浅草に宿泊しているKIT、桜を探して早朝散歩へ出かけています。
では、再開です!
桜咲く・・牛嶋神社の参拝を終えて、改めて出発だ!
ほんとうに桜咲くこの季節は最高だよ、心からそう感じた。
公園前には墨堤通りが走り、それと同じく隅田川が流れている、私も墨田川の上流に向かい歩いていく。上流といっても、あまり歩かないけどね・・・・。
墨田川から少しだけ離れ、次の神社へ向かう、そこは2回目の訪問となるので新鮮さはあまりないのが残念だけど、久しぶりの参拝で楽しみでもある。
三囲神社到着、鳥居前は舗装されており、なんだかおもしろみが無いのではと勘違いを
してしまいそうな造りであるが、そんなことはない、見所はたくさんありますよ。
この辺りを歩いているとちょくちょくと「鬼平情景」という立札を見かける。
この三囲神社は、三井家(越後屋・のちの三井財閥)が江戸に進出した際、「三囲」の名にあやかり、守護社にしたという歴史を持つ。
三井の「井」がかこまれており、守られているとみたのだろう。三井グループには三囲会というものがあり、年数回の祭典を執り行うという。もちろん、多くの人が知っている百貨店の三越も三井グループ、三井と越後屋、頭の1文字をつなげば「三越」だ。
狛犬・お狐様が並ぶ、こちらは別名「三囲稲荷」とも呼ばれている。
そして参道横にはライオンもいる、なぜ神社に獅子が?!
これを見たことがある人は多いだろう、そう三越百貨店で置かれているものとほぼ一緒だ、このライオンは三越池袋店より寄贈されたもの。
三越池袋店は2009年5月6日に閉店となり、その後ここ三囲神社で第二の人生へ!
※第二の獅子生か。
本殿の裏には、多くの鳥居がたち、稲荷社が参拝客を迎える、なんだか空気も澄んでいる気がする、そんな場所だ。
「三角石鳥居」
鳥居三基を組み合わせたような造りになっている、こちらは元々三井邸にあったもの、中央に井戸があることから「三井」という説もあるという。原形は京都太秦の木島神社にある。
では墨田川沿いの桜並木道に復帰だ。
『三囲神社』は葛飾北斎も描いており、江戸時代から名所であり、それは今でも変わっ
ていない。
墨田川沿いの遊歩道では多くの人が散歩していた、ここでも鬼平情景の立札を発見、『みめぐりの土手』と書かれていた。
ランニングしている人もかなりいる、春への躍動感を感じる、そんなイメージを駆り立てる暖かい朝だ。
来た道を振り返ってみる、アサヒビール本社が目立つ、
階段を下りれば、より墨田川近くを歩くことができる、その場合は桜は遠くなるけど。
特徴的な形をしたこの橋は「桜橋」
『常夜灯』
案内板によると昔はここも牛嶋神社の境内だったとのことだ、そして竹屋の渡しという船の利用があり、その目印として役割を果たしていた。
『墨田堤の花見』作者:小林清親
葛飾北斎は牛嶋神社の近くに住んでいたという、そして晩年の傑作「須佐之男命厄神退治之図」を牛嶋神社に奉納した。
※関東大震災にて焼失
首都高6号線向島入口
ここで花見散策の流れが終わる、理由はもう桜はないからだ・・・。
向島口を過ぎてしまうと桜は無いどころか川すらも見ることができなくなる、ひたすらツマラナイ道を歩くことになる、我慢して歩こう!
さらに塀はせり上がり、頭上には首都高が陽光が遮っている、そんな道をまだ歩く。
白鬚橋が見えてきた、もうゴールは近づいてきた、ここで隅田川とは一旦のお別れとなる、近くには白鬚神社があるが今回はパスした。
墨田川から離れ、都営アパート前、墨東通り横を歩く、もう少しで見えてくるはず、それにしても歩いている人は少ない。
鳥居が見えてきた、ここが早朝散策の3番目の神社参拝となる、
(1)牛嶋神社:牛
(2)三囲神社:獅子
では3番目のこの神社には何があるのか?
歩道が狭いので鳥居全体が映らない・・・「水神社」とも書かれている石碑がある。
アパートの間にゲートがあり、ここから入れということだろう、なんか珍しい造りだよね、ではいこう!
道の両脇にはスポーツ広場が広がる、桜並木があるのはうれしい誤算。
この一帯は「東白鬚公園」というらしい、その奥に神社がある。
桜並木から見える青空はこの季節最高のご褒美だ。
向島らしい光景、それは高速道路が走る景色だ。
墨田川神社に到着
東京都墨田区堤通 2-17-1
二回ほど直角に曲がり、進むことになる、
だから何?と思うかもしれないが、なんか不思議な感じだ。
墨田川一帯の守り神、隅田川神社・・古くは水神社と呼ばれていたという。
この神社には狛犬がいない、代わりにいるのはこちらの方です。
「狛亀」というべきだろう。
朝からお邪魔しております・・・。
こちらにも亀が祀られていた、こちらで三匹目。
不自然な場所に鳥居がたっている、これは以前この神社が移動したことを意味する、今では墨田川を見ることはできないが以前は墨田川沿いにあった。
では散策終了としよう、隅田川神社の最寄り駅は鐘ヶ淵駅、この駅から東武線で浅草駅へ戻ることにする。
神社と桜は素晴らしい組み合わせだ、これに対抗できるのは神社と海だけだ。
『雪月花 墨田』葛飾北斎作
絵には水神社と呼ばれていた墨田川神社が描かれている。
再び素晴らしい桜並木を通り抜けていく。
アパートの門から入る・・なんだか不思議な感じの神社、隅田川神社だった、今後、隅田川を端から端まで歩こうと考えている、その時には寄る事になるだろう。
鐘ヶ淵駅に到着、両側ホームが繋がっていないタイプの駅だ。
車内はけっこう混んでいた、浅草駅へは近い、しかし歩くとそれなりに時間がかかる、列車はらくちんだな~とクーラーが効いた車内に安堵した。
ホテル前に到着、あと2時間近くホテル滞在ができる、ゆっくり東武線と隅田川、そして桜を眺めよう。
桜を見ながら墨田を歩こう!(その2) 完