パシフィコ横浜の敷地内にある高級ホテル
その名はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルだ。
ヨットの帆を模した半月型のホテル、日本人の多くは見たことがあるはず、
そんな超有名な建物である。
みなとみらい三大ホテルの制覇に向けて、今回は第2回目となる。
横浜ベイホテル東急:宿泊済
グランドインターコンチネンタルホテル:今回宿泊、今ここだ!
ロイヤルパークホテル:未宿泊(次回へ)
1991年、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが開業した、
その歴史は約30年とそれなりに古い。
このホテルは船の帆の形をしており、見たことが無いという人は少ないだろう。
みなとみらいといえば、インターコンチネンタルかランドマークタワーといっていいほどだ
ろう、形だけを見れば、こちらの方がインパクトは大きい。
(あえて正面からの写真を載せてます(笑))
インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)はイギリスに本社を置く、
多国籍ホテルグループであり、世界最大の客室数を誇っている。
HPをみると、それが世界的規模で展開しており、他を圧倒する。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルへのアクセス
(名称が長い・・・)
桜木町駅から行くのが一般的だろう、距離としてはみなとみらい駅が近いのだが、
折角、横浜みらとみらいに行くのだから、その雰囲気を味わって向かって欲しい。
桜木町駅を出て、エスカレーターを上がると、動く歩道が見えてくる、
進行の右方向を見ると豪華客船が停まっていれば、それを横目に見て行こう、
それがなくとも日本丸が必ず見えてくる。
そして大観覧車が見え、その左には帆の形をしたグランドインターコンチネンタルホ
テルが見えてくる、
今日はこのホテルに泊まるんだな〜と期待に胸を膨らませながら。
そして、階段を降りランドマークタワーを左に見ながら歩道を歩いていこう。
インターコンチネンタルホテルを正面にすると、その後ろにはパシフィコ横浜が建ち、
横浜の波を演出している。
では、背後に見えるタワーマンション群は何を意味しているのか・・・。
一方、右方面には横浜ベイホテル東急が見える、
やはり、こう見ると普通の建物にしか見えない。
国立大ホール・会議センターの一角にあり、その存在感は高さ最高峰のランドマークタ
ワーにも引けをとらない。
桜木町駅からアクセスする場合、クイーンズスクエア内を通り、この2階から入ること
もできる、実際にフロントも2階にあるので理に適っている。
車でアクセスする場合は地下駐車場に止め、1階に上がり、エレベーターでフロントと
いう人が多いかもしれない。
では行こうか!
2階入口から入ると・・・ただ広いスペースにポツンと・・お花が迎えてくれる。
この花は季節により変化があるのだろう。
では、時計回りでフロントに行こう。
太い柱が神殿のようにも思える、正面に見えているのがフロントだ、
客室数からみるとフロント規模は小さいように思える。
1階からはエスカレーター、階段とどちらからでもアクセスすることができる。
このホテルの特筆すべきものは、この1階と2階の吹き抜け構造、
この立体的な造りが都市型高級リゾートホテルに来たな~と感じることができる。
1階中央には「みちびき」の像がたっている、
知っている人はどれほどいるかはわからないが、この建物の頂上付近にも女神の像が
あるのだ、是非探してほしい。
「みちびき」
1階からホテルに入ってくると正面の大階段前にはこちらの像がある。
こちらはホテル最上部にある像の原型とのこと。
(横浜銀行寄贈・・ちなみに横浜銀行本社はほぼランドマークお隣りに建っている)
この二層を使用した立体的な造り、みなとみらいリゾートホテルとしては、
完璧だと言っていい!!
残念ながら、ロイヤルパークホテルにはコレはない、しかし全面ガラス張りからの
ドックヤードガーデンの眺望はある。
2階のエレベーターホール、重厚な造り、さすがインターコンチネンタルだな~と
納得してしまう。
チェックインを済ませて指定階に上がってきた、
エレベーターホールも広い、ワールドワイドだ。
レストラン・ラウンジなどの案内がされており、
高層階を希望するなら、31階の「中国料理・かりゅう」かビューラウンジとなる。
その他は1階から2階での営業となり、もちろん眺望としては劣ってしまう。
真白な壁に目の覚めるような青、それは白い帆と横浜の海を想起させるもの、
この光景、素晴らしい!!
