静岡県伊豆の国市の大仁ホテルの宿泊を終えて、横浜へ帰る日、その前に大仁の町をゆる~く散歩しようと思います!
スタート地点は大仁ホテル、ここは長嶋茂雄が自主練した地であり、ゆかりあるホテルだった。静岡県伊豆の国市吉田1178(最寄り駅は大仁駅・徒歩13分)
全ての旅人は、大仁駅を降りると長嶋茂雄のパネルを目にするだろう、そして大仁は読売巨人軍・長嶋茂雄のゆかりの地と知ることだろう。
ホテルからの坂を下っていくと「長嶋茂雄ロード」の看板が見えてきた。車などは直進して坂をゆるやかに下っていく、徒歩であればこの近道を使うのがいいだろう。
説明パネルも設置されている、長嶋氏が自主トレーニングとしてダッシュをくりかえしていた坂と書かれていた。「気さくで温かい人柄」とも書かれている・・・そうなんだ。
かなりの高さ、向こうには修善寺道路が見える。
坂を下ってくると、ここで合流する、私は階段を使わず、景色を見ながら遠回りに下ってきた。
ここにも長嶋茂雄のパネルが設置されていた、書かれている内容は上にあったパネルとほぼ同じものだった、ここでも大仁ホテルの看板があり迷うことはない。私は昨日、大仁ホテルに向かう際、ヤフーマップ先生のルートを通り、墓地横など非公式ルートを通る羽目になってしまった。
さらに坂を下っていくと門が見えてきた、さすが大仁ホテルだ、こんなものまで作っていた、先程からチラチラと城山が見えている、いい景色だな~。
坂の途中にある大仁神社に寄ってみた、ホテルからは徒歩6分、駅から7分ほどの距離にある、ここは梅の名所としても知られている、そしてひな壇状になっている境内が特徴、そして・・・・。
大仁神社(おおひとじんじゃ)
鮎!!
手水舎が鮎、鮎の口から水が出ている!
その後ろには「鮎友釣り発祥の地」と刻まれている、鮎釣りと思っていたが「鮎友釣
り」とはわりづらい表現だ。 大量に獲る囲いを禁止、それが書かれた天保年間の文書が発見されたのが大仁らしい。
本殿から見た景色は開放感抜群、第一の鳥居・第二の鳥居が見える、これらを抜けて真っすぐに進んでいくと大仁駅方面にいくことができる。
スマートフォン、地図アプリがあってよかったと思うこともしばしば、目的地まで一直線だ。それにしても、歩きなれない町の散策は楽しい。
街道にはしっかりと大仁ホテルの看板が出ている、そして「長嶋茂雄ロード」の看板もある。
伊豆の国市のホームページにも詳しく掲載されているので、大仁に行かれる人は是非下調べをして下さい。 実際、長嶋茂雄ロードを目的に大仁を訪問するほどはどれほどいるのだろう。また、「長嶋茂雄ランニングロード」もあるので興味を持った人はどうぞ!
www.city.izunokuni.shizuoka.jp
伊豆箱根鉄道・大仁駅に到着、見ての通り人はいない、寂しい駅であるが、大仁は特急が停車する駅でもある。
駅のロータリー正面には「黄金の湯」という足湯がある、これは大仁金山より、名付けられた。
改札は1カ所、ホームに行くには線路を渡る必要がある、いい感じの田舎風駅だよね。
「サイクルトレイン運行中」
また「長嶋茂雄ロード」MAPも掲示されているぞ、これは伊豆の国市のHP掲載のものと同じ。
「読売巨人軍 長嶋茂雄ロード」この道を長嶋氏が走っていたのか・・・。
車社会の伊豆では交通量は多く、けっこうなスピードを出している車が多い。長嶋氏がトレーニングしていた当時とは状況が全く違っているのは間違いない。
右には温泉旅館・一二三荘、日帰り温泉もやっているようだ、踏切りを渡ってところにはひらい精肉店がある、詳しくは知らないが多くの客で賑わっており、ただの町の精肉店ではないということは雰囲気から察した。
踏切りを渡り、大仁大橋の手前には大仁橋のモニュメント、そして水晶山への登山口がある、登山口というと仰々しいが、言葉的には間違ってはいない。
「旧々大仁大橋のデブリ」が展示されている、
このようなものを保存するほど、大事な歴史があるのだろう。
「大仁ポケパ」
ポケパとはポケットパークという意味ですか?
