海が見える◯◯っていいよね。
『神社から海が見える』これは素晴らしいロケーションだと思う。
今回は『海が見える駅』に行ってみようと考えた、このシチュエーションも最高だろう
と思う、それに本日は晴天だ.
海駅日和と言っていいだろう。
全国には数多くの海が見える駅があるはず、
しかし今回は近場の神奈川県内という縛りにした。
私が知っている海駅は数カ所であり、それが全てと思うのだが、どうだろうか。
もし、知っている方がいたら情報を頂きたい!
その神奈川の海駅を1日で巡ってみたいと思う、駅から海が見えるってことは、
海が近いということ、そのまま海岸または浜辺まで行ってもいいだろう、
会社での悩み、疲れなど、リフレッシュができるかもしれない。
では、海駅へ行こう!
まずは、向かったのは、横浜駅からもっとも近い海駅だ。
ここで、ピーンと来る人は通だね!
横浜発7時02分のJR京浜東北線に乗りこむ、
3つ目の駅で降りることになる、その駅名は鶴見駅だ。
鶴見着7時18分。
鶴見といえば鶴見線、神奈川県の超ローカル路線だ。
同じJRなのに駅構内に改札がある、
そして改札を通ると別世界、40年前にタイムトリップしたような錯覚に陥る。
鶴見線は支線が多く、行き先には注意しよう、行き先は、もちろん、海芝浦!
鶴見発7時26分の海芝浦行きに乗車する、
さて、何人が生き残るか!?
浅野駅に到着、この駅は降りる人が多い、
皆さんどこにいくのだろうかといつも疑問に思う・・・。
「新芝浦駅」
これを海というべきか、運河というべきかは、その定義を広辞苑で調べなくてはならな
いだろう、でもそれは後世の歴史家に託そう(笑)
新芝浦駅を過ぎると見えるこの敷地、公園?!
もう終点・海芝浦駅は近い!!
終点・海芝浦着7時37分。
見ての通りのオーシャンビュー!!
その先には横浜の名所・横浜ベイブリッジも見える。
〔 海芝浦駅 〕 JR鶴見線
手前に見える橋は鶴見つばさ橋、そこを走るのは首都高湾岸線である。
これが 京浜工業地帯だ!!
休日出勤の数名だけが、ゲートを抜けていく、
私はスイカの出場にタッチして、入場にタッチした、その時間1秒だ。
正面には東芝さんのご厚意により公園が開放されているのだが、
この時間では施錠されている。
海芝浦駅、鶴見線の最終駅だ、ここは横浜の秘境ともいわれる袋小路。
ホームにおりた瞬間、目の前には海が広がる。
これだけなら全国にはいくつか同じ条件の駅はあるだろう。
この海芝浦駅の特筆すべきところは、
一般の人はこれ以上先には行けない、駅から出してくれないのだ。
ここは、東芝社員向けの駅であり、本来それ以外に用途はない。
しかし、いつしか有名になり、休日には子供とピクニックにくるような場所となった。
「駅から出れない駅」
こんな駅は全国でここしかないだろう。
それに鶴見線の本数は少なく、ノープランでくると痛い目にあうので、注意しよう。
到着後3分で折り返す。
海芝浦発7時40分の鶴見駅に乗車した。
1人だけホームに降りずに、そのまま乗車していた人がいたが、これはよいのだろう
か。
いい景色だな、定期的に来たくなる、そんな駅だ。
滞在時間約4分。
車掌さん「この人、何しにきたんだろう・・・。」
一旦、鶴見駅にUターンして、
JR鶴見駅から京急鶴見駅に向かう、徒歩で3分ほどの距離だ、歩く距離は少ないが、
信号待ちで時間がかかってしまうのだ。
これから向かうのは、三浦海岸駅だ。
突端までは行かないが三浦半島の奥地であることに違いはない。
京急鶴見発8時08分の急行に乗車する、次の駅の神奈川新町駅(8時13分着)で下車。
京急では特急に乗ることが多くなる、主要駅のみの停車、目一杯飛ばして目的地に向か
う。
今回も神奈川新町で特急に乗り換える、
相鉄線と同じで特急は名称であり、特別料金や特別車両を使用しているわけではない。
神奈川新町発8時16分の特急・三崎口に向かう、
上大岡、金沢八景でかなりの降車があり、程よい乗車率となり、三浦半島を疾走する。
特急といえど、15駅に停車して、三浦海岸駅に停車、次は終点・三崎口駅となる。
堀内駅からは浦賀線と分岐すると各駅停車となり、全ての駅に停まることになる。
新大津に着いても、車両にはそこそこ乗っている、それなりに需要がある路線とわか
る。
かなりの時間を乗車しているが、疲れはない、
座席のソファーのおかげだろうか、かなり厚みがあり、弾力があるように思える、
これはいい!
三浦海岸は、2月には河津桜で大変賑わう。
また、三浦大根の産地としても、それなりに名が通っている。
「みさきまぐろきっぷ」というお得なチケットがある、
発着の往復乗車券・バスのフリー乗車券・まぐろ丼など食事券・指定の施設で使えるお
もひで券がつき、横浜からは3,480円となる、検討してはいかがだろうか?
