8月に入り東北各地では祭りが繰り広げられる。
青森ねぶた、盛岡さんさ踊り、秋田竿灯まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、
そして福島わらじ祭り・・・。
そして私は、今年も盛岡・さんさ踊りへ参陣した。
太鼓と踊り、唄・笛・鉦と・・・
それらから生まれる繊細さとエネルギッシュさがまた見たいのだ。
無論、好みの問題だが、東北の祭りでは、さんさ踊りが一番好きなのだ。
快適さを買って、横浜6時56分発の成田エクスプレスに乗車、
かなりの荷物となってしまい、またこの時間帯は通勤ラッシュと重なるのだ。
これを過剰な経費と捉えるか、必要経費として捉えるかだ。
朝から成田エクスプレスには多くの乗客が乗り込む、ほとんどが海外へ行くのだろうが、私は盛岡だ、旅という共通点はあるが、大きな精神的距離があるようだ(笑)
※物理的距離かな・・・。
通勤ラッシュ時にイスに踏ん反って移動できるのは素晴らしい!
普段停車する新川崎、西大井、新橋を華麗に通過して行く。
昨年、初めてさんさ踊りを見てきた(画像は2018年さんさ踊り)
場所取りなど不安要素はあったが、今年は違う!
だいたいイメージがつく、100均ショップの場所まで頭に入っているのだ(笑)
金曜日の平日だが、新幹線口は大混雑している、ここから各方面の新幹線が発着してい
る、まさに旅の出発点だ。
乗車するのは、7時56分発着のはやぶさ103号盛岡行きだ、
乗り過ごしの心配がなく安心して乗車ができる。
途中、後続のはやぶさに抜かれてながら、3時間ほとで盛岡に到着した。
「1年ぶりだぜ! 盛岡!!」
2階コンコースから滝の広場を見る、場所取りは1名のみ。
まずは華麗に折りたたみイスを置き、場所を確保しよう!!
この景色も1年ぶりだ。
(駅前・滝の広場からの光景だ)
本日の宿・ドーミーインに荷物を預けた、ここは最近できたのかな。
立地は中央通りの外れであるが、さんさ踊りのパレードの道路に繋がっている、
残念ながらここまでパレードは来ないが・・・。
では次に夜のパレードの場所取りへ。
前回と同じ場所を確保、街路樹の前にという立地だ。
『ここまでは順調!!』と思っていたが・・・。
場所取りは禁止されており、夜来た時には係員により撤去されていた。
※よい子たちは、場所取りはやめようね。
しかし暑い、暑過ぎ!!
頑張って盛岡駅に歩いていく、商店街を通り、CoCo壱番屋を発見、夕飯はここかな?!
11時40分頃、滝の広場に再び到着、
場所取りは5人ほどに増えていた、やはり正面が人気だ。
盛岡・さんさ踊りの一番の楽しみは、「伝統さんさ競演会」だ。
期間:8月1日~8月4日までの4日間
開催場所:①滝の広場
演舞時間:13時頃から16時15分頃までおこなわれる。
盛岡市民文化ホールは駅反対側のマリオス内にある、
熱中症などが心配の方はこちらが良いだろう。
滝の広場は日差しが直接当たり、かなり暑い状態となる、私はものすごく手が焼けた。
雲はでているが青空が眩しい! 皆さんは日陰に避難している。
そして今年は素晴らしいものが滝の広場に設置されていた、涼みスポットだ!
タワーの四方から冷風が出ている!!
『これはいい!!』
12時25分頃からミスさんさチームが徐々に集まってくる。
12時40分頃、ミスさんさ踊りの記念撮影の時間がとられる。
周りに群がるカメラマンたち・・・。
私も少しためらいながら、一緒に群がる。
今年の着物の色は桃色基調だ。
記念撮影も終わり時刻は13時、
伝統さんさ踊り競演会の最初の団体はミスさんさ集団だ。
毎年、選ばれる「ミスさんさ踊り 」
このキレッキレッの踊りがとってもいい!!
