KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

伊豆の踊子ゆかりの宿「福田家」に泊ろう!(その2)

 

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伊豆の踊子ゆかりの宿「福田家」にチェックインする1分前、

そんな場面から今回の旅日記が始まります。

   

 

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伊豆の踊子ゆかりの宿「福田家」玄関前

 

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こちらがメインヒロイン・薫14歳だ、いわゆる「伊豆の踊子」だ、

この像はとても大人びて見える・・。

 

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「日本秘湯を守る会」

この宿を調べていく内にこの会を知る事になった、秘湯の定義とは何だろうか。

 

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伊豆は猪料理が有名だ、しかし私を迎えてくれたのは「鹿」

 

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帳場、この辺りは様々なものが飾られており、とても情報量が多い、

後でゆっくりと見学しよう!

 

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ご主人が部屋まで案内してくれる、導かれた場所は・・・。

ようやく泊まることができた「踊り子1」の客室。 

 

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小説「伊豆の踊子」の一高生川端康成三泊したお部屋

 

しかし今日は・・・「しがないブロガーKITが一泊したお部屋」となった、

心の色紙に刻んでおこう。

 

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入口を入り、右に曲がるとさらに扉があり、廊下(広縁?)に繋がっている、

左に曲がるとお手洗いなどがある。

 

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洗面所にはハンドソープとドライヤーが置かれており、至って普通だ。

 

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お手洗いにはヒーターが付いている、3月でも寒い日はあるものだ。

 

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「踊り子の一」と札に書かれているお部屋

※「踊り子二」などはない、「踊り子7」はあるよ。

 

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障子の部屋の周りに廊下(広縁)状になっている、

障子を全て空けると、かなり開放的な空間となる、正面には橋がしっかりと見えてい

る、ということは向こうからもよく見えるということだ。

 

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玄関前・庭の踊子の像も見ることができる。

 

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こちらは玄関側

 

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反対側から見た構図、いや~広い部屋だね・・・・。

 

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鍵はとても古いタイプのものだった、

ムリに開けようとすると壊れそうなのでやめといた。

 

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廊下(広縁)はL字のようになっている、

ここに座れば、河津川の流れを見ることができるようになっている。

では居間に入ろう。

 

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二つの部屋から成り立っており、手前がお布団などを敷く部屋、

奥の部屋にはこたつが用意されており、これが快適なのだ・・ぬくぬくなのだ、

抜け出せないのだ。

冬の炬燵には魔物が住んでいるのだ(今は春だけどね)

 

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障子を閉めると、落ち着いた空間をつくることができる、

景色がシャットアウトされてしまうので、勿体ないようにも思えるけけど。

 

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 欄間もいいかんじ。

 

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床の間には太鼓と囲碁が置かれている、

小説を読んでいる人ならすぐにわかるだろう、踊子が持っていた太鼓、そして「私」と

さした囲碁だ。

 

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広縁にはテーブル1台と椅子2脚が置かれている、

その机の上にはカバーに掛けられた小説「伊豆の踊子」が置かれていた。

そもそも、これを広縁と呼んでいいのだろうか、廊下のように出入口までつながってい

るのだ、いってみれば廊下と呼ぶほうがしっくりとくるのかもしれない。

 

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今、小説「伊豆の踊子」を買うとなると新潮文庫のこの柄となることが多い。

ネットでは様々なパターンのものが売られている。

 

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奥には冷蔵庫とその上にはグラスなどが置かれている、

キンキンに冷えた瓶ビールが入っており、夕食時にもちろん頂いた。

 

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どうにか窓を上げると、橋がとても近くに感じる。

(実際に近いので、そのままなのだが、だぶん臨場感が違うのだろうな)

 

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部屋の中には様々なものが掛けられており、また置かれている。

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けっこうあるでしょ、あと掛軸や太鼓や囲碁など・・・まだあったっけ??

そしてキジ??!
 

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お茶と饅頭を食べて、一息つく・・・・

東京駅の美術館に行き、特急で快適に河津に来ただけなのだが・・・やはり疲れた。

 

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浴衣に着替えることで、寛ぎ度が変わる。

そして温泉に入り、その寛ぎ度はMAXを超える!(笑)

 

では早速温泉へ行こう!
 

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部屋を出ると目の前には「踊り子7」の客室がある、

 

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ここも人気の客室、映画のロケはこの部屋で行われたという、

色紙には三浦友和山口百恵などのサインが書かれている。

次はこの客室に泊まりたいと考えており、また川端康成命名した「思い出」という客

室も気になっている。

 

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太宰治「東京八景」執筆の宿

ちなみに・・・「踊り子一」の客室を出て、すぐの場所にある。

 

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部屋の中には入ることはできないが、独特な世界が部屋中に広がっている。

 

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では露天風呂へ

 

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秘湯温泉 | 福田家 (fukudaya-izu.jp)

※公式HPより掲載

福田家さんには2つの温泉があり、時間により男女別に分かれている。

ある時間(夕刻以降)を過ぎると、貸切風呂となり、入口に掛けられている札を使うこ

とで貸切となる方式だ。

ここの温泉は前回入った時に、一発でほれ込んだ。

熱めのお湯でKIT好み、露天風呂は外気で温度は下がっており、少し残念だが・・・。

 

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やっぱり福田家さんといえば「榧風呂」

造りが独特であり、階段を下りて半地下のような場所に温泉(浴場)がある。

この旅で榧風呂に二回、岩風呂に二回入ったと思う。

前回もそうだったけど、深夜の榧風呂はいい!!

