KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

「伊豆の踊子」をめぐる旅【道の駅天城越え~福田家】VOL.2

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今回の旅は「伊豆の踊子」をめぐる旅。

修善寺に降り立ち、伊豆半島を南下していく、

小説の中でも踊子一行も湯ヶ島・天城隧道を通り、湯ケ野に宿をとり、下田でこの物語

は終わりに迎える。

  

完璧にはトレースはできないが、主要先をしっかりと押さえて、巡っていきたい。

 

伊豆の踊子」をめぐる旅 ・第2回目は、

道の駅天城越えを出発するところから始まります。

 

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「道の駅 天城越え

本日は雲は少し多いが、良い伊豆日和となった、日頃の行いがよいのだろう。

 

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少しばかり車を走らせ、

水生地下駐車場(すいしょうちした)に車を停めた。

駐車場はそれなりに大きく、多くの車がすでに停まっていた。

ここに何があるのかというと「天城隧道(旧天城トンネル)」への入口があるのだ。

 

バスで移動する人は東海バス・水生地下バス停で下車することになる。

 

道の駅・天城越え昭和の森会館)⇒水生地下駐車場 

 

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水生地下・・・変わった名前だな、切るところを間違えると、チカと呼んでしまう、

ここから道の駅 ・天城越えは3Km、浄蓮の滝は5.4Kmとかなり密集している。

 

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駐車場から道路を横断して旧天城トンネルへの道に合流しよう、

さすが人気観光地・伊豆、車の往来が激しいので渡る時は気をつけましょうね!

 

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では徒歩による行動開始!

見ての通り車でも行くことができるが1~1.5車線が続くので、運転に自信がない人は素直に

歩きで行きましょう。

ここから隧道は1.8kmほど、登坂を考慮して、30分ぐらいをみるべきか。

 

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ゆるやかな坂が続く、今日も炎天下ではあるが、見ての通り周りは木々で覆われており、

太陽光を遮ってくれている、なんともありがたい!

 

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入口から5分ほど歩いてくると・・・。

道脇に沿い、きれいな水が流れていることに気づいた、その流れてくる先を見上げると、

「わさび田」があるらしい、実際には見ることはできないが、この上にあるのだろう。

「わさび田へ立入る事を禁ず」と看板に強く書かれている。

 

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先程の「禁ず看板」の近くには文学碑がひっそりと佇んでいる。

歩いていくと何台かの車が通過していったのだが、車では見ることができない。

「やっぱり歩きだな・・・」と思うことにした。

(決して、車がうらやましい!!とは思っていない!!!!)

 

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伊豆の踊子の作者・川端康成レリーフがある、

なぜか、とても立体的に作られている。

 

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レリーフのお隣りには「伊豆の踊子」の冒頭部分が刻まれている。

日本文学で最も有名な書き出しの文といってもいいかもしれない。

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃・・・・」

  

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いつしか右下には川が近づいてきた、川の流れる音色が涼し気に聞こえてくる。 

 

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ここで橋をわたるイベントが発生!

奥では工事が行われている、静かな自然の中では無粋に聞こえてしまう。 

 

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もちろんだが、川はとびっきりにきれい、

釣り人もいたが、ここでは何が釣れるのだろう。

釣り人に聞いてみようか、何が釣れ鱒か?

 

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「踊子歩道」看板発見

コースタイムによると・・・

スタート地点は浄蓮の滝駐車場、終点は湯ケ野となっている、

ざっと所要時間を足すと390分??!

390分って何時間ですか?

 

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旧天城トンネル:1.0Kmとある、

まだ0.7kmしか歩いていないことに人の距離感って適当だな~と思いながら・・ショックを受ける。

では気を取り直して、再出発だ!

 

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青い空に白い雲

これまで木々が生い茂っており、空を見ることができなかった、

なんだか元気をもらった気がした、こういう何気ない景色が楽しい。

 

ところで、

どの辺りに小説に出てくる峠の茶屋はあったのだろうか?