初め、着物の人がこんな激しく踊るとは思っていなかったので、
当時の衝撃は忘れない!
あとは「ミス太鼓 」「ミス横笛」「うたっこ娘」で構成されている。
皆笑顔で、小気味良い動きに目を奪われる。
滝の広場の伝統さんさ競演会では必ず1番目に登場する、
多くのカメラマンや見物人もこちらを目的に来る人も多いはずだ。
毎年5月に募集・選考を行うという、来年も楽しみにしてしまう。
2番目は「門さんさ踊り保存会」
この一八の男性が常に笑顔で楽しそうに舞っていたのが印象に残った。
昨年も見た記憶があるぞ。
舞もいいが、各団体独自の衣装を見るもの楽しい。
大人から子供まで一緒に踊るさんさ踊り、
やはり踊る人の人口も減ってきているのだろうか・・・。
各団体は15分ほど踊りを披露していく。
「仙北小鷹さんさ踊り保存会2-1」
青の着物がとても映える!
「仙北小鷹さんさ踊り保存会2-2」
足元にも注目してほしい、どのように説明していいかわからないが、
藁の紐が凝っている。
そして笠についているのは白い花(牡丹)だ。
「大沢さんさ踊り保存会2-1」
前半戦最後は黄色基調の着物を着ている大沢さんさ踊りだ。
注目すべきは中央で踊っている一八だ。
「大沢さんさ踊り保存会2-2」
一八は演目のはじめに先行して踊る役割を持ち、ベテランに任されることが多い。
完璧に演じ切っていた、そして身のこなしが軽やかであり繊細だ。
このような素晴らしい舞を発見できた時は最高に楽しい!
14時20分~14時40分は休憩となる。
ここで水分をとり冷風機前で涼む。
「山岸さんさ踊り保存会2-1」
ホームページを運営しており、さんさ踊りが詳しく書かれている。
とても勉強になります。
「山岸さんさ踊り保存会2-2」
このように上着を着て、扇子を用い踊るものもある。
(ものすごく雰囲気も変わります・・・。)
「東安庭わかば会2-1」
見ての通り、駅側には日陰ができ、見物客はそちらに移動をしている人が多い。
「東安庭わかば会2-2」
伝統さんさ団体は老若男女問わず、踊っている。
「一八(いっぱち)」
鳥追い笠をかぶり、いたちを持って踊ることが多い。
始めるに踊りことから皆の視線を浴びることになる、道化を演じるのだ。
さんさ踊りの花形である。
「さんさ伝承会太田太鼓2-1」
「さんさ伝承会太田太鼓2-2」
色とりどりの腰紐、牡丹や蓮などの被り物が踊りに華やかさを添えている。
最後に「黒川参差踊連中」登場。
伝承されている踊りは33種類はあるという、伝統さんさ踊り競演会の最後の踊りだ。
「黒川さんさ踊り」
黒川の一八はひょっとこの面を被っている。
15時50分に「伝統さんさ踊り競演会」は終わった。
今日は本当に暑かった・・・昨年も暑かったが今年のほうがひどい。
日差しにより手が痛く、こんな体験はしたことがない。
来年はさらに暑さ対策をしたほうがよいだろう。
では「さんさ踊り・昼の部」は終わりだ、
夜の部は「さんさ踊り・パレード」鑑賞だ。
正直なところ、純粋にさんさを楽しむ場合、昼の伝統さんさ踊りがいい。
でもパレードにはパレードの楽しさがある。
当初の旅行計画では日程上、
伝統さんさ踊りを見て、北上に移動することになっていた。
急遽、金曜日の休みがとれたことにとり、盛岡に半日長く滞在できることになった。
では、ホテルに一旦戻り、シャワーを浴びて、パレードへ行こう!!
盛岡・さんさ踊り(伝統さんさ)に行こう! 完