ここでも長嶋茂雄ロードの案内がされている、ここから狩野川に沿った道も長嶋茂雄ロードとなる。なぜ、この地を選んだのか、伊豆という温暖な気候、大仁ホテルの離れ、そして温泉、城山と富士山の絶景かなと推測するが、どうだろうか。
大正10年時の大仁駅
西伊豆、伊東、下田方面への基点としての役割を果たしていたという、なるほど、たしかにそのような位置にある、今ではその役割は修善寺にほうが強いだろう。
狩野川(かのがわ)
静岡を代表する一級河川だ、天城山を源流に持ち、沼津市から駿河湾にそそぐ。
大仁橋の途中から水晶山を見る、その麓には「大仁温泉」とかかれているのが見える、今回は水晶山には登らず、狩野川沿いを歩いてみようと思う。
左には城山、そのお隣りには水晶山、さらに右には大仁ホテルが見える。この位置から見るとその3つがほぼ同じ高さとなる。
大仁橋から狩野川沿道は「長嶋茂雄ランニングロード」と呼ばれる、ここが基点となり、終点が城山となる。
神島橋までは伊豆箱根鉄道が近くを走る、これから伊豆箱根鉄道に乗る時はこの景色を気にしよう。
少しだけど大仁ホテルが見える、私の客室から列車が見れたので、こちらからも見えるに決まっている、ついつい客室から見えた景色から、そのホテルを探してしまう。
前方には城山が見えてきた、登ってみたい気持ちもあるけど、それは今じゃない・・と思う、じゃあいつ?
上の道路は伊豆縦貫自動車道、ランニングロードとオーバークロスしている。
狩野川大橋到着、ランニングロードはさらに続くが、私は右へ曲がり大仁駅へ向かうこ
にする。
大仁駅ホームが見える、踏切を渡り反対側へ、右に見える建物は東芝テックだ。
駅周辺では貴重なコンビニ・ミニストップ、大仁に来る人はここにお世話になることが多いはずだ。
ミニストップ近くの脇道から大仁ホテルにいくルートがある、昨夜このルートを案内されてホテルへ向かった、夜は灯りがないため真っ暗だった、昼になるとこのような景色なのか・・・。
大仁神社・大仁ホテル、そうかここはある意味公式ルートだったのね・・・。龍源寺、洞泉院とも書いてある。
再び大仁駅に到着、これから特急で横浜に帰る、乗ってしまえば乗り換えなく横浜に行ってしまう、超お手軽だ。
ちなみに伊豆箱根鉄道は西武グループ、一方、東伊豆を走る伊豆急行線は東急グループとなる。
特急踊り子号が入線、踊り子号には何度も乗っているが、大仁駅から乗車するのは初めての体験となった。
リニューアル特急E257系
さらば、大仁・・・また来ることはあるのだろうか。
熱海駅到着寸前、右前方には海、そして初島が見えた、雲が多い日は景色も寂しい。
そして熱海駅の一大行事(?)
伊豆急下田発の特急との連結作業、リニューアル車両となっても修善寺発の踊り子がまず到着、その後に下田発の特急が来るという順番は同じ。
中央が開口して連結する、しかし修善寺踊り子と下田踊り子の通り抜けはできない、特急の仕様上はできると思われるのだが、それには対応していない。そもそもその必要性はそれほど高いとは思えないからね。
はい! 完了!!
では急いで座席に戻ろう。
すでに神奈川県に入り小田原も近づいてきた、さらに雲が多くなってきており、車窓の風景は残念風景となってしまった、やはり海は青空の下で見たいもの!
伊豆にはこれからも何度も行くことになるだろう、次はどの町にいこうか!?
長嶋茂雄ゆかりの町・大仁を歩こう! 完