KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

文豪の隠れ家?山の上ホテルに泊まろう!

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今回は文豪の隠れ家として知られているクラシックホテル「山の上ホテル」に宿泊した、その時のホテルステイを紹介していきたい、どうぞお付き合いください。

 

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今回の舞台はお茶の水にある「山の上ホテル」だ。

最寄り駅より5分もかからず到着した。

 

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大通りから右へ曲がると、登坂の先には山の上ホテルがたっている。

 

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そして入口にはホテルスタッフがたっていた(そうか、そうゆうホテルか・・・。)

12月初旬ということもあり、光によるイルミネーションが施されている。

アールデコ様式の6階建てのホテルである、夜なので見ずらいね。

 

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翌日に撮った写真だが、雨が降っており、どことなく寂しげである。

アールデコとは、フランスパリで生まれた折衷装飾様式であり、幾何学模様、直線・波

線を多用しており、クラシックでありがならモダンな雰囲気を持つものらしい。

(まぁ、なんとなくわかります、そういうことにして)

 

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山の上ホテルは全客室35部屋、どれ一つも同じレイアウトの部屋が無いという。

多くの文豪が定宿としており、川端康成三島由紀夫が有名である、私も川端康成という名を聞いて、興味を持ったホテルだ。

 

神田・神保町にも近いということもなり、作家の執筆活動の最後の追い込み(カンヅメ)で使用することも多く、締め切り前には多くの出版関係者で混雑していたらしい。

 

三島由紀夫は特に気に入っており、東京でこんなに静かな場所があり、設備も清潔、サービスに素人ぽっさがあり実にいい、有名にならないように・・・と言っていたという。まぁ、有名になってしまいましたが。

 

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フロントではなく、専用のチェックインデスク(?)でチェックインを済ませて、

お隣りのソファーで待っている、

夕食を食べていなかった為、ホテル内のレストランの相談をした、

雨が降っているのでもうホテルから出たいくない!!

それに週末で疲れているのだ・・・。

空き状況を確認してもらいと、どこもすぐに入れそう、どうするかな。

ちなみに、正面に見えるのは「バーノンノン」がある。

 

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ここには天ぷらの美味しいお店が入っているらしいのだが、なんか、バっと食べて、部屋に戻りたいと思ってしまい、また体が麻婆を欲していた為、中華料理にしていまった。 (別に選択肢を間違ったとは思っていないよ。)

 

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中国料理 「新北京」

ふ~ん、新横浜みたいなものかな(色々と間違っている) 

 

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ちょっと!!

客が誰もいない!!!

全くの想定外、賑わっているのでは・・・と勝手に思い違いしていた。

なんか、気を使ってしまうな。

(もう、閉店準備するつもりだったのに・・お客さん来ちゃった・・と思っていないこ

とを願う(笑)) 

 

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生ビールをまず注文、

ほどなくして、麻婆豆腐が出てきた、やっぱ、麻婆はウマイ! 

 

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炒飯も無難に美味い!!

でも、会社近くでたまに食べるラーメン半炒飯と満足度はあまり変わらないのは気のせいかな。もうこの頃にはビールのおかわりしていた。

という感じで、静岡までの新幹線チケットぐらいがふっとんだ。 

まぁ、貸切料金を考えれば、安いものだ(笑)

 

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こちらは鉄板焼きのお店、そしてフロント近くには天ぷらのお店がある。 

このホテル内には7つもの飲食店が入っている、こんなに小さなホテルなのに。

 

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階段はなかな変わったデザイン。 

 

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階数表記もなんかおシャレだよね、昭和期後期的な。

 

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ここでは客室まで案内をしてくれた。

これは中華街のローズホテル以来だろうか、個人的には一人で行く方が気楽でいいのだ

が、たまにはいいかもと思ってしまう、たまにはね。 

 

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入口に収納棚が多い、手前の引き戸には枕が2つ入っていたけど。

入口からクラシックさが溢れており、とても質感もよさそう。

 

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冷蔵庫は控えめに収納、開けてみると・・・。 

 

