KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

浦戸諸島、寒風沢島を歩こう!(その1)

宮城県にある諸戸諸島、これからの島々を渡っていこうと思います

第2回!

 

寒風沢島(さぶさしま)に到着しました、時刻は8時01分です

「早い!!」

 

(寒風沢桟橋)

 

周りには誰1人もいません、今日は土曜日であり一般的にはお休みの日なのだが、観光客はまったく見当たらない(当然といえば当然なのかもしれないけど)

 

船場近くには待合所とお手洗いがあります、島にはここにしかないのでお手洗いに入ってから出発しよう

 

ここで船の最終便を乗り過ごしても雨風を凌げるぐらいに立派な設備です(笑)

 

基本、この島は純粋な(?)観光目的で来る人はほぼいないと思われるので観光的な案内板はありません、その変わりにちょっとしたマップはあります

 

とりあえず、「縛り地蔵」があるだろう方面に向けて歩いていく、こういう時は大枠だけとらえて、あとは現地で自由に歩くぐらいが楽しいのだ、それにしてもこの雰囲気ある、ちょっとこの島で浮いちゃっている建物は何だろうか??

 

海沿いにはそれほど古くない白い堤防が景観の邪魔をしている、これはおそらく東日本大震災のあとに建設されたものだろう

 

「みちのく潮風トレイル」の案内板があり、島を歩いているとわりと見かける・・・

これが何なのか、よくわからないけど・・オリエンテーションのようなもの??

 

「造艦碑」と呼ばれる場所に着きました、

意外なことにこの島では江戸後期の西洋式機帆船を建造した場所らしい・・ちょっと意外だった。

仙台藩の命により、三浦乾也が東北で初めての西洋式軍艦を建造したことにを記念して、その門人たちが建てたものだという

 

近くにはタチアオイが鮮やかに咲いていた、私このタチアオイ好きなんです

 

たしかこっちの方向に「縛り地蔵」があるのだけど・・・と思いながら進む、

その前に道を間違え行き止まりに行ってしまった・・・今日はそういうものを楽しみながらの散策となる

 

「お! ここにあったよ!!」

ちょっぴりうれしい発見(笑)に小さな歓喜をしながら、階段を上がっていく

 

かなり整備されており歩きやすい、蜘蛛の巣などはなく、どんどんと進むことができた

 

砲台場跡もあるらしいが、それはスルーします!

日和山展望台へと向かいます、そこに縛り地蔵がいらっしゃると思われる

 

到着・・・そして約180度に海が見えます

 

(縛り地蔵)

寒風沢桟橋から縛り地蔵はまっすぐに向かえば、徒歩7分の距離にあります

 

「十二支方角石」塩釜市指定の有形文化財

 

十二支が刻まれた円形状の石柱、立派だ。

 

こちらは縛っているようですが、縛り地蔵ではありません、倒れないようにしているのかな・・・

 

柵の向こうに海が見える、いい景色です、

その前に鎮座されているのが・・・。

 

「縛り地蔵」

しかしこちらは地蔵様ではなく、廬舎那仏(るしゃなぶつ)という

 

寒風沢が繁栄してい頃、島内には遊郭があり、恋人が船出しないように遊女が地蔵を縛り逆風祈願をしたという・・・

「船を出さないでくれ、そうすれば縄を解きますよ。」

興味深い、逸話だよね

 

その縛り地蔵の裏から見える景色がこちら、一見川のように見えるけど、島と島の間の水道(海)です

 

『井戸の跡か?!』と思ったけど、どうみても休憩場だよね

 

松島らしい景色が見えている、実際には松島はもっと陸のほうだけど、ほぼ松島

 

こういう何気ない景色がいいんだよね!!

 

最初の寒風沢島のポイントを周り、元のルートに戻ってました、

次に行くのは化粧地蔵です、また地蔵かよ・・と思った人!!

さらに六地蔵と続きます

 

浦戸諸島、寒風沢島を歩こう!(その1) 完

 

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