一町ばかりと書かれていたので100mほど手前ぐらいだろうか・・・。

わからん!

 

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道はつづら折りになってきて、もう少しで旧天城トンネルに着きそうだ、

そんな予感がする。

つづら折りは「九十九折り」と漢字で書く、幾重もの折り重なる坂道という意味だ。

 

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あなたは誰ですか?

と気をとられていると・・・クライマックスは突然に。

 

もしかすれば、この辺りに峠の茶屋があったのかもしれない・・・。

今となっては、それは誰にもわからない、

ここかもしれないし、そうではないのかもしれない・・。

 

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旧天城トンネル(天城隧道)入口に到着した。

所要時間は約25分、公式の所要時間より5分も早いぞ!!

右側の建物はお手洗い、これは頼もしい限りだ。

 

水生地下駐車場⇒(歩き)⇒旧天城トンネル北口 

 

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しかしこれ以上は先にはいけない・・・。

「通行止」だ。

 

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 「トンネルの空隙を埋めています」

令和2年9月30日まで・・と看板にかいてあった。

 

私の踊子をめぐる旅が・・・・・・・・・・・終わった。

誰か私のココロのスキマを埋めて下さい・・・・・・・・・・・・・・。

 

と、いいながらも

ショックは全くない!!

これを知っていて来ているのだからね!

はじめはこの通行止めがあったため、踊子の旅は当面見送ろうと考えていた、

しかし、一度行くことを検討してしまったがため、その気持ちを抑えることができなく

なってしまった。

オレの踊子をめぐり旅への渇望は通行止めには止められない!!

(やれやれ・・何言ってんだか・・・・。)

 

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トンネル内には灯りが灯っており、妖しい雰囲気をつくっていた。

ここはいつかは絶対に再訪となるだろう、いつかはわからないけど・・・。

 

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でも、周りもいい雰囲気を醸し出している、さすが最も有名な日本の隧道だ。

 

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 「道隧山城天」とよむことができた。

 

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そういえば、このトンネルを抜けると、どこに行くんだっけ??

二階滝だっけ、今度勉強しよう。

 

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重要文化財 天城山隧道」石碑

小説「伊豆の踊子」がなければ、今この隧道は存在していたのか?

 

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トンネルの脇にはさらに道が階段状になっており、先へと続いていた。

仁科峠/八丁池/天城峠はこちらであるとかかれている。

 

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その手前にも分岐ルートが用意されていた。

この階段を下りていけば天城峠バス停にいけるという。

 

それにしても仁科峠の所要時間が345分・・・・遠いな。

 

天城峠という名称はなぜか旅情を掻き立てられる言葉だ、

しかし英語表記で唖然とした「Amagi Pass」

峠という漢字表記・その発音には、心にくるものがあるのだが、

それが「PASS」では旅情もへったくれもない・・・・・・・

日本語って美しいな!

  

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そして誰もいなくなった、では私も駐車場に戻ろう!

念願の旧天城トンネルまで来たが、残念ながらここでUターンとなる、

また来るぜ!

 

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小説では「私」も踊り子一行もこの天城山隧道を抜けている、

しばらくすると、「私」は踊り子一行を追い越してしまうのだが・・・

そしてようやく旅芸人一行の一人・栄吉と話すことができた。

踊子一行は栄吉、四十女、上の娘、中の娘、そして踊り子・薫だ。

正確には小犬もいた・・・。

「四十女」という表現がなんともいえない。

 

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今度はつづら折りの下り坂を下っていく・・・。

旧天城トンネルの手前には茶屋があった、今はもうない、

小説の中では「峠の北口の茶屋」とかかれている、ここで「私」と茶屋の婆さんとの

会話が記憶に残る場面だ、

「あんな者、どこで泊るやら分かるものでございますか・・・」

茶屋の婆さんの学生と踊子一行への態度の違い、ここで確実な差別意識があったのだと

読者は理解する大事な場面だ。

 