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これも今では珍しい部類だろう、しっかりと中身が入っている、それもぎっしりと。

こんなにいっぱい入れないでもいいだろ・・と思ってしまうほど入っている、買ってきた飲み物を入れるためにどれかに犠牲になってもらわねば。 

中央の「りんご汁」というネーミングはなんかやだな。

 

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価格帯は400~600円、これは良心的なお値段といっていいだろう。 

 

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こちらは無料コーナー、インスタントコーヒーがあり一安心。

これ以降かな、ホテルに泊まる際はコンビニで携帯カップコーヒーを買うようになった

のは。 

 

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ホテルオリジナルのミネラルウォーター

これがあるだけでコーヒーを飲む楽しむが2ランク上がることは間違いない。 

 

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 この客室はスタンダードシングルとなり、19,000円ほどとなる、木肌を多く使用した落ち着きのある雰囲気を醸し出す、カーテンのチョイスと絨毯のカラーがさらにクラシックさを出してくれる。

 

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あまり座る機会が少ないと思われるデスク、それでもこのホテルのインテリアとしてはなくてはならないものと感じる。

デスク上には蛇腹の便箋が置かれており、プレゼントということなのだろう。

(たしか売店で販売されていた) 

 

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いいね薔薇!

この一本がなんかうれしい、過去を振り返るとホテルの客室で花があることはまずない。

 

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感心したのは左側の延長コード。

この配慮は地味に素晴らしい、多くのホテルに泊まっていると、延長コードが欲しい思うことが多々あるのだ、 それを先回りして忍ばせておく・・・薔薇といい延長コードといい、このデスク周りだけで、これだけ感心してしまった。

では、久しぶりにフランスの友人に手紙でも書こうかな(笑)

(心の中だけにいる友人です)

 

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あとこれね!

この自立式のペン!!

そんなに高いものでもないのだろうけど、見た目がいい!! 

これは他のホテルではほぼない。

 

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壁にかかっている絵だけど、これはなんという鳥なのかな、

誰か知ってます? 

 

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革張りの椅子は当然ながら多くのホテルにあるソファーと比べると堅い、でもこの部屋にはこの一式が合う。

中央の机をみてもらうと折りたたまれている、これは朝食時にガチャンと広げて広くすることができるのだ。 

 

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とてもレトロさを感じる造り、この特別感がいいと思う。 

 

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さすが「カンヅメ」の歴史があるだけあって、居心地がとてもいい、それはこの部屋の雰囲気も寄与しているのだろう。

 

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ナイトテーブルもレトロチックなものだった。 

 

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昔のステレオにような感じ、ボタンをガチャッと押すような感じ。

 

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左側のボタンはラジオやBGMの選択ができるようになっている、BGMは朝の食事をとりながら聞くと、いい雰囲気がでるよ。

 

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ベッドはシングルなのでやや小さめ・・・。

でも全く問題ない、私の自宅のベッドはもっと小さいので、これでも一回り大きい。

ダブルなどを使うと持て余してしまう(笑)

 

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中は新しさの欠片も感じられないが、古さの良さを感じる、

とはいえ、開業後の真新しいメトロポリタンホテルのバスのほうがいいのだけど。 

バスタブの広さも問題なく、概して満足するものだった。

 

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こちらが箱入りのアメニティ、これは力が入っている。

箱が無駄と思うかもしれないが、ホテルステイはこれぐらいでちょどいいかも。

 

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そして固形石鹸、数時間のステイでは使いきることはできないので無駄が発生する、

ここがいつも気になってしまうところだ。 

 

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歯ブラシはこちら、オシャレな文字で書かれている。 

 

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髭剃りもこの特別さ、ボトル式とはね・・・。 

 

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お手洗いは古いもの、後付けで洗浄機式を付けたのかな・・・。

ダイヤル式はあまりよろしくない。 

 

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 客室の鍵はこちら!

