これは、3つのフェリーを乗り継ぎ旅をしようのなかの寄り道・プチトリップとなる。
では、ミキモト真珠島へ行こう!
本日中に静岡県の清水に行くために鳥羽に来たのだ、
ここでピンと来た人はスジがいい!!
せっかく鳥羽まで来たのだから、
フェリーに乗る前に、鳥羽観光をしようと思う、
そこでこれから向かうのは「ミキモト真珠島」だ。
賢島方面に向けて歩いて行こう!!
進行方向右側には近鉄線が走っている、そして左には海だ。
海が見える、どうですか?
素晴らしい光景でしょう。
そして正面に見える島がミキモト真珠島だ。
ミキモト真珠島は言葉通りに『島』だ、
でも船を使うことなく連絡橋(パールブリッジ)で渡ることができる。
入場料金1,500円
オンラインにて事前購入することで1,200円となるので特急乗車中に登録・購入した。
スマフォ画面を見せて、係員が操作して、入場済とする方式だ。
〔ミキモト真珠島〕
WELCOMEゲート、さぁ入島だ!!
海女の実演の案内がされている。
これがこの島に来た最大の目的と言ってもいい。
9時~16時の間、毎時20分から10分間行われる。
真珠島の石板だ。
なんとなく、ありそうなモニュメントだよね。
「養殖真珠第一号ここに生まれる」と刻まれている。
偉大な一歩はここから始まった。
観光列車しまかぜが通過していく、
おそらくは満席になっているはずだ、しまかぜはほぼ満席であることが多く、
休日のチケットGETはとても難度が高いのだ。
ちょうど観光船が戻ってきたのだが、先頭を見て欲しい。
金の浦島太郎が乗っているのだ、非常に趣味が悪いと言わざるを得ない。
海女の作業時間がデジタル表示されている、
かなりの力の入れ様だ、これぞ、パールマネーだ。
海女の実演は13時20分から、現在は13時08分、完璧な時間だ。
御木本幸吉翁の像だ。
真珠王(パールキング)と称されていた
( 1858年~1954年 明治・昭和時代の実業家 )
世界発・真円真珠の養殖に成功、「ミキモト・パール」を世界に知らしめた。
海女スタンドに到着。
真珠島の構成は、御木本幸吉記念館・売店レストラン・真珠博物館となっている。
海女スタンドは1階・2階に分かれている、
どちらがよいかわからないが、とりあえず2階をチョイスした。
1階はガラス張りとなっており、『 生度 』が低い。
見ていると1階:2階=80%:20%という感じだったかな。
鳥羽ではないが、お隣りの伊勢志摩では海女のゆるキャラが問題になって
テレビに取り上げられていたことを思いだす・・・。
『碧志摩メグ』
こんなことぐらいで騒がなくてもいいと思うけどな~。
頻繁に遊覧船が通過していく、それだけでも面白い。
やはり有名・人気観光地ということことがよくわかる、
賢島も相当混んでいることが想像できる。
再び、ゲテモノ 竜宮城を模した遊覧船が通る・・。
さっきも載せたが先頭に浦島太郎、上には乙姫様が立っている。
どこからともなく、船がやってくる。
そこには、海女さんが3人乗っている、スピーカーからは海女に関する説明が流れてい
る。
1人1人、海女さんが紹介される、まるでアイドルのようだ。
手も振っているし、とってもフレンドリーだ。
次々と海にドボッと入っていく海女たち。
身に着けているのは、磯着と言われる白い着物、
白は海の中では膨張して見える為、サメなどから身を守る為に着ている。
『ヒュー・ヒュー』という音が聞こえる、これは海女の特別な呼吸法『磯笛』といわれ
るものであり、日本の音百選に選ばれているという。
肺に負担をかけないように、このような呼吸法を用いている。
場内アナウンスを聞きながら、海女の実演を見る、
アナウンスの声も味があって、とてもいい・・・。
今では海女はおこなわれていないが、
以前行われていた手法を知ってもらう為に海女の実演を行っているという。
そして潜水する。
海から貝を拾い、再び浮上していくる、海女はとてもハードなお仕事だ。
よく見ると桶と紐が繋がっており、桶を手繰り寄せることができる。
そうしないと桶がどっかにいってしまうからね。
海女の実演は10分ほどで終わる、
こんな寒い中、よく海に入っていけるな・・と驚くばかりだ。
こっちは立っているだけでもつらいのに・・・。
海女さん、お疲れ様でした。
海女の実演が終わると一気に博物館に向かう。
エントランスにはセクシーな海女さんが迎えてくれる。
1階フロアでは、真珠の仕組み・養殖方法など、真珠にまつわる知識を得ることができ
