伊豆半島の旅でお勧めしたいのが東海バスの旅、車に比べて不都合や不便なこともあるけれど、そこにはバスならではの旅があり、車窓から見える景色もまた違う・・・そんな思いが少しでも伝わればいいな。
旅の始りはここ!
新横浜・新幹線ホーム、これから三島へ向かいます、乙女の祈りが耳に心地よい・・・そして閉まるドア。
こだまは小田原駅に到着、この駅ではのぞみ先輩の通過待ちを行うことが礼儀となっている。
※本当はこだまのほうが先輩です
三島からは伊豆箱根鉄道・駿豆線(通称:いずっぱこ)に乗り換え、終点 ・修善寺へ向かう、まだ、空には雲が多くはびこっている。
「晴れろ!!!」
途中、ダイヤ様のご尊顔を見ることができた・・・。
『これは晴れるぞ!!!』
修善寺のバスターミナルでバスを待つ!
それにしても寒い・・いや寒すぎる、本当に寒い、やばい!!!
ここは4番乗り場、9時30分発の松崎行きに乗車します!!
たまにはバス旅もいい!
目の前にはトヨタレンタカーが見えた、これはオレにバスではなく車で西伊豆へ行けとの啓示なのか?!
たしかに車なら行動範囲は広がり、効率的に西伊豆を周ることができるだろう、小さな漁村にも行くことができるだろう、しかし不自由であるがバス旅の良さを今回の旅で味わいたいのだ。
そして・・・最後尾の席を確保した!
とはいっても、修善寺から乗客は私以外には2人のみ・・・ガラガラだ、前に座っている人は、松崎まで一緒に乗り通すことになった、そして帰りのバスにおいても私の3つ前の席に座っていた。
『君は私か?!』
9時30分、修善寺駅とお別れ!
それにしても車内が寒い、暖房などは効いていない、バッグからカイロを出して温めることにした、ここでも経費削減のあおりが・・・(笑)
10時14分、ついに海が見えてきた!
でも、まだまだ雲は多い、それに途中の山道で雨に降られてしまった・・大丈夫か?!
進行方向・右側には海が近づく!
『伊豆の海!! サイコーッ!!』
土肥港を過ぎて、坂路へさしかかる。
『雲がとれてきた、これはいけそうだ!』
「東海自動車 宇久須駅」
なかなか、郷愁をさそうバス停だ、文庫らしきものが見えるような、見えないような・・・ここには観光的な何かあるのかな・・。
海には島らしきものも見えていた。
もう堂ヶ島も近い!
途中どこのバス停かは忘れてしまったが、そこから乗ってきたご婦人2人組が降りる準備を始めていた。
10時56分、堂ヶ島バス停に到着、こちらで降りた2人は後程、松崎町で見かけた、だいだいバスで来る人の行動範囲は似てくるもの、堂ケ崎・松崎となるのは必定。
堂ヶ島では「ゆるキャン▲」のパネルが見えた、そして隣りにはそのラッピングされたガチの車が停まっていた、これはきっと熱心なファンだろう、この車で沼津三津にいかないようにね(笑)
堂ヶ島らしい白亜の岩山が見えてきた、堂ヶ島に来たな~としみじみ(そのままだけど)
『ん?!』
『あそこって、いけるの???』
釣り人の行動意欲には時折関心させられる、あくなき釣り魂か?!
バスのアプリで残りの停車駅を確認、もう少しだ・・・でもまだ乗っていたいかも。
それほどまでにバスから見える伊豆の海は素晴らしい。
11時03分、松崎バスターミナルに到着した、ここからは下田へのバスも出ている、伊豆のどこにでもいける交通の要所といえるだろうか。
約1時間30分のバス旅、
やっぱり伊豆と東海バスはよく合う!
その後は、弁天島(松崎)・沢田公園(露天風呂)・堂ヶ島、そしてホテル天遊で夕日と温泉と食事を楽しみ、帰路の翌日となった。
翌日、横浜への帰途
ホテル天遊をチェックアウトして、瀬浜バス停から三島に向かいます!
三島への直行便は数が少ない、今回は9時49分の三島行きに乗ります!!
一気に三島まで行けるとは、なんて楽なのだ、あとは新幹線で横浜だ。
バスは路線バス仕様ではなく、観光バスのような2+2席仕様だ、これは楽ちんだ!
そして驚いたのは、昨日のバスでも一緒に松崎に降りた旅人が同じように私の前の席にいたことだ。
『君はオレか?!』
バスに乗った際、乗客は5・6人いたように思う、意外にも多かった。
グングンを坂路を上がっていく東海バス、ぼ~と車窓を眺める、これって贅沢なことだよね!!
恋人岬バス停・・・気になったのは男性一人で降りたその光景だった・・・。
いや、別にいいんだけどね。
畑の向こうに広がっている駿河湾、この画像では伝えきれない感動がそこにはある。
伊豆半島の向こうには、焼津・静岡・清水などの地域がぼんやりと見えている・・・。
新幹線の乗っていても、伊豆半島は大きく見ることができる、それの裏返しなのだろう。
春の到来を感じさせる菜の花、春よ早く来い!
土肥周辺にも多くの観光ホテルが建ち並ぶ、この辺りの温泉でゆっくりするのもいいかもしれない。
『土肥桜』
少し盛り上がりに欠ける・・・やはりソメイヨシノにはかなわないのは事実、そして地味。
川に沿って、伊豆半島内陸へと入っていく、海とはお別れだ。
修善寺駅に到着、このバスでは通過点に過ぎない、そしてホームには東京からの特急踊り子が停まっていた、また新たな旅人たちが西伊豆を目指すのだろう。
狩野川と城山
茶色の多い景色、新緑の季節が待ち遠しいと思える景色だ。
11時38分、伊豆長岡を通過、
ロープウェイ下を通過する臨場感が楽しい・・・。
12時10分、終点三島駅に到着した。
伊豆と東海バスは最高の組み合わせだ!
それが少しでも伝われば嬉しい。
では行こう!
『未来へ』