横浜のクラシックホテル・ニューグランドの宿泊記の第2回目だ。
このホテルは館内の見所、館外の山下公園の散策など、多くの魅力にあふれている。
では行ってみよう!
今、私は横浜・山下公園近くのホテル・ニューグランドの一室にいる、
これから寝るところです・・・。
チュン・チュン・チュン・・・。
夜が明けた。
ここはニューグランドの新館・タワー館、今回はみなとみらい地区が見える客室を選択
した。
それ以外にはベイブリッジビューなどがあるが、どちらを選ぶかは好みかな。
晴れていればベイブリッジ側で海を眺めるのもいいかも。
下に見えている芝生や木々があるエリアは山下公園、
こんな朝早くから、人がいるのだが・・・もしかして釣りをしている?!
ココって釣りしてもいいのですか?
大さん橋にも人が佇んでいる、みんな早起きですね・・。
象の鼻が見え、その海向こうには赤レンガ倉庫群、その後ろには・・・。
グランドインターコンチネンタルが建っている。
そしてココにも注目してほしい。
インターコンチネンタルの頂上付近にある女神像、
ここから海の安全を見守っているのだ。
以前から気になっていたのだが、この「F」は何を意味しているのか。
今日は天気に恵まれそう、いい日になるぞ!!
しかし時間がたってくると雲が増えてくることが多い。
朝食について少しだけ紹介しよう。
◆タワー5階:レストラン「ル・ノルマンディ」洋食セット
◆本館5階:和定食
どっちがいいのだろうか・・。
ついでにルームサービスも少しだけご紹介。
とても見やすいルームメニュ-だ。
朝食のルームサービス
いいんじゃない!!
この時点で金銭感覚がずれてきている、コンビニ朝食なら500円でいける!
こちらはディナーだ。
ビーフカレー:¥2,400 / コーヒー:¥900
計¥3,300
これでいんじゃない!!
それでは朝食に行こうと思います。
エレベーターホールは白を基調としており、とてもキレイだ。
タワー館5階:ル・ノルマンディ(朝食会場)に到着。
ノルマンディとはフランスの地域だっけ?
そこから来ている名なのだろうか。
1番目ではないが、早くに入ったので窓際の席に案内された、
氷川丸と横浜港を正面に見ることができる最高の場所だ。
後から来た人は、窓際を希望されていたが、待つように言われていた、
やはり早い行動は三文の徳ということだろう。
朝食を終えて、そのまま散策に出かけよう。
こちらはSOGOショップだ。
(本館 1階 9:00~19:00)
絶対に高いと思うので入るのはやめた・・・。
昨夜、ホテルスタッフに聞いた有名な階段を見にいこう!
どこを歩いていても、とてもキレイに整理、掃除がされている、
「さすがニューグランド!!」といった感想を持った。
こちらが本館の正面入口だったところだろう、今はタワー館がフロントとなっている、
いきなり外から入ってきて、この大階段とは壮観だっただろう・・。
では行ってみよう!