(実際の横浜の海のイメージは黒・・・そしてゴミが多いという・・。)
客室内も白を基調とした造りとなっている、
時折、模様が付いた壁紙をみるが、あれば実にチープに感じる。
あまりグレードは高くはない部屋であるが、これで十分満足と思えるものだった。
この客室は「スペーリアツイン」といい、最低グレードだ、
その上はデラックス、グランドデラックスと続く。
この積み木のような不規則に並ぶ収納棚にもセンスを感じることができる。
椅子の背面/座面は薄いがとても機能的であると思える。
それと鏡の下にあるのはホテルオリジナルのミネラルウォーターだ。
そして床には海が広がっている、
海に面した横浜みなとみらいのホテルにふさわしい絨毯といえるだろう。
窓際には薄いクッションが敷かれており、座ること前提に作られている。
なんだか、薄い窓にもたれるのは少しばかり不安に襲われる。
この部屋は見ての通りシティービュー、
ヨコハマコスモワールドを眼下に見ることができる、
このホテルには3つのビューに分かれている、それは・・・。
①シティービュー
②ベイビュー
③横浜駅側(実質的パシフィコビュー)
③は上記2つと比べると少しだけ安く泊まることができる、
しかし眺望的な楽しさは無い、私的には僅かな差額でグレードは落としたくない。
ベイビューは海を全面に見ることができるのだが、夜になると景色は真っ暗となり、
夜景的な楽しみが無い、それに天気が悪いとさらに最悪だ、灰色の海をみて喜ぶ人はい
ないだろう。(見えるのは横浜ベイブリッジのみ)
本音をいえば、私は灰色の海を見ても感動でき
る感受性を持ちたい!
そうすれば天気に関係なく、旅行ができる!!
ということで私は「シティービュー」を選択した。
イルミネーション的な楽しさは多少の雨が降っても、損なうことはない。
それに曇りも晴天も夜になれば、全て真っ暗、同条件となる。
イルミネーションは、それほど天候的影響は受けないのだ。
(もちろん正確には、晴れにこしたことは無い
が最小限ということ)
では、少し客室内を見てみよう。
こちらはホテルではおなじみの絵画、こういう薄い絵は好みではないのだが・・。
ベッドの幅はそれほど広くはない、とはいえ不服もない。
要するに「いいね!」ということです。
当然といえば当然であるが、このようなホテルにはシングルはない、
ダブルかツインが主体となる。
ベッドのサイドテーブルには、いつものモノが置かれている。
館内電話と目覚まし時計、そして電灯のスイッチ類。
私が目を見張ったものは時計だ、一見ただ重厚な(無駄にでかい)デジタル時計に見え
たのだが、前面には2つのUSB端子が付いている、ここでスマートフォンを充電でき
る優れものだ。
プライベートで買いたいと思ったが、検索してもヒットしなかった。
残念!!
冷蔵庫には先客がいっぱいいた・・・。
買ってきた飲み物を冷やすためには、いつくか抜かねばならない・・・。
魅力的なドリンクもあったのだが、あえて市井の3倍以上で買う必要はない。
私はお金が有り余っているわけではないのだから。
引き戸の下段の右から4つ目は「湘南ゴールドサイダー」という、
1,000円ぐらいなら飲もうと思ったのだが・・・さらに高かった・・・。
注:普通に買えば200円~250円ぐらいで買えるものです
ではお持ちかねのカフェコーナー(無料)だ。
しかしながら、この飲み物のラインナップは残念だった。
最低グレードの客室といえど、みなとみらいを代表するホテルだ、
安そうな粉コーヒーが備え付けられている。
(けちったお前が悪いのだ!!)
その通りです・・・。
でもグレードを上げると、また違ったコーヒーとなるのだろうか?
カプセル式とかね。
洗浄機付きトイレは最新式の流線形だ。
ドライヤーは袋に収まっている、蛇口は十字になっており、船を想起させるような
造りとなっている。
こういうこだわりは素晴らしいね!
