大人の遠足シリーズ第5回・2日目だ。
熱海に来ているが、どんな遠足になるのか、ではスタート!!
朝目覚めると、ここが自宅ではないと気付く、
カーテンの向こうには知らない景色が広がっていた。
『ここはどこだろうか・・。』
熱海は静岡県の最東端に位置しており、我が神奈川県の風が吹いてくるほど近い場所と
いえるだろう。
その為、静岡という感じがしないのも熱海の特徴だろうか。
ロビーには人がいない、
大手開発グループの人達は昨夜騒ぎ疲れてまだ寝ているのだろうか。
大学のゼミの学生はロープウェイに乗ると言っていたが、もう出発したのだろうか。
しかし残念ながら本日は曇りだ、晴天と曇りではロープウェイの価値は半減する、
これが現実なのだ。
このホテルには庭園があり、少しだけ散策してみる、
ホームページで見た通り、2階から滝がおちている光景を目にすることができた。
ここを見るとよくわかるのだが、 川を渡る形で本館と別館に分かれている。
温泉街のホテルという旅情を掻き立てられる光景だ。
そんな光景をチェックアウト5分前に見ることができた。
では行こうか。
伊東園リゾート 熱海金城館
ホテルを探す人にとっては、各地で目にする『伊東園リゾート』
安いのだが、清潔さ・サービスは比例する、私にはこれで十分だが。
歩いて来宮神社に向かいます、約15分ほど歩くことになる。
だらだらと撮影しながら歩いていると20分以上はかかってしまった。
これはなんだろうね?
その向こうにはJR線来宮駅があるのだ。
向こうには島が見える、結構な高台まできたのだな~と登頂したような達成感を感
じることができた(笑)
吸殻入、かなり古いタイプ、
近未来的なものに見えなくもない・・・。
道路を挟みオレンジ色の屋根の建物がJR来宮駅だ。
これまで何回も列車で通過してきたが、外から見るのは初めてだ。
特急踊り子号が通過していく、
踊り子号が来宮駅に停まることはない、私が知る限りにおいては。
駅を過ぎて少しんばかりガードレールに囲まれた狭い歩道を歩いていくと、
眼鏡橋(実際そんな名前ではない)が見えてくる。
トンネルに入るとその先には目的地・来宮神社が見えてくる。
三叉路にように見えるが実際にはそうではない、
右の道は道路ではなく来宮神社の駐車場に通じているからだ。
それにしても通行量は多い、これが昨日から感じている感想だ。
こちらは来の宮温泉郷に通じている道路だ。
駐車場に分岐する場所にはこのようなお店がある、
初っ端から『オシャレ感』を感じることができる。
神社の目の前には東海道本線が走っている。
手前の柱は東海道新幹線の高架だ、このような場所は他でもあったような・・・。
たしか湯河原の五所神社だったかな・・。
来宮神社に到着!!
(読み方は「きのみやじんじゃ」と読みます)
◆アクセス◆
・JR来宮駅:徒歩5分ほど
・熱海駅:バス利用⇒十国峠行き か 西山循環線に乗車 (乗車時間:20分ほど)
これもオシャレな境内MAPだ。
よく見てみようか。
鳥居を入ると、右に三峰神社・左には稲荷社がある。
三峰神社のお隣りには第二大楠がある、
その後は御神水を横目で見ながら、本殿でお参りをしよう。
弁財天を周り、御神木の大楠(国指定天然記念物)を参拝、そのままカフェを通り、
階段を下りて境内を抜ける・・というルートをとった。
手水の作法は各神社に掲示されていることが多いが、
その神社により異なる絵が多い、それを見るもの面白いものだ。
奥に見えている鳥居群は稲荷社のものだ。
では稲荷社を参拝しよう。
稲荷社の参拝を終えて、次は三峰神社へ。
移動時間20秒
こちらは三峰神社、
鳥居が竹となっているが、本当の竹を使っているかはわからない。
そのお隣りにあるのは第二大楠だ。
こちらも立派で、その造形は芸術的といってもいいだろう。
樹齢1,300年は超えるという。
お賽銭もあり、しっかりと手を合わせておこう。
では本殿に向かおう。
灯籠が三つほど並び、その隣りには御神水がある。
ついに本殿まで来た、
さすが今人気のパワースポットだ、次々に人が参拝にくる印象だ。
来宮神社、
ここまで来て感じたことは、とてもキレイにされているな~と感想を持つ。
手前の枠はこれに顔を出して記念撮影をするものかな、
実際に使っている人には出会わなかったけど。
奥の建物には神輿が展示されており、池の上には弁財天が鎮座する。
弁財天にも参拝。
池には5つの石の玉と蛇の模様がついた石が置いてある。
本殿の隣りにはこのような道が設けられている。
この先には何があるのか?