こちらがその「大階段」だ。
とても鮮やかすぎるブルー、周りの質感も素晴らしく、歴史を感じさせる。
これを「ニューグランドブルー」というらしい。
様々な映画やドラマ・CMなどで登場する場所、見たことがある人もいるかもしれな
次に注目すべきものは時計だろうか、その上には天女たちが寛いている。
「天女奏楽之図」というらしい。
階段を振り返る、大きな窓には山下公園の新緑が目に入ってくる。
天井の装飾も素晴らしく、全てが見所と言っていいのかもしれない。
当時は2階がフロントになっていた、
今ではどのような使われ方をしているのだろうか・・・。
歴史を感じ、高級感をひしひしと感じるにだが、人がいないし、とても静かな空間とな
っており少しだけ落ち着かない。
こちらのホールは圧巻、でも誰もいない、
本当にここを散策してもいいの?(笑)と思ってしまう・・・。
窓際にはソファーが騒然と並ぶ、秋には銀杏並木が美しいのだろう。
このエリアは結婚式などで使うような場所なのだろうか、
この圧倒的広さにただただ驚くだけだ。
外は今日もとても暑い、だがガラス1枚隔てたこちら側は、すこぶる快適なのだ。
本館315号室にはダグラス・マッカーサーが宿泊したマッカーサーズスィートという
客室がある。
ここにはマッカーサーが使用したライティングデスクやイスが残っているという。
でも宿泊料も連合国軍司令官価格・・・80,000円を超える。
※もしかして安いほうかな・・・。
マッカーサーは戦争前、新婚旅行時にこのホテルに宿泊したという、
そして戦後、GHQとして来日した際、ここだけ惨禍を逃れていたこともあり、
ここが執務室となった、どういう因果だろうか。
一説では、このホテルは故意的に攻撃対象から外されたとも云われている・・。
早朝に来ているので人とは全く会うことはなかった、
皆さんも早朝散歩はいかがだろうか。
階段下・両脇にある丸いオブジェはウエルカムフルーツを表現している。
初めはなんだかわからなかった。
大階段を下りて右にいくと、ザ・カフェがある、
ここではシーフードドリアを食べてみたい。
店前には、とても大きな絵画が掛けられており、目を見張る。
次に中庭に出てみると、中央には古びた噴水があった。
この噴水も歴史を感じさせるものだ。
上を見上げるとタワー館がそびえ立っていた、
おそらく、こちら側が横浜ベイブリッジ側なのだろう。
新と旧のバランスがあまり良くないようにも思えたが、2つ楽しめることはとても良い
ことだ。
少しだけホテルを出て、山下公園を歩いてみようと思う。
本館に刻まれているホテルのエンブレム。
これは素直にカッコいい!!
横浜開港 162周年と書かれている。
公共の歩道に飛びていることに対して、特別な許可をもらっているのか・・・
などと余計なことを考えてしまう人もいるかもしれない。
まぁ、どうてもいいことだけどね。
古いモノと新しいモノとの融合、
それが「ニューグランドホテル」だ、ニューが意味するものは「新しい」ホテルという
こと、では「旧」があったのではと想像ができる。
その通りに以前には「グランドホテル」というものがあった。
その後継として誕生したのが『ニューグランドホテル』だ、
先程も書いたが、このホテルにはGHQダグラス・マッカーサーとの縁がある、
戦前・戦中・戦後と・・生き抜いてきたホテルといえるだろう。
山下公園に入ると、潮の香りがしてくる、
とはいえさわやかなものではない・・・。
目の前には庭園が広がっており、正面には氷川丸が停泊している、山下公園の鉄板の風
景だ。
周りにはランニングやウォーキングしている人を多く見ることができる。
山下公園は横浜でもっとも有名な公園、そして人気の観光地とも言える。
海に面しており、横に長い公園だ。
かつてここは海だった、山下公園は埋め立て地の上にたっている、
関東大震災が起こり、その時倒壊した廃材を使い海を埋め立てたという、
横浜市は復興計画の中で、山下公園の整備を進めた、この公園は震災からの復興シ
ンボルとして誕生した。
山下公園から見たホテルニューグランド。
第二次世界大戦後、GHQダグラス・マッカーサー、関東大震災の復興のシンボル、山
下公園、そのように考えると、感慨深いものもある、まさに歴史の証人だ。
チェックアウトしてからの山下公園散策も考えたが、
チェックアウト前の散策にほうが気分がいいのでは・・・と思った。
宿泊時の散策というのが、妙に心地いい、
それに汗をかいてもホテルでシャワーを浴びることができる。
山下公園から見るみなとみらいも好きな景色の一つだ。
かつては太平洋・シアトル航路を運航していた貨客船であった、
その後日本郵船・氷川丸として活躍して、今では山下公園にて、横浜のシンボルとなっ
ている。
喜劇王チャーリーチャップリンも乗船したことがあるという、そしてニューグランドホ
テルにも宿泊している。
横浜観光において、
みなとみらいのホテルに泊まるのもいいが、クラシックホテル・ニューグランンドも選
択肢にしてはいかがだろうか。
他とは違う、特別さを感じることができる。
私の客室はあの辺りだろうか。
ホテルを出た際、ついついやってしまう、オレは部屋はどこだっけ??