アメニティ―はAGRARIA(アグラリア)
だ、アメリカの高級フレグランスメーカーだ。
少し前、世界中のインターコンチネンタルホテルはアグラリアに統一されたという。
これがとってもいい香りがするのだ・・・・。
石鹸は面倒なので使わなかった、自宅に持って帰ろう。
もちろん、アグラリア製だ。
シャワーシステムは2つ、固定シャワーと可動式シャワーだ、
その操作方法もこれまでのホテルではなかったもの、とても新鮮だ。
やはりホテルとしてのグレードが高いということなのだろうか・・・。
バスタグは見た目以上に使い勝手がいい、
この凹凸はしっかりと考えられており、湯舟に入ってみると、入りやすい・・・と
感じることができる。
もちろん、湯量は豊富、あっという間にバスタブが満水となってしまうほど。
これはみなとみらい御三家ホテル全てに言えることだろう。
こちらがカードキー・ブラックカードのようでカッコいい!
外資系のカッコよさを感じる。
たしかホテルの外観の写真のカードキーもあったように記憶しているが・・・・
忘れてしまった。
では客室からの眺望確認といこう!
左右180度を見ることができるが、シティービューであれば、コスモクロックの側面と
なってしまう。
他のホテルでは正面に見ることが多いのだが、このホテルでは少し趣きが異なる。
どうしても立地と建物の向き的に側面となってしまう、
ある意味では新鮮であり、私としては満足。
しかし、イルミネーションを見たいという人には100点とはならない眺望だ。
一際目立つのは、白い巨大な構造物、これはアパリゾート&ホテル横浜ベイタワー、
中央の商業施設がワールドポーターズ、左には少しばかり海が見え、
豪華客船・飛鳥Ⅱが停泊している、さらに奥にはマリンタワーを視認することができ
る。
みなとみらいの三大ホテルの一角に泊まり、
残り2つのホテルを眺めている、右手前には横浜ベイホテル東急ホテル。
そして、
最奥にありながらも圧倒的な高さを誇る建物がロイヤルパークホテルだ、
残るのはそれ一つだけとなった。
「みなとみらいの三大ホテルに泊まろう!」と考えて、
そのHOP・STEP・JUNPのHOPとして
右に見えるホテル・ニューオータニイン横浜プレミアムにも宿泊した、
そのホテルから桜木町駅を挟み反対側に建つのはワシントンプラザホテルだ、
ここは眼中にはなかったが、ここで一拍おくのもいいかもしれない。
(ワシントンプラザホテルはシティーホテル、ビジネスホテルに分類される・・
決して貶めているわけではないですよ・・・。)
ホテルの一室でコーヒーを飲む、
以前は地元横浜のホテルに泊まるなど、夢にも思っていなかった、
会社の先輩が家族で帝国ホテルに泊まったと聞いて、当時は全く意味がわからなかっ
た。
でも今なら、それがよくわかる。
ただ遠くに行くだけが、旅ではないのだ。
みなとみらいのホテルに泊まる・・・。
そもそもこれが旅というのは無理があるのかもしれない、ではなんだろうか?
旅の定義とは、自身の定まった地を離れて、一時的に他の地へいくこと、
では横浜に住む私が横浜に行き、ホテルに泊まることは「旅」といえるのだろうか?
言葉の意味だけで考えれば、旅とはいえない。
しかし、ホテルの客室にいることは「非日常」を感じることに他ならない、
いつもは「日常」であり、ココは「非日常」だ、全くことなる空間(地)である、
やはり、これも旅なのだ。
今、あの客室にいる人たちも非日常を求めてきたのかもしれない、
または、普通に物理的な移動をして、遠方から来ているのかもしれない・・・。
そんなことを考えてしまうほどに、ここは特別な空間なのだろう。
こちら側の手前には赤レンガ倉庫、その奥には象の鼻も見ることができる、
森のような場所は山下公園であり、その背後にはマリンタワーがこじんまりと立ってい
る、さらにその横にはホテルニューグランドがある、ここも良いホテルだった。
拡大してみよう、
こちらが横浜のクラシックホテル、横浜ニューグランドだ、本館とタワー館の2つで
構成されている。
残念ながら大観覧車(コスモクロック21)の時計を見ることは難しい角度。
ふだんは正面からみることが多いだけに、側面の眺望はとても新鮮に感じる。
この部屋の位置では横浜ベイブリッジを拝むことはできなかった、
手前の橋脚の部分が辛うじて見ることができる程度だ。
JR桜木町駅を貨物列車が通過しようとしている、
かなりの頻度でみることができる、もっと見た
い人は根岸駅に行ってみよう!
