意外性といっては悪いかな・・・この諏訪原城跡は想像以上に楽しかった、天守は残っていないが、そんなことは些細なこと、山城・城跡の楽しさが詰まった散策へ行こうではないか!
ようやく『諏訪原城跡』の看板が見えてきた、この道は東海道にあたり、少し先には「菊川坂石畳」と呼ばれる場所があった、その存在は帰ってから気がついた・・・・。
ここから入ると『二の曲輪東馬出』には近いけど、正面:ビジターセンターからスタートしよう!
島田市コニュニティバス(菊川神谷城線)が一応運行されているが、土日祝は6本しか走っていない、そうとう運がないと乗れないバスだ。
ふじのくに茶の都ミュージアムから徒歩23分ほどの距離、JR金谷駅からも同じぐらいの時間で来ることができる、駅からは坂を上がるので少しだけ苦労するかもしれない。
「国指定史跡 諏訪原城跡」新しくきれいな案内板だ。
パンフレットをもらうのはマスト!
「大手南外堀」と書かれている、何も跡がないように感じるけど、どう反応すればいいのだろうか、と思う人もいるかも。
散策道の隣りはもちろん茶畑、静岡の城跡としては完璧な景色といえる。
では、案内板に従い「二の曲輪 」「本曲輪」へ行ってみよう!
道も整備されている、しっかり管理がされており、いい城跡だとこの段階で理解できた。
「大手北外堀」
幅5M、深さ6Mの大きさであった。
「史跡 諏訪原城跡」
城内に『諏訪明神』を祀ったことから、諏訪原城を名付けられといわれている。
『惣曲輪』
『番小屋』
『二の曲輪中馬出』
これ以上は工事中で進めない、奥に見える山並みがいい感じ!
景色もいいし、『この城跡散策は楽しい!』
『二の曲輪』を通り、『本曲輪』へ、老夫婦の二人組が先行しているので、つかず離れずで進む。
『本曲輪』
平成16年より3年間の発掘調査を行い、上下で2つの時代の遺構面が出てきたという、下が武田時代、上が徳川の時代と考えられている。
『本曲輪』
ただの広い広場に見えなくもないが、ここは本曲輪跡だ、そういう意味では城跡散策は人を選ぶな・・とはいつも思う。
順路と書かれた看板があるので、とても有難い、これがないとどう歩くか、わからない人が続出する、すべての人が隅々まで歩くわけではない。
本曲輪の先には絶景が待っていた、大井川の先にある駿河湾、雄大な山々に東海道線、ここにすべてが集まってしまった・・・これは最高のご褒美!
『いい城跡だよ!!』
城跡に興味がない人でも、この景色が見れるなら、それなりに満足はしていくれるはず。
本数がお世辞にも多くない東海道本線が走ってきた、見えるのは金谷駅だ。
大井川に無数の橋がかかる、その一つに蓬莱橋が見える、人道橋なので他の橋と比べるとわかりずらいものとなっている、伊豆半島の眺めはいつ見ても素晴らしい!!
『ふじのくにお茶の都ミュージアム』が見える、先ほどまでいた施設、そして眼下にはこれから向かう金谷駅がある、諏訪原城跡はその中間ポイントにあるといっていい。
ちょっと看板多いけど!!
諏訪原城は東海道武田領の先方を勤める重要な拠点であり、1573年に馬場美濃守により築城された規模雄大な山城の城跡・・と書かれていた。
看板の『カンカン井戸』とは?!
ここで下って、上り返す、行ってみよう!!
『カンカン井戸』
下ったところの内堀中央にあるのが、こちらカンカン井戸、ロープが張られているので近づくことはできない。
内堀の下方面に向かっている散策道がある、行くべきか・・・、3分ぐらい歩き、Uターンしてしまった、もう少し行くべきだったかな・・。
地籍調査・・・。
『二の曲輪』
ここで管理者の人とすれ違い、あっちにお勧めの場所がありますよ・・とお聞きした。
いってみよう!!
全く期待しないで来た諏訪原城跡だったけど、茶の都ミュージアムと同じように完全に裏切られてしまった、この段階で蓬莱橋の訪問はやめた、思いの外時間を使ってしまったからだ。
崖の散策道は立ち入り禁止となっていたので、迂回して通る、この道もいい味を出している。
駐車場(第二だったかな?)の裏に出てきた。
『二の曲輪東馬出』
ここからも景色が開かれており、海眺望!
内堀を見ながら、ビジターセンター方面へ向かう。
諏訪原神社へ参拝、諏訪原城跡の散策に感謝!!
山城散策の楽しさが詰まった場所、ここは初心者にもおすすめだ!
こちらの散策は55分ほどかかった。
最後にビジターセンターに訪問しよう。
ここは小さな資料館となっており、諏訪原城跡の歴史、出土品など展示されている。
城の変遷など、わかりやすくパネルにて説明がされている、情報量も適切であり、すべてを見ることができる。
このジオラマを頭に入れて散策するといいかもね。
天然の要害、この絵からもよくわかる、こちらの絵はクリアファイルの絵にもなっており、当然ながら買ってしまった、旅人はその地にお金を落とす・・当たり前のこと、でもそのためにはガチャガチャをしなくてはならない(笑)
では、金谷駅へ行こう!
山城の楽しさ全開、諏訪原城跡を歩こう! 完