る。
パネルや映像などを用いて、とても丁寧に説明している、
真珠というので大人な感じの施設と思っていたが、子供にとても向いている施設と感じ
た。
それに御木本幸吉の生き方を学ぶことで『何か』を感じるかもしれない。
「ビックパール」(直径40㎜×40㎜)
これはでかい! ギネスにも認定されているという
様々な貝の真珠がある、なかなか面白い、それに勉強になる。
情報量が多い、これを全て読むととんでもない時間がかかるはずだ。
養殖方法がわかりやすく説明されており、子供も喜びそう。
ここでなりきり写真を撮ることができる。
麦わら帽子、長靴などがあり「養殖場長」になれるのだ・・・。
『なりたい?』
伊勢湾フェリーの出航時間となったので一旦外に出てみた。
あと1時間ほどであの船で旅に出るのだ。
湾を抜けて船は見えなくなった、楽しみだ。
再び、真珠博物館に戻り、次のフロアへ。
「真珠のできるしくみ」へ。
とても清潔に保たれており、メンテナス・清掃などしっかり行われている印象を持つ。
勉強になるが、いかんせん時間がない。
さくっと見学は終わるだろうと考えていたが、想像以上に奥が深い。
さらに2階もあるという、それに御木本幸吉記念館も待っている。
2階からの眺めも素晴らしい。
2階はさらに煌びやかだ。
真珠の工芸品(芸術品といってもいい)が展示されているフロアだ。
ペンダント「狩人」
「ミキモトパールクラウン」
「ミキモトパールクラウンⅡ世」
一際輝いていた・・・。
「自由の鐘」
ニューヨーク万博に出店された、真珠は12,250個使っているという。
「御木本五重塔」
こちらは真珠12,750個とさらに多い。
「大将連」
御木本幸吉本人が10年以上かけて選んだネックレス。
14㎜玉、49個が使われている。
「地球儀」
これも12,000個を超える真珠が使われている。
では次の施設に行こうか。
真珠博物館の隣りには1階にショップ、2階にレストランが併設されている。
パールプラザという場所だ。
ここでは『ミキモト真珠島』ブランドの宝飾品が買える。
百貨店などの『MIKIMOTO』よりお手軽な価格となっている。
2階では『阿波幸(あわこう)』という食事処があり、
真珠うどん・真珠定食など、興味惹かれるものが並ぶ・・・。
もちろんアコヤ貝の貝柱料理も食べることができる。
※御木本幸吉は鳥羽のうどん屋・阿波幸の長男として生まれた。
真珠島を1周していく、それにしても海の散策は気持ちいい、寒いけど。
ミキモト真珠島から徒歩5分で行けそうな距離だ、手荷物は鳥羽駅のコインロッカーに
入れてしまったので、駅に戻らなくてはならない・・・これは失敗した。
最後の施設・御木本幸吉記念館に入ろう。
海沿いのプロムナードは大変きれいに手入れされている。
鳥羽とはどんな町だったか。
明治までは志摩国といわれており、城下町と港町の2つの顔を持っていた。
阿波幸の再現、幸吉は鳥羽のうどん屋の長男として生まれた。
ここでは幸吉の人となり、歴史・業績がパネル・画像(アニメ)・写真などをふんだん
に用いて紹介されている。
「実験の日々」
養殖の成功したと一言で書いたが、その道のりは長く大変なものであった。
子供たちはアニメに没頭していた、もちろん御木本幸吉の物語だ。
「御木本 うめ」
夫・幸吉の真珠の発明を助けた。
初めての養殖真珠(半円)は、うめが開いた真珠貝の中から見出されたという。
これで真珠島を1周した。
今回の所要時間は約1時間、速足の 見学となった、
食事・ゆっくりとした見学を考えれば、プラス1時間は欲しいところだ。
入口にはコインロッカーも多数あり、ここに預けていけばよかったと後悔。
これから一旦、鳥羽駅に戻ります。
ミキモト真珠島、ここはおススメだ。
やはりカップルが多いように感じたが、家族でも一人でも十分に楽しめる施設。
あまり人がいない・・というのが印象だった。
また、数年後にはまた来たいなとも思った。
伊勢志摩ライナーが通過していく、これも人気列車で指定席の獲得率は低い。
特急しまかぜの影に隠れてしまっているのだが、伊勢志摩ライナーも豪華なのだ、
デラックスシート、サロン席など、ゆったりとした列車旅を楽しめる。
たしか、昨年の安倍首相の伊勢参拝帰りは、伊勢志摩ライナーで名古屋に戻ってきてい
た・・・・。
鳥羽駅に到着、
その後は、伊勢湾フェリーに乗船、本日中に静岡・清水を目指す!!
ミキモト真珠島に行こう! 完