大人の遠足シリーズ第4回目は伊豆熱川編だ。
大人の遠足は伊豆半島に進出だ。
大人の遠足シリーズは思い付きで行っており、撮影機材はスマフォしかないため、
画質は悪いのです・・ご了承下さい。
大人の遠足とは・・・
「会社帰りに飲み屋に行く感じで旅にでる」そんな適当な旅だ。
※毎回説明が違う気もするが・・。
ある程度の散財になるが、会社でのストレスが解消できるなら、等価交換はできている
と考えるべきだろう。
せっかく行くんだったら、温泉に入りたいと考えてしまう。
これまでの大人の旅は健康ランドの宿泊だった、今回は初のホテルとした。
東伊豆で直割で安いホテルがあり、心惹かれたのだ。
しかしそこに行くまでの旅費が高い、
これは日頃の昼飯やAmazonを控えるしかないだろう(笑)
何かを達成するには何かが犠牲になる。
この旅をみて、オレ/私もやってみようかなと思ってくれる人が1人でもいれば嬉し
い。
では、大人の遠足・スタート!
出発地点は東京駅となる。
ここは日本橋口だ、ここから新幹線改札が近い、
そしてここから入る時は16号車の指定券を買う、なぜならエスカレーターを上がると、
もっとも近いのが最後尾・16号車だ。
こだま805号に乗車する、残念ながら熱海にはこだま号しか止まらない。
しかし、書いていて違和感を感じた、
EX予約なら普通指定席もグリーン席も同額なのだ。
いつ見てもかっこいいノーズ。
こんな時間になると、駅弁は売れ残りとなり、
お弁当たちが寂しげに語りかけてくるかのようだ。
「買ってくれと・・・。」
この中からチョイスするのは、二重の意味でつらいものがある。
ドアが開いた!
では新幹線に乗り込もう!!
熱海に向かうので、こだま号しか選択肢はない、19時37分発・三島行きに乗車する。
さすが三島行きだ、車内はガラガラ、
熱海まで私の完全な貸切車両となった、
でも1席しか使えないので、この車両に誰もいなくても、なんのメリットもない。
そして熱海から乗り込んで来るはずもなく、始発駅から終点まで私以外乗ることはなか
った。
焼売炒飯弁当を食べよう!
これがなかなか美味しい、次も売れ残っていたら買うよ!!
熱海までは早い、新幹線の移動もこれで終わりとなる。
次の停車駅は終点・三島となり、このこだま号の運行ももう少しで終わる。
熱海には20時21分に到着。
最後尾の為、最も階段から遠い場所となり、早足で改札に向かった。
なぜなら、帰りの特急券を購入する為である。
普段からえきねっとで購入しているのだが、
空席状況をスマフォで見ているとスーパービュー踊り子展望車の前から2番目の席が空
いているのだ、そして明日に空いている保証はない、
だから今買うしかないのだ。
熱海より以西はJR東海の世界となり、JR東日本のえきねっとは使えなくなる、
さらに伊東より南は私鉄・伊豆急行線の領域となりさらに壁が高くなる。
勝手知ったる熱海駅だ、
無事に特急券を発券して、伊豆熱川までの乗車券も購入した。
熱海発20時31分・伊東行きに乗車。
10分ほどしか時間は無かったが、問題なく乗車ができた、
5分でも新幹線が遅れていたらアウトではあるが、30分後にはまた列車はくる。
都会並みとまではいかないが、それぐらいの本数は走っているのだ。
20時55分伊東駅に到着。
昼の伊東駅とは一変している、
いきなりここに連れて来られたら伊東駅とはわからないだろう。
真向かいには同じ車体の列車が止まっており、乗り換えることになる。
同じ車体ならこのまま伊豆急下田まで行って欲しいものなのだが・・・。
多くの乗客は階段に消えて、一部の人だけが伊豆急下田行きに乗り換えた。
20時58分に出発すると、南伊東、川奈と停車していく、
私からすれば旅で使う駅なのに、今日は通勤としか思えない。
普段なら、海が見え、南国的な椰子の実風の木が見えるのだが、
今の車窓からは暗闇しか見えない、これが1番の原因だろうか。
ついに伊豆熱川駅到着、時刻は21時33分だ。
降車客は2人のみ、もう一人も地元の人という感じではなかった、
もしかして同志か?!