ここまで6,000文字以上書いてきたが、この場面は小説「伊豆の踊子」の1ページ目であ

ることに愕然とする(笑)

 

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駐車場手前まで戻ってきた。

 

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この駐車場を出発してから、1時間ほどが経過した、旅の参考にしてほしい。

では次の目的地・河津七滝を目指そう。

 

水生地下駐車場⇒町営無料駐車場 

 

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河津ループ橋の真下は町営の無料駐車場になっており、常に満車状態。

運よく待ち時間なく停めることができた、これはラッキーだ。

実際に七滝をめぐる人はこの先の無料駐車場に停める人が多いのだろう。

 

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少しだけ歩くと大滝入口となっており、この一帯には天城荘の温泉が点在しているよう

だ、私もよくわかっていない・・・。

そもそも河津七滝についてあまり調べて来なかったことがいけない。

大滝入口の看板を目印に階段を下って行ったが、私が行きたい初景滝にはほど遠いと思い、駐車場に戻り、再び車で先の駐車場に行くことにした。

 

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実際にはもう少しだけ歩けば、もう1つ先の町営駐車場まで行けたのだが・・・。

これは結果論だ。

 

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(河津ループ橋下の無料駐車場)

正面には深い山々を見ることができる、そしてこの高低差をみてほしい、

だからこそのループ橋、走っていると遠心力を感じて、はじき出されてしまうような

感覚を少しだけ感じる、

この橋自体が観光名所といっていいだろう。

 

f:id:turumigawa915:20200906101948p:plain町営無料駐車場

ここは順番待ちが発生しており、約15分ほどは待っただろうか・・・。

一方では15分で済んだことに喜ぶべきところだろう。

 

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これから向かうのは初景滝、少しだけ歩くことになる。

とはいえ徒歩7分ほどの距離となる、余裕だ。

 

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河津七滝めぐり

当然ながら滝は7つあり、それを徒歩で走破するのもいいかもしれない。

(KITは数年前に歩いた・・東海バス停・水垂から歩き、大滝まで歩いた)

町営の無料駐車場からスタートして、

大滝→出合滝→カニ滝→初景滝。

 

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初景滝→蛇滝→エビ滝→釜滝。

看板に書いてあるように約1時間のコース、夏の炎天下では厳しいかもしれないが、

秋や春のほどよい気候であれば、気持ちのいいウォーキングとなるだろう。 

 

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途中、出合滝の案内板を発見、

今回の旅の目的は河津七滝巡りではないのでスルーする。

 

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川の真横の遊歩道を歩くので、川の流れを楽しみながら歩くことができる。

各所で高低差があるので水の勢いが出て、見ていてとても気持ちがいい。

 

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ここで伊豆の踊子関連の看板を発見

川端康成の名作 伊豆の踊子 映画のヒロイン・学生の役者が紹介されている。

なんでここで?という唐突感が感じないこともないが・・まぁいいや。

 

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滝の轟音が聞こえてくる、滝っていいよね!

ただの高低差があるだけなのに・・・見ていて気持ちがいい。

水の流れは見ていて飽きない、海もそうだし、やっぱり水分サイコーってことね。

 

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風鈴の音も心地いいが、それ以上に暑い、暑すぎる!!

 

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初景滝に到着、ここに来た目的は書くまでもないね。

学生と踊子のブロンズ像

実際には小説の中では河津七滝を歩いたという表記はない、とはいえ近くのルートを通

ったことには異論はない。

 

河津七滝駐車場⇒(歩き)⇒初景滝 

 

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会話の中で、旅芸人一行は大島から来ていたことがわかった。

伊豆大島波浮の港だ。

その会話が面白い。

踊子「学生さんが沢山泳ぎに来るね」

私「夏でしょう」

踊子「冬でも・・・・・」

私「冬でも泳げるんですか」

踊子は赤くなって非常に真面目な顔をしながら軽くうなずいた。

四十女「馬鹿だ。この子は」 

※一部「伊豆の踊子」より

 

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力強い水しぶき、滝の醍醐味だ。

 

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川の水流のボリューム感がいい!!