こちらはタワー館、車止めがあり、現在のフロント側・正面玄関となる。
私はタワー館ではなく本館から入場、わざわざ豪華な通路を通って入場する(笑)
~テクテク~
~テクテク~
~テクテク~
あ! 年表があった、それにホテルのミニチュアもあるぞ!!
わーい!!
というわけで客室に戻ってきました。
涼し〜!
カードキーと電源がリンクしていないので空調は効いたままだ。
※このホテルはカードキーではなく、クラシックな鍵なのだ。
あれだけくそ暑かった山下公園だったが、ここから見た山下公園はとっても快適だっ
た、シャワーで汗を流し、冷たいお茶を一気に飲み干す。
これこそが最高の贅沢といえるだろう。
クールダウン後は暖かいコーヒーを冷えた部屋で頂く、
これがさらなる贅沢だ。
そして前日、横浜そごうで仕入れた横浜のお菓子たち。
その中で一つだけ、仲間外れがいるのだが、それは私の趣味が勝ってしまった。
横浜の伝統のお菓子・ビスカウト、とびっきり美味しいわけではないが、
なぜか買ってしまうお菓子だ。
窓の向こうには、ロイヤルパークホテルが見える、ここに泊まるのが、当面の目標だ。
チェックイン時に購入したニューグランドのマスコット?
一気に雲が出てきてしまった、曇ってどこから生まれてくるのか・・。
そろそろ、チェックアウトだ。
ニューグランドホテル、いいホテルだった・・。
また来たいと思えるホテルでした。
気分がいいので山下公園を通り、桜木町駅まで歩いて帰ろうと思う。
へぇ~、ここからでも見えるんだ・・・と今頃になって知った・・。
《ヨコハマベイブリッジ》
1989年(平成元年)に開通した、少しだけベイブリッジを歩くことができるのだが、
今は中止になっている。
山下公園通りを歩く。
大さん橋も横目で通過、
ここは一度も行ったことがない、今回で少しだけ興味が出てきた。
その前には横浜開港資料館がある、
横浜市民なら一度ぐらいは行った方がいいかもしれない、今度行こうかな。
象の鼻エリアに入ってきた、そこには「海の日の由来」の案内板があった、
なるほど、横浜もそれに関係していたのか・・・・。
ただ広いスペースが広がっている、
上の道を歩くこともできるが、残念ながら途中から上ることはできない。
横浜税関が見える、これも横浜の観光地といっていい、
別名:クイーンの塔といわれ、一般公開時は是非とも行ってみたい。
この伸びている防波堤が「象の鼻」
もちろん、象の鼻に似ているからそう呼ばれている。
このエリアは象の鼻パークと呼ばれている、
ここまで来ると対岸には赤レンガ倉庫が近くに感じられ、その向こうには大観覧車、
みなとみらいの三大ホテルなどが見え、横浜らしい光景で目を楽しませてくれる。
残念ながら、ベイホテル東急ホテルだけはとてもわかりずらい。
反対側には横浜を代表するクラシックホテル・ニューグランドが見えた、
本館は低層なので見えないが、見えているのは新館(タワー館)だ。
クラシックホテルと呼ばれているのは神奈川県では富士屋ホテルとここだけ。
東京まで範囲を延ばせば、帝国ホテル・東京ステーションホテルも入ってくる。
みなとみらい三大ホテル、そろいぶみ。
両脇のホテルはその形状からわかりやすい、ベイホテル東急はこちらから見ると大観覧
車の後ろにある、そう言えば把握しやすい。
たしかにイメージは象、色も灰色で象らしい。
赤レンガ倉庫を横目に通過・・・・。
横浜の凱旋門?!
ナビオスホテルをくぐり桜木町駅へ向かう。
汽車道を通ると目の前にはランドマークタワーが存在感を増してくる。
そしてJR桜木町駅に到着。
お隣りの駅はマイホーム・横浜駅だ!
クラシックホテル 横浜ニューグランドに行こう!【2-2】 完