そしてまた寝る・・・起きたらまた入る、そして朝食だ!!

なんというサイコーのコンボだろうか!!

 

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お風呂上りはそのまま、クールダウンをかねて展示室・資料室へ。

 

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ガラスケースの中には何げなく「東京八景」初版本が置かれていた。

 

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ユーチューバー・スーツさんの本が置かれている、これは前回と違っていた。

伊豆の踊子のルートを追った動画を作っており、それが非常によい出来ということだ。

テレビでは映画「伊豆の踊子」が流れていた。

 

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どうしても気になってしまう「伊豆の踊子人形」

 

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いい目(?)をしているだろう?

 

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丸机の上に福田家さんの記事が載っている雑誌がどっさり!

だいたい写真の構図は同じだよね・・。

わかるよ!

 

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原作の舞台に本当に泊まれる!

「踊子1」※客室名

今、私は泊まっているぞ!!!

 

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「伊豆の國 特集風景」¥2,500

こういうのに弱い・・勢いで買ってしまいたい(買わなかった)

いつかは買っちゃいそう。

 

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思い入れの深い人、著名人の多くが泊り、サインを贈っていた、

帳場の隣りにはそれが飾られている

 

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馬場民雄さん、私自身は存じあげていなかったのだが漫画家ということだ。

この言葉も多くの人が印象深く感じたに違いない。

「ほんとにいい人ね。 いい人はいいね」

私も言われてみたい・・・。

 

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では食事の時間だ!!

時刻は17時40分過ぎだったかな。

さっきも書いたが、温泉も良かったし、この料理たちにもほれ込んでしまった、

それがあっての二回目の宿泊となった、おそらくは三回目もあるはずだ。

 

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かさごの揚げ物

全てを食べることができる、がりがりといってしまおう!!

 

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海に近い土地柄、お刺身ももちろん登場する、

話しは変わるが、この地区は東伊豆地区でいいのだろうか?

中伊豆ではないだろうけど・・・。

 

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やっぱりコレね!! キンメダイの煮付け

「ほんとにおいしいね。 おいしいものは美味しいね」

目玉もイケるのでいってしまおう!

(正直・・あまりおいしいものではななかったけどね。)

 

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わさびがのったおかか御飯

最終局面で出ているメインイベンター、この段階でお腹はかなりいっぱいいっぱいの状

態となっている、それでも美味しいのだから恐れ入る。

 

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お布団も敷いてもらったので、いつでも寝られる状態になった。

 

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 夜になるとこんな感じになる、独特の世界でしょ?

(外の街灯の影響だね)

 

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こちらは黒の世界・・・。

 

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深夜2時頃に目が覚めてしまい、榧風呂にいく・・。

ここは24時間温泉に入ることができるので、好きな時に入れる・・なんと素晴らしい

いことか!!

コンビニは24時間営業否定派だけど、温泉の24時間は大賛成さ!!

 

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朝、外を見ると雨が降り続いている、

かなり残念ではあるが、これはこれで趣きがあり印象深いものとなる。

 

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これは台湾リスかな?

かなりの頻度で目撃することになる来客だ。

 

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水かさが増し、川色も茶色へと変わり、以前の時のようなさわやかさは皆無、

そんな景色を見ながら、小説「伊豆の踊子」を読む。

これが正しい伊豆の踊子ゆかりの宿・福田家の過ごし方の一つだ。

 

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7時20分頃、朝食の時間となる。

いつのも3倍以上もの品目があり、豪華な朝食となった。

 

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少しだけ雨が弱まってきた、これから天気は快方に向かうという予報、

1日ずれていれば、よかったのに・・・と思うのは意味のないこと・・。

  

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では手続きを済ませて出発の時、

「また来ますね。」と宿の主人と私自身に向けて言った。

 

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最初この景色を見た時の高揚感を忘れない、

そして、またリセットして、それと同じ気持ちになりたいとも同時に思う。 

 

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次はくそ暑い夏に来たいな。 

 

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小説に登場した共同湯前、

今のご時世、地元民ではない私は入れない、入らない。

祭りも悉く中止になるし、早く平時に戻ってほしいと切に願う。 

 

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湯本楼という看板が気になるが、やっているのだろうか。 

 

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踊り子のシンボルタワーが見えてきた、ここは幹線道路、修善寺へとつながる道だ。

この看板が見えたら曲がる、少し先に行けば福田家さんの駐車場がある。 

 

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湯ケ野バス停、もう雨は止んだので傘をしまう。

 

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これから東海バスに乗り、終点・修善寺駅へ向かう、

これが結構長いバス旅となる、でも飽きることはないだろう、

景色とバスの心地よい揺れが路線バスの旅の醍醐味を教えてくれるのだから。

 

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空を見上げると青空がのぞく、今日はいい日になりそうだ(本当か?)

伊豆の踊子ゆかりの宿「福田家」に泊ろう!(その2) 完