行ってみよう!!
船橋大神宮は通称であり、正式な名称は『 意富比神社(おおひじんじゃ)』という。
日本武尊が創建したと伝わっている由緒正しい神社である。
京成はあまり乗らない鉄道であり、ある意味新鮮である。
また京成に乗らずとも船橋大神宮に行くことはできる・・・・、
JR船橋駅から徒歩13分(距離1km)なのだ。
今日は、外出時間が長いので、体力温存と京成線乗車を理由に乗ることにした、
そんな近距離なので、乗車時間はカップ麺の出来上がりより早いのだ・・・。
10:55に船橋大神宮・鳥居前に到着。
本日は、『奉納相撲大会』が行われている、
『20日AM11時から』、『21日AM8時から』の2日間行われる。
『意富比神社』※おおひじんじゃ
参道は長い、「お! 歓声が聞こえる!!」
テントが張られており、大勢が集まっている。
もう始まっているのだろう。
相撲だ!!
相撲も見ていたいが・・・。
まずは参拝である、本日は参拝客が多い日だろう。
大神宮と名があるように、皇室の祖神である天照大御神が祀られている。
本殿横には、境内社も複数あり、とてもにぎやかだ。
船玉神社、よく見ると船の形をしている。
それに反対側にも他の神社がある、そこは後程行ってみよう。
こちらは別の鳥居口である、
正面には京成本線が見え、この道を真っ直ぐに行けばJR船橋駅に行けるはずだ。
時間はまだあるので、奉納相撲を楽しむことにする。
この奉納相撲は、
1590年、徳川家康が鷹狩にいく途中、船橋の地に泊まった際、
地元の人々がもてなす為に、子どもに相撲をとらせたところ、
家康は、大変喜んだことに由来するという。
素人相撲は、素人としての楽しみ方がある、
そのようなことを気づかされた奉納相撲であった。
ここに来た一番の目的は、神楽舞である。
事前情報では、12時頃から始まると聞いており、
11時の到着した際は、誰も神楽殿の前にいなかった、
あまり待機はしたくなかったので、11:30に行くことに決めた。
11:30に神楽殿に行くと・・・、『けっこう人がいる!!!』
いそごう!!
神楽殿は、駐車場の隣りにある。
30分ほど待ち、ほぼ12時から始まる。
観客は、3重~4重ほどの人が囲んでいる場所もあったが、側面はあまり人がおらず、
なかなか微妙な感じなのかな・・・。
途中で帰る人も結構おり、少しづつ前に行くことができた・・・。
扉が開かれ、神楽が始まる。
船橋大神宮の神楽は年6回行われる、
元日、1月3日、節分祭、水神祭、例大祭、12月の二の酉である。
みこ舞から始まる、
過去の記事をみると女性が舞っていたが、男性が舞うこともあるのか、
神子舞である。
動画『みこ舞』
次に猿田彦が登場する、これは『猿田舞』だろう。
鉾を持ち、勇壮な舞をみせる。
動画『猿田舞』
こちらも渋いぜ。
奥から、楽太鼓(見えない・・)、笛、締太鼓で演奏される。
次に『田の神舞』が始まる。
(と思われる・・・)
田の神、鍬を持つ。
大黒様、打出の小鎚を持つ、中腰がとても愉快だ。
神の使いである狐は、舛を持つ、
そこには「二リットル」と刻まれている・・・。
田の神の鍬により地が耕され、
神狐が種を撒き、大黒様が小鎚で豊作を祈願する、そのような舞だ。
動画『田の神舞』
次に、神狐が颯爽と登場。
五穀豊穣を祈る舞。
決めポーズである!
動画『天狐舞』
次の演目に移る・・・、翁が静かに登場。
刀を取り出し舞う、里神楽の演目では最も大切に舞われる演目である。
『翁舞』である。
動画『翁舞』
次に『知乃里舞』が始まる。
次に使うのは弓と矢だ、これでその年の豊凶を占う。
弓矢を放つ所作がある。
動画『知乃里舞』
まだ続くぜ、
恵比寿様が登場、これから『蛭子舞』が始まる。
これから竹竿で釣りをするのだ。
そして釣り上げたのは宇受売(うずめ)であった・・・。
蛭子は神話で登場する神であり、漁村では福の神と信じられていた、
そして恵比寿は蛭子だったという説があり、蛭子舞では恵比寿様が踊るのだ。
動画『蛭子舞』
恵比寿様と交代して、宇受売の舞が披露される。
神話においても踊りを待った宇受売であり、表情も終始にこやかだ。(当たり前だ)
動画『宇受売の舞』
そして、次の演目に入る、鬼登場!
最後の演目『山神舞』である。
青鬼が髪を掴みながら、乱れ踊る・・そこに現れたのは・・・。
山の神・鐘馗(しょうき)が登場!!
動画『山神舞』
成敗!!!
艱難辛苦を乗り越え、平和な世の中にやがてなるという舞である。
そして平和を喜び、それを皆と分かち合う為の・・・・・・。
餅まき!
餅まき!!
餅まき!!!
餅をゲット!!!
こちらに一直線で飛んできた餅を左手でキャッチ!!
神主が最後に扉を閉め、神楽は終わる。
最後までずっと一人だけ正座をしており、実は最も戦った男でもあった。
私はそれを見逃さない・・(笑)
時刻は13時少し前であり、約1時間の舞であった。
燈明台という、
かつて船はこの境内にある灯台の灯りを頼りに航行していたという。
昔は海が近かったのだろう、燈明台は正月の三が日だけ公開される。
外宮がある、豊受姫神社がみえる。
歯固め石があった。
覗くと・・・。
場所を変え、土俵に行ってみると、取り組みが終わっており、
相撲甚句が行われている。
そして奥に伸びる参道を発見。
その参道には、大鳥神社があり、龍の彫刻に惹かれる。
さらに奥に進むと・・・。
常磐神社がある。
常磐神社・鳥居の横からは、燈明台が見える。
笹がよい感じに生えている。
そして、鮮やかな建造物が見えてきた。
鯉がかわいらしい。
家康の前歯が奉納されているという。
ここ船橋大神宮は、徳川家から庇護を受けていた神社なのだ。
龍神がご立派だ。
徳川吉宗公が、ここ船橋大神宮を参拝すれば、伊勢・日光に参拝したのと同じと
言われたのだとか・・・。
船橋大神宮、名に恥じぬ立派な神社であった。
そして神楽を楽しませてもらった、また来たいと思った、
神楽は年6回のチャンスがあり、灯台には3日間のチャンスがある。
また来よう!!
見ていない演目もまだあるしね・・・。
船橋大神宮に行こう! 完