カードキーが多い現在において、あえてレトロな鍵を使っている。

ピッキングしやすいなんて危険は、ホテルにおいてはほぼ皆無、そして鍵が付いているキーホルダーにも注目してほしい、手で握るとぴったり。

このキーホルダーを模した「キーホルダー」がお土産として売られている、そこには客室番号601と刻まれている。

(もちろん帰りに買いました。)

 

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 ここに差し込み、ガチャリと周す。

この感覚が少しだけ新鮮に感じた。

 

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これは竹・・バンブーなのだろうか・・。

所々には「山の上ホテル」別名「HILLTOP HOTEL」とかかれている。 

 

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もこもこの室内履き(スリッパ)だ、これはいい!

一般的にはペラペラの安物スリッパであることが多い、それでも不便に思うことはあま

りないのだが、これはこれでうれしい。

まさに部屋にいること楽しむためには必要な配慮ということだろう。

 

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このコミカルさは楽しい、連泊プランもあるので、その時に使うものだ。 

 

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宿泊費はシングルが最安値( 20,000円前後)、デラックスシングル(23,000円前後)

2名泊からダブル・ツイン・スイートとなり、30,000円~60,000円の価格帯となる。

 

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館内は赤じゅうたんが敷かれている、ドアはクラシックホテルらしく木製である。 

 

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 エレベーターは1機、35部屋6層であれば、特段不便はなさそう。

そして、造りは古く洗練されていない、停止時の小さな衝撃に歴史を感じる。

でもそれが趣あっていい!

 

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階段で上層階に上がってみる、ここでも階数表記がオシャレだ。 

 

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螺旋階段が美しい、

これを最上階6階から見下ろしているが、下から見上げる人もいる。

 

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螺旋階段を上がった先にはダブルルーム601号室がある、ここは入口に入ると、さらに階段が続いている。これ以上は入れないのだが、ここは山の上ホテルの頭頂部となり、特別室だ。

 

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ついに手を出してしまった、あつまみMAX、これは600円ほど、冷静に考えると高いのだが、ホテルステイの非日常の中では財布の紐も緩んでしまう。 

 

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山の上ホテルは、レストランなどの飲食店が多く入っているホテルとしても有名、

バーノンノンでは川端康成もお飲みになったのだろうか・・。

ここでは天ぷらが最も有名だ。 

 

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朝食券もオシャレだよね。 

 

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そして朝食が運ばれてきた、

前日のチェックインの際、食堂か客室がいいか確認された、迷った挙句部屋食を選択し

た。

あまり匂いが残るのがいやだなと思ったが、今の御時世を鑑みての選択だ。

朝から刺身を食べるというのも、あまりない体験だ。

 

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御飯と味噌汁が置かれており、お茶がうれしい。

 

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最後に甘いモノを食べる、ほぼ完ぺきに近い流れ、そして締めだった。 

 

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外の景色はこんな感じ、眺望に関しては全く期待をしてはいけない。

そもそも、期待していなかったので、がっかりもしていないのが正直な感想かな。 

 

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明治大学ビュー

こう見るとツマラナイ景観に見えてしまうが・・・。 

 

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こう見ると、なんかクラシックな客室とマッチしているように思える。 

 

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カーテンを閉じてみても、妙にマッチしませんか? 

春の時期にまた来てみたいな・・・と思ってしまった。

 

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少しだけ窓を開けてが外気を取り込むことができるようになっている。

  

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チェックアウトは12時、ゆっくりできるホテルは有難い。

なんで多くのホテルは 10時なのか?

理由はおおよそ理解しているが、考えてほしいところだ。

1時間延長で1,600円というところもあるし、宿泊料の20%というホテルもある、率の場合はたいてい高級ホテルだ。

 

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ついに本降りになってしまった・・。

晴れていれば、早朝散歩として駅周辺や神保町まで足を伸ばしてみたかったのだが。

それだけが残念だった、このまま横浜に帰ろう。 

 

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なんか、車が路上の雨をはじく音が悲しいね・・。 

 

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都会の中のクラシックホテル、ではさらば! 

 

文豪の隠れ家?山の上ホテルに泊まろう! 完