本日は群馬県・館林に行き、『狸・狐』と楽しんできた。
そして東武線特急で浅草まで戻ってきたが、まだ横浜へは帰れないのだ。
少し疲れた体には浅草の混雑はややつらい。
駅から15分ほど歩くのだが、浅草寺のさらに裏、浅草観音裏に向かっている。
4月第2土曜日開催の『江戸吉原おいらん道中』が本日最後の目的だ。
花魁といえば吉原であるが、場所は浅草からは近い。
1617年に吉原は幕府公認のもと設置された、
1657年の「明暦の大火」により現在の地に移転したのだ、それを『新吉原』という。
およそ300年の歴史を持つ最大の遊郭であり、
最盛期には 3,000人以上の遊女がいたという。
遊女には格付があり、その頂点にいたのが「花魁」である。
「花魁」になるには、容姿だけではなく、文学や歌や音楽など教養が必要とされた。
人気だけでなく実力を兼ね備えていなけばならない。
その為「禿」や「新造」など様々なお世話をする者、付き人が付いていたという。
まさに、一大スターですな。
花魁がお客から指名を受け、自分の部屋から茶屋へ向かう道中行列を
「おいらん道中」といった。
それが催されているのは、
一葉桜・小松橋通りであり、名の通り一葉桜が300本以上植えられており、
おいらん道中に華を添える、千束3丁目から歩いてくるという。
14時15分、メインステージに到着したのだが・・・・。
想像以上に見物客がいた!
天気も良いし、花魁なんて珍しいからね。
最大ズームでこの大きさだ。
『それにしても美しい。』
(でも遠くてよくわからない・・。)
「花魁」と「禿」かな・・・。
『おいらん』と『かむろ』 と読む。
全員集合の撮影タイムへと移る。
人の手をかいくぐり、どうにか撮影する。
少しだけ、年齢層が高いのかな・・・。
(KITに悪気はありません。)
でもとても華やかだ。
本日は晴天で暖かいというより暑いのだ、
暑さに、表情一つ崩さないことにプロ意識を感じる。
そして、おいらん道中(パレード)が始まる、
まずは提灯持ちがやってくる。
『吉原神社』とかかれている。
正面にね。
錫杖を鳴らし、自身の名が入った提灯を持つ手古舞。
『七海』
こちらは『さくら』
遊女の見習いの禿(かむろ)と呼ばれる女の子たちだ。
花魁の身の回りのお世話をしながら、将来の太夫を目指すのだ。
象潟太夫(さきかただゆう)が通過していく、花魁のこだわりは足元にあるのだが
全く見えないという・・・。
三枚葉の高下駄を履いた花魁が外八文字という独特の足運びで歩いているのが・・・。
そして豪華な花魁衣装は30㎏以上という、大変だ!
男衆は花魁に肩を貸す。
次の花魁道中が練り歩いてくる。
まずは二人の禿だ。
傘に『藤浪』と書かれている。
藤浪太夫ということか。
それにしてもスゴイ人だ・・・・。
続いて『狐舞ひ』だ。
なかなかファンキー髪の狐様だ。
後ろに見える雌の狐様が笛を吹く。
こちらも雌の狐様。
こちらは老翁狐だ。
おいらん道中はまだまだ先へ続くのだが、沿道には大勢の人がおり、
よい写真が全く撮れそうにない・・・。
時には諦めも肝心だ。
掲示板にはおいらん道中のポスターが!
帰り道、浅草寺を通る、相変わらずごい人だ。
こちらではホンマもんの鯉が泳ぐ。
銀座線で上野へ、そして横浜に帰る。
今日は結構周ったので、かなり疲れた・・・。
でも疲れた価値は十分にあった、では次の気ままな旅日記でお会いしましょう。
一葉桜おいらん道中に行こう! 完