三浦海岸着9時06分。
では下り線ホームで海を探そう!
見えた!!
なんて控えめな・・・海だ。
その先に見えるのは房総半島。
こっちはさらにわかりずらいね。
河津桜の咲く頃には、この駅名標が桜と菜の花ヴァージョンに変わる。
駅から4分ほどで海に出れる、
駅からの光景がとっても消化不良であった為、近くまで行ってみることにした。
この海が見える瞬間はいかなる時であっても高揚感がある。
シーサイドラインのサイクリングも楽しそうだ、
というか以前、ここを走ったことがあったような・・・。
遠くには、ヨットが多数浮いている、それもものすごい数だ。
房総半島が近い、房総の旅も行かないとな・・・と心に感じたKITであった。
久里浜から浜金谷までフェリーが出ている、海旅もいいかもしれない。
海をチラ見して、三浦海岸発9時24分に特急に乗車した。
車窓からのほうが海がよく見える。
三浦海岸駅から出発すると、わずかな区間であるがこのような光景を目にできる。
これから横須賀線に乗り換えたいのだが、接続が悪いことに気づいた。
京急久里浜駅とJR久里浜駅間を歩き、乗り換えができればよいのだが、
40分も待てないので、京急新逗子駅とJR逗子駅で乗り換えることにした。
金沢八景駅着9時53分、
ここで乗り換えるとなる、京急逗子線に乗り換え新逗子駅へ向かう。
途中駅・神武寺駅に停車した、ここには東洋のマチュピチュがあるとの噂を聞くが、
真偽はいかほどか、これは後世の探検家に託そう。
新逗子には10時05分に着いた。
早足で向かう、よい子は走ったりしちやだめよ。
JR逗子駅、なんか駅らしくないんだよね、なんでだろう・・・。
かなり無理がある5分間移動だが、どうにか乗ることができた。
横須賀線・成田空港行き(逗子発10時10分)に乗車、
息が整う頃、10時14分に鎌倉駅に着いた。
ここまで来れば、わかる人もいるだろう! 海といえば、江ノ電だ。
しかし、駅海はそんなに多くない、というか1つしかない。
江ノ電構内は、いつも通り人で溢れている、
鎌倉発10時24分の藤沢行きに乗車、一応今回は海側のドア付近に陣取った。
満員の車内も、長谷駅で一気に掃き出される、
これもいつもと同じで光景、長谷寺・高徳院があるからだ、御霊神社も雰囲気がよいの
でオススメだ。
程なく、車窓には海が現れ車内がざわつく。
鎌倉高校前着10時42分。
完全無欠のオーシャンビューだ。
〔 鎌倉高校駅前 〕江ノ島電鉄
江ノ電と海は良く似合う。
ホームの目の前は海!!
海と線路の間には、134号線が走る。
折角だし駅の外に出てみよう、
少しだけ運賃が惜しいと思ってしまったが、
この大海原を見ていると自分の心の狭さが情けなくなった・・・(笑)
次の藤沢行きに乗らねばならない、あまり歩きすぎると踏切りが閉まり、
向こう岸に渡ることができなくなる・・・それはシャレにならんだろと少し警戒しなが
ら歩く。
相変わらず、スラムダンクの聖地は大人気だ、多国籍語が飛び交っている。
そしてビートルズがなぜか思い浮かぶ。
では、次の藤沢行きに乗車しよう。
10時54分藤沢行き、これで江ノ島駅に向かうぜ!
手前の人、進撃の巨人を読んでいるんですが!!
江ノ島駅。
お土産屋の配置が変わり、以前の場所にはタリーズが営業していた。
江ノ電を見送る、というかこの踏切の先に次の駅があるのだ。
ここも最近リニューアルされたのだろうか、
なんだか真新しい、そして富士山が観れる展望台までできていた。
これが2回目の利用なので気づかなかっただけなのかもしれないけど。
10時04分発・大船行きだ。
車内はガラガラ、シートは派手、
進行方向左側には富士山も見える、さらには上から俯瞰して景色を眺めることができる
ので、気分がいい。
隣の駅・目白山下駅に到着。
1分間の乗車、歩きでいけるレベルだった。
あまり馴染めない駅名、
東京の目白、横浜の山下・・・なんか合成のような感覚に陥る。
下には道路が見え、あまり見ない光景が楽しい、そんなことより海だよ。
正面に発見! 湘南の海だ。
〔 目白山下駅 〕
さらに拡大、爽快感は無いが、得した気持ちにはなる。
目白山下発11時13分
ピンクリボン号が入ってきた、こちらも空いており大変ありがたいが、
経営は大丈夫だろうか、平日は通勤・通学できっとあふれるのだろう。
考えてみると、この路線は観光ではあまり使わないのだろう、大船でわざわざ降りて、
モノレールで江の島というのは少ないと考えてられる、なんだかもったいない。
大船観音が見えてくれば、もう空中散歩は終わりだ。
大船には11時26分に到着した、これからは東海道線に旅に突入する!!
神奈川の『海駅』に行こう!【前編】 完