眼下の道路では、水陸両用車・スカイダックが走っていく、
横浜ベイホテル東急前を曲がり、少し先の場所から海へと入っていく。
これは絶対に面白いと思う、 陸と海上の観光を一度にできるのだから、なんと効率的な
ことだろうか。
価格は大人3,500円、所要時間は50~60分ほどだ。
ジェットコースターに人が立ち入っている??
と思ったら、ただの点検だった。
ジェットコースターより、よほどスリリングだ。
こちらがナイトウェアだ、横浜ブルー(?)だ。
一見、検査着にようにも見えるが立派なナイトウェアだ、浴衣のようにゆるまないとい
うメリットがいい。
カーテンを引いてもコスモクロックは主張する。
背後のネオンもキレイであり、カーテンで隔てたとしても、その価値は失われない。
さすがだ。
みなとみらいの夜景には、コレがないと始まらない。
夜に入ると、コスモクロックが主役中の主役となる。
コスモワールドの灯りはそれに花を添える、
周りのビルもそれぞれに主張が激しい。
手前には万葉倶楽部がある、ここからもコスモクロックやみなとみらいの夜景を楽しむ
ことができるのだろうが、ちょっと今はいいかな・・・・。
大観覧車のイルミネーションは同じパターンではるが、
これは見飽きない、もちろん今の時点ではあるが・・・たぶんこれからも大丈夫だろ
う。
中央には商業施設・ワールドポーターズがある。
これまで一度も入ったことがないのだが、今度行ってみようかな・・と考えた。
部屋の灯りが点くと、映り込みが激しい。
それにしてもいい景色だ!
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では夜景散歩に出かけましょう!
ここはJR桜木町駅前の立体橋からの眺め、
みなとみらい三大ホテルの全てを見ることができる、
左にはロイヤルパークホテル、中央には横浜ベイホテル東急、大観覧車の隣りには
今停まっているグランドインターコンチネンタルホテルが見える。
汽車道を挟みつつ、眺めるインターコンチネンタルと大観覧車。
日本丸前まで歩いてきましたよ、
もう20時近くとなっているので通行人はまばら、とても落ち着いた夜景散歩となった。
ロイヤルパークホテル前を通過中。
横浜ベイホテル東急前を通過中。
ヨコハマコスモワールドは縦に伸びている、
もうインターコンチ(名前が長い)はすぐそこだ。
横断歩道を渡り、階段を上がると、インコチ(名前が長い!)2階入口に到着する。
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そして朝になった、チェックアウトをしよう!
いつも思うのだが、チェックアウト30分前ぐらいに退室するので、このような光景とな
ってしまう、掃除機や掃除道具が置かれている状態。
仕方がないことではあるが、9時過ぎ頃から周りの部屋から掃除機の音などが聞こえて
くると、もう出たほうがいいのでは・・と脅迫観念に駆られる(笑)
極まれに、部屋を間違えてガチャガチャとドアを開けようとするスタッフもいた。
(全く別のビジネスホテルだったが・・。)
インコチ横にはぷかり桟橋がある、ここもインコチ管理の建物と思うのだが。
ここには海上に浮かぶレストラン「ピア21」が入っている、ホテル内のレストランと
比較するとリーズナブルな価格設定となっている。
遠くのはベイブリッジを見ることができる、
こういう景色を見ると横浜だな~としみじみと思う。
(横浜なので当たり前だが)
日差しが強くなってきた・・・帰ろうか。
2階エントランス、ここから出ると広大な空間が広がっている。
通路が円形に繋がっており、大きな建物が 建ち並んでいる。
こちらの連絡橋を渡り、ひたすら直進していくと、桜木町駅に到着する、
外は暑いのでクインズスクエア、ランドマークプラザを通り、体力温存することにし
た。
さて、みなとみらい三大ホテルの旅も残り一つとなった、
それはロイヤルパークホテルだ。
ゴールは近い。
みなとみらい三大ホテルへ! ヨコハマグランドインターコンチネンタルに泊まろう!
完