もちろん、天然記念物の大楠しかないだろう。
出口には白い暖簾が付いている、この先には大楠があるのだ。
来宮神社大楠
多くの人が記念撮影をしている、熱心な人もおり何度も撮影していた。
日本最樹齢という文言が重いね。
隣りには階段があるのでとりあえず上がってみようか。
横からいるとその大きさがよくわかる。
スゲーでかい!!
中腹にはとても変わったベンチが2つ置かれている。
大楠 五色の杜 という場所に出た。
上がったところには、これはカフェかな?
ここには用はなさそうなので、早々に立ち去ろう。
この道の背後には大楠がある、では先に進もう。
正面のお店では、アルコール類が売られている、一部揚げ物があった。
コーヒーぐらいはあってもいいと思うのだが・・。
新幹線が通過していく。
さすが新幹線、かなりの頻度で通過していく、あまりベストスポットとはいえないが
それになりに楽しい光景ではある。
こんなオシャレ空間もあった。
休日はここでアルコールを楽しむ人たちで溢れるのか?!
このような景色・位置関係だ。
屋上から2Fに下りていく、さらに下へ。
中ではお守りや御朱印を受けることができる、奥の一角では御神輿も展示されていた。
なんとも言えない、おしゃれな建物だ・・・。
神社とは思えないオシャレ空間、そのお隣りにはカフェがある。
帰りはバスで熱海駅に行くことにした。
ここから約20分のバス旅となる。
バスからの熱海名所巡り・・・。
お宮の松・貫一お宮の像がみえるぞ。
平日なので駅周辺の駐車場も全て空きとなっている。
JR熱海駅に到着。
熱海軽便鉄道7機関車
誰からも見向きもされない悲しきSL列車・・・。
この汽車はかつて熱海と小田原間を走っており、所要時間はなんと2時間40分だった。
熱海プリン横の脇道を行くと、とても気になるステッカーを見つけた。
このご婦人、なかなかに濃い!!
熱海駅4番線ホームまで上がってきた、もう少しで熱海の旅もフィナーレとなる。
これから乗るのはスーパービュー踊り子号・10号車だ。
私としては185系のほうが好きなのだが、
スーパービュー踊り子号は今年の3月13日で引退となる、
そんなこともあり優先してスーパービューに乗っているのだ。
11時28分発、東京行きだ。
もう引退まで1ヵ月を切っている、ラストランはどうなるのか?!
ちなみにラストラン車両は伊豆急下田発、池袋着となる、
個人的には最終便は東京駅としてほしかったのだが。
熱海駅を静かに出発する。
おススメだ!!
ここは根府川駅からの海、オーシャンビューだ。
あとは小田原駅少し前の区間で海をみることができ、その後は海から離れてしまう。
熱海から乗車すると海への眺望時間は少ないのが少し寂しい。
今回も2番目の席を獲ることができた、
それでもこれだけの景色を楽しめるのだから、大満足だ。
横須賀線に抜かれていく、
もうゴールは近い。
今回の旅は熱海であり、少しメジャーすぎるかな・・・とも思ったが、
やはり人は多く、静かな大人の旅はできなかったように感じた。
それでも都会からのアクセスの良さ、ホテルの選択肢の多さなど、突発の旅でも受け入
れができる、かなり懐が深い場所であることに間違いはない。
会社の退社時間が遅くても、飛び込みで行ける温泉地としての熱海の存在感は大きい。
「遅いなら素直に自宅に帰って!」という声も聞こえてきそうだが、
半分受け止めておこう!!
たまにはいいかもよ、こんな旅も!!
大人の遠足Ⅴ 熱海・来宮神社に行こう! 完