神奈川県横須賀市にある観音崎京急ホテルに宿泊しているKIT、ここから早朝散歩に行こうと思う。
観音崎京急ホテル正面入口、このホテルは3階建てであり、それほど大きなホテルではないが、全室オーシャンビューになっている。
ホテルの客室に置いてある観音崎公園MAP、これはとってもためになります。
散策前は下調べをしっかりしましょう!
この「手書きで作った感」がいい!
ホテルを見ると、ロビーを貫通して東京湾を一望することができる、そんな素晴らしい立地にホテルはある。
ホテルの正面には集合住宅があり、リゾートホテルとしてはアンマッチな気もするが、これもまた観音崎だ。
帰りはホテル前のバス停(観音崎ホテルバス停)から馬堀海岸バス停に向かう。
もちろん京急バス、所要時間は約10分ほど。
こちらは馬堀海岸から来た時に下車するバス停だ、次は終点の観音崎バス停となる。
隣りにはレストラン浜木綿、こちらはホテルとつながっている、
SPASSO(スパッソ)=スパ施設は繋がっておらず、外部施設扱いとなっている。
ホテルからすぐに横須賀美術館入口が見えてくる、行くかどうか、迷ったが今回は見送りとした、理由はなんとなくだ。
横須賀美術館の目の前には海が広がる、今回の観音崎散策は美術館の横の道から上がっていく。
ここが始点となる、では観音崎一周の旅へ行こう!
まずは三軒家園地を目指すことにする。
歩いていると、かなりの頻度で海と連れ添う、だからこそ、楽しい観音崎散策。
海の水平にはびっしりと陸地や建物が並び、不思議であり壮観な光景だ。
このエリアはなんだろうか、
ベンチがあるが柵に阻まれ入ることができない、強引に入ることはできるけど、ねぇ。
特に意味はないんだよね・・。
砲台跡が半円を描いている、実際にはどのように使用されていたか、知識がないので想像が乏しいのが正直なところだ。
ここ観音崎は戦時遺構が多く残されている。
何かのパイプを通す穴だろうか・・・。
三軒家砲台には4基の砲台があったようにかかれている。
両脇から階段が下りて、下には扉があるように見える、何かの地下施設だったのだろうか。
当然ながら堅い施錠がされている、開いていても入りたいとは思わないが。
三軒家園地
なぜか河童のモニュメントがあった。
円形の園地からは海が一望できる、
どこでも、たいていは海が見える環境にあるのだが、それでも海はいいものだ。
房総半島まで遠望できる、右に見えるのは灯台ではない、
そう思ってしまう人が多いかもしれないが・・私も最初はそう思っていた。
歩いていると謎の扉があるのだが、それでも直進だ。
これはストーンヘンジだろうか?!(違います)
花の広場と刻まれている、
このように至るところにマップがあるので現在地が確認できる、これは安心だ。
『今どこ?マップ』も多く設置されており、ダブルで現在地把握ができるぞ。
遊具が集まる場所にも、何気なく遺構らしきものが自然とある。
地層に這う木の根、逗子層・池子層と呼ばれる地層は堅く、根を伸ばすことができないという。
『戦没船員の碑』
ここでようやく半分の行程を終えたことになる。
澄み切った空と海が物悲しく見える地だ。
ここで折り返し地点。
『海の見晴らし台』
この煉瓦トンネルの先にそれはある。
洞窟及び隧道にはロマンがある、先がはっきりと見えているので、不安はないだろう。
さらに先へ。
こちらにも砲台跡が見て取れる、ここにはいくつの砲台跡があるのだろう。
この入口は何に使われていたかは、かかれていない。
かなり堅牢な造りになっている。
さらに奥へいくと見晴らし台に辿り着く。
ここは北門第三砲台跡
この円筒は気になる。
木や草に覆われて、自然に帰っていく砲台。
それでいいのだろう。
さらに奥にすすむと、東京湾海上交通センターがあった。
ここではUターンして、先ほどのルートに戻ることにする。
右には一般道路が見えてきた、散策道は下り坂、すかさず上り坂となっていく、この下った場所に東京湾海上交通センターの入口があった。
『北門第一砲台跡 』に到着。
ここはこれまでとは少しだけ趣きが異なる。
隧道があるので、くぐってみよう。
隣りの砲台、一部は公園の整備として作られたものだろうか。
こういう時、案内係りがいて頂ければ、様々な納得できる話が聴けるに違いない。
ここまで来れば灯台も近い、ここが視覚的には印象に残る場所だと思う。
ここにきてテンションがあがってくる、なぜなら。
灯台が見え、
海が見えてくるからだ。
切り通しを抜ければ、目の前には灯台が現れる。
それにしても風が強い。
この灯台は上ることができる灯台だ、以前に上ったことがある、ちなみに有料。
少しだけ迷ったあげく、再び上ることにした。
料金:¥300(大人)
こちらが灯台の最上部からの景色、
やばい!!
風が下と比較できないほどに強い!!
堅牢な柵があるのだが、この風が恐怖を誘うほど。
でも景色はサイコーだ、正面には房総半島がきれいに見える。
こちらは横浜みなとみらい方面、目を凝らすとビル群を見ることができる。
艦船を見ると得した気分になる、方向的に横須賀港に向かっているものと思われる。
海堡も見えた、あれは第一海堡なのかな・・・。
資料展示室が併設されている、前回も入っているので流し見で終えた。
あとは階段を降りていくのみ、ようやくゴールを意識することができる。
下りたところにも分岐がある、
まだまだ歩いていない場所もあるのだが、出発してかなりの時間がたってしまった、
それにもう疲れた(飽きてきた・・。)のでホテルに戻ろう。
海沿いを歩くのは気持ちがいい、そして釣りをしている人が多い。
特異な形をした岩礁もあり、波を見ながらの楽しい散策ができる。
ここにもお手洗いがある、これまで歩いてきた中で3つほどお手洗いを見た、散策をする上では問題ないほどの充実ぶりだと思う。
海蝕洞が見えてくる、こちらには観音像が安置されている、
本来の観音像は焼失しており、今あるのは復元されたものだという。
柵があるので近くで見ることはできない、観音崎の名のルーツは、ここに由来する。
焼失前の写真をもとに復元したという、よく見ると花を挿す華瓶を持っている。
あとは海沿いの遊歩道を歩き、ホテルに向かうだけだ、
とその前に海の真ん中に何かがある・・・。
これも戦時遺構なのだろうか・・・詳細はわからない。
でも不思議な光景であることは間違いない。
こちらは京急バスの観音崎バス停だ、ここにはちょっとした売店・食事処がある。
少し入りづらい雰囲気だけど。
波が風に誘われ、とても高い。
海の力強さをひしひしと感じることができる、そんな日だった。
こういう海沿いの散策路が整備されている場所は、素直に素晴らしいと思う、
旅の深みがでてくると思う。
横浜から近い観音崎に、このような場所がある。
是非、京急ホテルとセットで行ってみてほしいと思う。
ここまで来るとホテルのレストラン浜木綿が見えてくる、その前の広場にはグランピングの宿泊棟が2つほど見える、出来上がったアウトドアだけど、これはこれで楽しい思い出ができるだろう。
そして道路に合流。
出発してから2時間ほど経過していた、なかなか濃い早朝散策となってしまった、でもこの疲れが心地いい、その後は、SPASSOにいき、温泉で疲れをとる、とても自然な流れだ。この散策により、観音崎旅行に深みが増した・・・と思う。