中伊豆の旅は、滝の旅となる。

 

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この案内看板には「伊豆の踊子が歩いた滝・・」とかかれている、

先ほども書いたが、小説には歩いたという表記はない。

でも歩いたと考えたほうが自然なのかもしれない、でも寄り道となってしまうので

どうなのかな~。

 

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時刻は13時40分、修善寺から河津まで移動してきた、

もう最終目的地は近い、それは湯ケ野にある福田家旅館だ。

しかし私の移動手段はレンタカーであり、返却先は伊豆急下田営業所だ、

一旦、下田に行き車を返し、伊豆急行線河津駅に戻り、東海バスで湯ケ野へ移動しな

ければならない。 

 

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湯ケ野の福田家旅館の駐車場に車を停めた。

13時50分だ。

 

河津七滝駐車場⇒福田家駐車場 

 

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まだチェックインにはかなり早い、

それに今日の17時までに伊豆急下田のレンタカー営業所に車を返却する必要がある。

なぜここに来たのか?

それは今から1時間30分前・・・。

福田家さんに電話をした、

KIT「あの~本日泊まる〇〇ですが、踊子の部屋を見せて頂くことは可能でしょうか?」

KIT「たぶん、14時頃には行けると思うんですが~。」

 

福田家さん「大丈夫ですよ、来てください。でも本日宿泊されるお部屋なので早くお着

きの際は難しいのですが。」

 

KIT「では行きます!!」

 

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では、看板に沿っていこう!

伊豆の踊子文学碑←

ようやく来たぜ!

オレは今、他のブログやGoogleマップで見た場所にいるぞ!!!(笑)

 

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坂を下っていくだけなのだが、とても高尚なワクワク感がある。

久々だよ、こんな気持ちは!

 

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伊豆の踊子 ハイキングコース」の最終地点はもうすぐそこだ。

終点まで5分、0.3km

天城峠まで220分、10.5km

「今度歩いてみようかな・・・」と真剣に考えています。

 

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もう川が見えている。

「お!! 川だ!!」

川が見えるだけでも感動する。

 

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ここを曲がれば、あの光景が待っている。

もう肌でソレを感じることができる!

 

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これです! これですよ!!

これまで幾度も、何冊もの本やパンフレットやネットで必ず出てきた「絵」だ。

伊豆の踊子の宿 福田家

 

福田家の紹介は

伊豆の踊子」をめぐる旅【福田家~横浜帰途】で紹介します。

 

 

では福田家から福田家までの行程を少しだけ紹介いたします。

 

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ということで、伊豆急下田にて、無事に車を返却しました!

時刻は15時15分だ。

このまま列車で「はい、さよなら。」というわけにはいかない。

行かねばならぬ場所があるのだ。

 

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かなり疲れているのだが・・・行かねば。

下田の町の路地裏はけっこういい!!!

 

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町の近くには山がある、

関東ではこのような場所はあまり見かけない、というか私は知らない。

「下田っていいな~。」と感じる、何がいいってそのバランスだね・・・。

 

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船の多くが横付けされている、もうここは海だ。

 

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そして小説「伊豆の踊子」の別れのシーン

「別れの汽船のりば跡」到着

ここで「私」は踊子とお別れをする、ここに来て一応の踊子をめぐる旅を終えることが

できるというものだ。

 

伊豆急下田駅⇒別れの汽船のりば跡  

 

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当時の下田の町とはどのようなものだったのだろうか・・・。

今より煌びやかだったのかもしれない、そんなイメージを私は持つ。

そして悲しい町、それは私と薫との今生の別れの日となるからだ。

 

汽船の中で・・・

頭が澄んだ水になってしまっていて、それがぽろぽろ零れ、その後には何も残らないよ

うな甘い快さだった。

伊豆の踊子より)

