「帷子川を歩こう!」の第7回目、帷子川親水緑道から鶴ヶ峰稲荷神社へ向かって歩きます。
「帷子川親水緑道」
その公園の前には帷子川が流れている、
とはいえ、この緑道公園を無視して直進するわけにはいかない、では行ってみよう。
暑い・・・疲れたけど・・使命感だけが私を突き動かすのだ(笑)
【帷子川親水緑道】
お~、ここはオアシスか?!
今日はメチャクチャ天気がよく、言い方は悪いがくそ暑い!!
この日陰がとても心地よく、川の流れが涼し気に思える、ここはいい!
この場所がとりわけいいわけではなく、今に至るまでの状況がよく、気持ちいいと感じているということだけどね。
ここには吊橋がかかっている、こんな駅近にこんな場所があるのか・・。
ここは竹やぶエリア、とても涼し気に思える、周りには同じように散策している人、
駅へただ向かっているような人もいる。
ここに棲息している生物たちが紹介されている、
こんな生き物がいるのか?というものはなかったのは残念ではあるけど、実際にはそんなもの。
これだけ看板が色あせているので、この公園はかなり昔に造られたものと思われる。
とはいえ、10年~20年ぐらい前だと思うけど。
この橋を渡っていけば、鶴ヶ峰駅に行けるのだろう、
このまま鶴ヶ峰駅へ行き、相鉄線で帰る・・そうしたい気持ちもあり、私の心の大部分を占めているのだが、今は帷子川を歩く旅をしているので、こんな半端な場所で終えるわけにはいかない。
言葉に言い表せない使命感だけが私を突き動かす。
時折、列車の走行音が聞こえる、聞こえるけど走っている姿を見ることはできない、
近所にこういう場所があるのは少しだけ羨ましいと思う。
これでだいたい公園内を歩いたことになった、右へいけば帷子川へ合流、
左へいけば池・庭園ゾーンへいくことができる。
「帷子川親水緑道案内図」
折角なので庭園ゾーンへ。
池の周りをぐるりと回ることができる、何かのモニュメントがあったように思えたけど、画像に載せるほどのものではなかった。
池は控えめに言って汚い、きれいな池などそうそうないのだけどね。
周辺は住宅街になっており、木々の間からもちょこちょこと建物が見える。
では帷子川に合流、この看板はこの川歩きではかなりの頻度で出会う。
これは半魚人だよね・・・。
緑道公園を抜けると視界が一気に開ける、
目に飛び込んでくるのは高層マンション、その間に架かる橋は鶴ヶ峰バスターミナルと国道16号線を結ぶバス専用の道だ。
この鶴ヶ峰以降、帷子川は相鉄線から離れてしまい、これ以降はバスだけのエリアとなる。
帷子川源流から帰る際は、若葉台バス停などから鶴ヶ峰バスターミナル経由・相鉄で帰るのが最もベターな方法となる。
ということは、引き返すなら『ここ』ということになる。
「鶴舞橋」
ここには鶴ヶ峰という地名の由来が説明されている。
昔この辺り一帯には田んぼが広がっており、鶴がエサを食べにきていた、
それを「鶴舞い田」と呼び、エサを食べたのち、鶴たちは近くの高い峰で翼を休めていたという、この光景から「鶴ヶ峰」という名称が生まれたという。
もう実質、本日のゴールは見えている、木々に隠れて見えていないが、きっとあそこだろう。
トンネルには蔦が垂れ下がっており、さながら自然のカーテンのようになっている
ここを本日のゴールとした。
ゴールにした理由は相鉄線で帰るにはここで終わるしかないのだ、
横浜から鶴ヶ峰までは相鉄線と帷子川は同じようなルートを辿っているのだが、
ここ鶴ヶ峰でその二つは袂を分かつことになる。
今いる橋は「鶴ヶ峰橋」
ゴール横に鎮座するのは「鶴ヶ峰稲荷神社」
本日の旅が無事に終わった、その感謝をお伝えしよう、
そして「帷子川を歩こう!(後半)」も無事終わるようにとも付け加えておこう。
【鶴ヶ峰稲荷神社】
この鶴ヶ峰稲荷神社はある理由でスポットライトが当たったことがあったという、
メジャーリーガーの大谷翔平が子供のころ、参拝にきていた神社がこの鶴ヶ峰稲荷神社なのだ、大谷翔平の母方の実家が鶴ヶ峰にあり、実家に遊びに来る度に参拝にきていたという・・・。
拝殿からは帷子川の川面を見ることはできないが、鶴ヶ峰タワー(?)を見ることができる、あの下には相鉄線・鶴ヶ峰駅がある。
また新幹線を新横浜駅から乗ると進行方向右側にはこのタワーがよく見える。
ここで「帷子川を歩こう!(前半)」は終りますが、
あと少しだけ続きます・・・・・。
鶴ヶ峰稲荷神社の反対側には遊歩道が伸びている、
ここはかつての帷子川だった場所、そこを埋め立てて遊歩道とした。
これは歩かないとね。
たしかに雰囲気は川底だ。
そしてすぐに道路へぶつかる、この道路は水道道と呼ばれる。
遊歩道の終わりには「鎧橋」という橋がある、
説明版には帷子川と水道道が交差する場所に鎧橋が架かっていたという。
今は無いが、その記憶としてモニュメントが建てられている。
この道路が水道道、ここに鎧橋がかかっていた、遊歩道はさらに続く。
これは「鎧の渡し」という場所があったことに由来するもの(諸説あるだろう)
そしてこの場所は鎌倉時代の武士である畠山重忠公ゆかりの土地でもある。
水道道を渡った先にある遊歩道入口には「鎧の渡し緑道」のプレートが。
階段が下がっており、いかにも川跡という感じだ。
駅から離れてしまうが、少しだけ歩いてみよう。
この辺りは「畠山重忠の旅」で歩いているので馴染みある場所だ。
遊歩道の端には川の名残の遺構がある。
両脇にはきれいに木々が植えられている、遊歩道は川を意識した造りであることがわかる。
遊歩道の終点には畠山重忠のゆかりの散策マップが立てられていた。
その一角には帷子川に関する説明もされていた。
・明治初期頃まで西谷より上流は二俣川と呼ばれていた
・昭和63年、帷子川にショートカットができ直線的となった
・平成18年に鎧の渡し緑道が完成した
今いるのは①鎧の渡しという場所。
帷子川はまだまだ先へと続く、右下にある相鉄線は帷子川と分かれていく様子がわかる
鎧の渡し緑道の終点には旭区役所がある、その敷地内には・・・。
「鎧の渡し」と「首洗い井戸」の木柱が立てられていた。
では一旦この辺りで終わりにしよう。
横浜2級河川・帷子川を歩こう!⑦(帷子川親水緑道~鶴ヶ峰稲荷神社) 完
※ここまでは5月ごろに歩いた記録となる、後半は8月下旬に歩くことになりました。