福田家さん宿泊記の第2部スタートします!!
今回泊まっているのは「踊り子七」という客室、ここも以前から泊まりたいと思っていた部屋の一つであり、その念願がかなった。
少しだけ館内を周ってみようと思う、「踊り子七」客室の向かいには「踊り子一」の客室が見える。こちらは今年3月に宿泊をしており、「伊豆の踊子」ファンとしては絶対に泊まりたい部屋であった。今回は1か月以上も前から予約をしていたが、すでに「踊り子一」は先約済となっていた。
この廊下が「踊り子七」と「踊り子一」を繋ぎ、「踊り子一」の客室前には、太宰治が泊った部屋がある。
太宰治「東京八景」執筆の部屋とかかれている、中に入ることはできず、廊下からの見学となる、その小説では、湯ケ野(福田家)について、とるところがない・・とこき下ろしている、さすが太宰治らしい・・。
正面に見えるのは「踊り子七」の客室、入口のすぐ右側には1階への階段がある。
階段を降りると、すぐに帳場があり、左には榧風呂がある。
1階の帳簿横には宿泊者が書いたと思われる色紙が多数置かれている、来る度に変わっているので、主人が定期的に変えているのだろう。
奥の部屋は資料館のようになっており、写真や書籍などが展示されている。
こちらは「踊り子人形」、ガラスケースには様々な種類の伊豆の踊子の書籍が展示されていた。
無造作に置かれている雑誌はすべて福田家さんが紹介されているもの。
その隣りの部屋には、貴重な伊豆の踊子の直筆原稿が飾られている、また周りには歴代の映画「伊豆の踊子」の主演たちのサインが飾られている。
この時期、暗くなるのが早い・・・。電灯により緑色に見えるようになる、踊り子一の部屋ではその影響をもろに受け独特の雰囲気になる、私は良かったと思ったけど。
夕食は1階の食堂で食べることになった、完全に個室であり、これはうれしい。
ここでの食事も今回で3回目、とても楽しみであり、福田家さんの三大楽しみの一つだ。
コースターも伊豆の踊子、小さなことだけど、こういうのはうれしい。
福田家さんでかさごの天ぷらが好きになった、バリバリ食べよう!
ぼたん鍋、いのしし肉はあまり好きではないが、美味しく頂いた。
河津町は海に面しているので、メインは魚となるだろう。
東伊豆に来たらこれ! 金目鯛の煮付け!
味は濃いけど、それが病みつきになる、思い出すとまた食べたいな・・と思う。
わさびご飯、こちらは最後のほうに出てくる、シンプルながらもウマイ!!
食事量は満腹寸前、全て食べきれるので、旅館泊の量としては適量といえるだろう。
そして朝、窓の外は紅葉が美しい。
リスが柿を食べている、福田家さんに来ると必ずリスを見ることができる、彼らは警戒心が強いので、こちら側も緊張する・・。
寒いので広縁に長居するのは厳しい、ここから踊子の像をみることができた。
小説「伊豆の踊子」のヒロイン・薫
今日は天気に恵まれそう!
正面の丘の上には福田家の駐車場が見える、その距離は徒歩3分ほど。
そして朝食のお時間、こちらも適度にお腹がいっぱいになる。
そして、惜しみながらのチェックアウトの時間だ。
お隣りには伊豆の踊子の石碑がある、こちらは川端康成出席にて除幕式が行われており、唯一の川端康成公認の石碑である。
次こそは河津桜の時期に来たい! 期待しよう!
たしか小説で書かれた時期は11月だったと思ったけど、12月だっけ!
川向には小説にも出てくる共同浴場が見える、朝、薫が手を振っていたお風呂だ。
前回は雨の日だった、やはり晴れはいい!
では、また来ます!
3回目の福田家、伊豆の踊子の宿に泊まろう!【第2部】 完