 

KIT「うん! 難しいな!!」

 

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修善寺駅から車で南下した、途中、湯ヶ島は寄らなかったが、

道の駅 天城越え昭和の森会館に寄り、天城山隧道・川端康成文学碑を見た。

 

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河津七滝ループ橋を降り、河津七滝・初景滝へ。

そして湯ケ野・福田家で「私」が泊まった部屋を見学、文学碑も見て、別れの汽船場

と到着した。

 

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伊豆急下田駅で特急自由席を購入、これから河津駅に向かう。

1番線には超高級列車・サフィール踊子が停車している、でも今日は乗らないよ。

 

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私が乗るのは同じ踊り子号であるが、そのグレードは下がるE257系車両だ、

でもサフィールが高すぎるだけで乗りごごちや機能面では全く問題はない。

 

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サフィールは白地が全くないので影に入ってしまうと全く目立たない。

しかしうっすらと見えるフォルムからでも格の違いを知ることができる。

 

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すぐに、隣駅の伊豆急行線河津駅に到着。 

 

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私と踊子もマスクをしておりましたよ。

向こうに見えるオレンジのバスはこれから乗車する修善寺行きの東海バスだ。

 

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伊豆の旅行にはかかせない東海バス、今回もお世話になります。 

出発直線に東南アジア圏と思われる家族4人の旅行者が乗り込んできた、

東海バス・スタッフが何か気になることがあったのだろう、これからの旅程を聞いてい

た。

その旅程とは、河津七滝を観光して熱海で宿泊するというものだった。

これは私でも「無理あるだろ・・・」と思った。

正確にいうと無理ではないが、こんな計画はあまり立てない。

東海バスのスタッフも同じようなことを言っていたが、この一行は計画通りに行くよう

だ。

夏だし、まぁいいんじゃない・・。

 

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日が傾いてきた、

湯ケ野温泉入口1.5kmまできた、数時間前もいたけど、それでも感慨深いものはある。

ようやく1日目が終わる、結構疲れた・・・これが本音だ。 

 

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湯ケ野バス停に到着。

降車したのは私たちのみ、そもそもバスには7人ほどしか乗っていない。

おそらく河津七滝から乗る人も一定数はいるのだろうとは思う。 

 

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道路の向こうに見えるのは個人経営のコンビニ的なお店だ 、

この辺りにはこのお店しかないのでここ一択となる。

(少し歩けばあるけど)

店内に入ると地方のお店だな~とちょっぴりうれしい気持ちになるそんな雰囲気だ。

店長(私が勝手に思っている)は元気でユーモアのある人だった・・・。

福田家さんに泊まるの?

川の音で眠れないよ・・・・。

(私が心配なのは川よりも虫かな。)

 

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福田家さんにはこの道を曲がり下りていく、

看板は至るところにあるので迷うことはないだろう。

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この踊り子はあまりかわいくないかも・・・でも味はある。

中伊豆を歩いているといろんな踊り子と出会うことができる、

さっきのお店にも踊り子の看板はあった。 

 

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こちらの建物はJA(農協)、ここにも福田家さんへの案内看板を発見。

ここから先は1.5車線の道となるが、ほんの少しの距離なので問題はない。 

 

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JAの軒先ではまたまた踊り子を発見。 

 

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おむすび、デカ!!! 

 

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福田家さんは少しだけ下がった場所に位置している、

これより2段ほど下がっていくのだが、ちょうど福田家さんの前の橋を郵便局員のバイ

クが走っていくところだった。

ようやく本当の意味で到着だ。

 

この伊豆の踊子をめぐる旅・・・。

ほぼ予定通りに周ることができた、

そして同時に思ってた通りに楽しい旅になっていることに、とても満足している自分がいた。

この疲れは旅の楽しい疲れ、さて温泉に入ろうか!

 

伊豆の踊子」をめぐる旅【道の駅天城越え~福田家】VOL.2

 

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