには営業していた。
「名勝 三保松原」
日本新三景の1つとかかれているが・・・。
日本人の何人がそれを知っているのか。
そう、あまり知らない!!
松が道から生えている、というよりここに道を作ったのだろう。
こんな曲がりくねった松もある、海からの風で捻じ曲げられたのか、
もう芸術の域に達している。
少し歩くと、松の向こうには海は見えてきた、
それもとびっきりきれいな海がね!
この瞬間が好きだ。
こちらが「羽衣の松」だ。
水浴びをしていた天女が羽衣をかけていた松だ、
猟師は衣を見つけ、天女から取り上げてしまう。
そして衣を返すことを条件として、天女の舞を見せてもらうという話だ。
『なんか、悪いやつだな・・・。』
物語には意味や教訓があるものだ、この物語からは何が学べるのか?
こんな一節がある、
天女は舞うには羽衣が必要と言う、
漁師は衣を返したら天界に帰ってしまうのではないかと躊躇うのだ、
その時天女は言う、
天界には嘘や疑いというものがないと。
漁師は思う、自分はなんと浅ましいのだと恥じたという。
しかも人のものを取り上げて、さらにということだ。
このあたりに考えるさせられる何かがあるのだろう。
ちなみに、
羽衣の松は世代交代しており、これは三代目だ。
羽車神社とおみくじが見える、そして松の間からは駿河海と伊豆半島が見えた。
「海だ!!」と叫ぼう。
そして、暴れん坊将軍!!
そう、ここは時代劇のオープニングシーンで使用されたらしい。
さて肝心な富士山はどうか、これまでの対戦戦績は0勝全敗だ。
「見えた!!」
数年来の戦いに終止符が打たれた?!!
雲がっかかっているので「0勝全敗-1 ・1引き分け」としよう。
KITの『三保松原で富士山を見よう!』はまだ続くだろう。
最後の滑り込み登録となる、当時はたしか富士山からの距離が問題になった。
富士山‐信仰の対象と芸術の源泉は25資産で構成される。
そんなに覚えられるか!
という人の為に簡単に書いてみよう。
・富士登山道・多数
・富士周辺の湖たち
・富士周辺の浅間神社・多数
・忍野八海のいろんなもの多数
・御師住宅・2つ
・胎内樹型・2つ
そして、三保松原だ。
終わり!
万葉の頃から唄われてきた景勝地、
その頃から景観は多少なりとも変わったと思うが、何百年後においても景勝地であるこ
とには変わりはない、なんか考え深い。
波の白、コバルトな青、そして深い青、空色と・・・
この景色は千年前から変わらないだろう。
何組か奥に歩いて行く姿が見えた、私も流されて歩いてみよう。
富士山は気まぐれ、すぐ雲に隠れてしまう。
雪を冠した富士山が富士山らしいのかもしれないが、夏の富士山もとても控えめでいい、それでも自己主張はしっかりしている、そんなところが好きだな。
では戻ろうか。
オーパーツ発見だ。
石の塊の中に松ぼっくりが置かれている・・・。
そして羽車神社で参拝する。
近くには絵を描くおじさんがいた、次回いたらじっくり絵を見てみたいものだ。
帰る頃にはこのような感じになっていた。
後から来た人はどこに富士山があるのと聞いていたぐらいだ。
この道を行けば遊歩道になっている、今度行ってみてもよいかもしれない。
こちらではお店が営業していた、
こういう光景はホッとする、静岡おでんは美味しいよ!
薪能が10月におこなわれる。
天女による舞が披露されるというのだ、闇夜で行われる光景はさぞかし幽玄なのだろう。
朝、廃業したと思っていたお店が開店していた。
注目すべきは羽衣伝説がわかりやすくパネル5枚で描かれている点だ。
向こうには神の道があり、それは御穂神社まで続く。
御穂神社では羽衣の切れ端が保蔵されているらしい・・・・。
駐車場もきれいに整地されている、さすが自然遺産は違うぜ!!
では昼飯を食べに井筒屋に行こう!!
と最初に戻る。
三保松原に行こう! 完