ここは熱川バナナワニ園で有名な駅だ。
明日はここに行く予定、とても楽しみだ。
こちら側が熱川バナナワニ園方面となる。
温泉やぐらが立っており、暗闇に湯気がたっていた。
改札には係員はもういない、先ほどの同志もどこかに消えていた。
駅構内にはバナナワニ園の出入り口がある、
よく見るときっぷ売場で買うと割引があるらしい・・今画像を見て気づく。
駅のスロープを下りていく、ここでも湯気が出ている櫓(やぐら)があった、
駅前には足湯があるが、こんな時間から入る気分にはならない。
そもそも、わたしは足湯否定派なのだ!
駅前にはタクシーが1台だけ停まっている、
私のためにいるかのようだ、しかしここで乗ると千円以上は確実に吹っ飛ぶ。
いくら大人の旅とはいえ、お財布とご相談しなくてはならない。
行く人はいないと思うが、女性だけならタクシーで移動すべきだろう、
これから先、真っ暗な海沿いの道路を歩かなくてならない。
タクシーの誘惑を振り切り、歩き出した。
ここでもやぐらが立ち、湯気が虚空に消えていく。
灯りはありがたい、心からそう思える。
かなり心細い気持ちになっていた、熱海ならまだ多くの人がいる時間帯だ、
でもここは熱川。
ここはお店の光が煌々と道を照らしている、
なんと心休まる光だろうか!!
ついにT字路になる、ということは正面は海。
波の音が聴こえる、いやそんなロマンティックなものではない、
波の轟音が恐ろしく感じる。
海岸沿いを歩く、それもかなりの距離だ。
途中何度も写真を撮ったはずなのだが、実際には写っていなかった、おいおい。
波の音が怖く感じる、暗闇に波の轟音だけがこだまする。
そして空を見上げると・・・。
満天の星空が!!
こんなきれいな夜空は初めてかもしれない。
しかし私のスマフォでは写るわけがない。
ホテルの灯りが見えた時は安堵した。
ホテルはガランとしており、これまた人の気配がしない。
平日のこんな時間だし、仕方ないけど。
ここはオーシャンフロント南熱川潮騒館という。
外ではカンカンカン・・・と鐘がなっているのが、とてもビビった。
フロントは奥に待機しており、ベルで呼ぶ。
「チン!」
出てきた受付は東南アジア系の若いおにいちゃんだ。
(今さら珍しくもないことだが。)
一応、熱川バナナワニ園の割引券かないか聞いてみた、それは無いという回答だった。
でもなんで半笑なんだ・・(笑)
よくホテルには観光地のパンフレット兼割引券があるのだが、
ほかの施設のものはあったのだが、熱川バナナワニ園はなかった。
あと注目すべきか一面に薔薇!!
お土産売場はまだ営業していた。
※お風呂から出た時には網が掛けられていた。
館内は静まり返っている、
水がチョロチョロと聞こえる部屋があり、少しだけ気になる。
鍵を入れてドアノブを回す、オートロックではないのは久しぶりだ。
部屋は旅館のようで、一段上の旅をしているかのようだ(笑)
なかなか、良い部屋だ、久しぶりの和室となる。
浴衣はエレベーター前から持ってくるスタイル。
2枚目は別料金がかかる・・。
荷物を置き、すぐに大浴場に向かう。
夜と朝で入れ替えをするのは有難い。
脱衣所、まあまあの清潔さ・・かな。
2人ほど先客がいた。
必要なものは全てあり、特段問題はない。
しかし、お風呂も含めて老朽化という文字が思い浮かぶ、
値段と比例はするが、その等価交換はできており、不満はない。
風呂上りはHI-Cにした、コーヒー牛乳もあったのだが、今日はオレンジな気分だ。
少し歩いてみると、マッサージルームがあった、
目の前はオーシャンビューだ! 今は暗闇だけど。
お隣りには卓球台がある、打ち返す人がいれば、やってみたいのだが。
さらに奥に進むと貸切温泉がある、
まあ、大浴場も貸切に近いので、必要ないけど。
ゲームコーナーもあるのだが、電源は切られている、
いつもか、今日だけかはわからない。
なんだが不気味な感じもする
部屋に戻り布団を敷く、これはセルフサービスだ。
館内の自販機で買った氷結を飲んで熟睡しようと思う。
カーテンの向こうには海が広がっているのだが、全く見えない。
でも確実に海はある!
なぜなら、波の音がものすごいからだ。
でも、睡魔には勝てず、すぐに眠ってしまった。
大人の遠足Ⅳ 伊豆熱川に行こう!【1日目】 完