いつ来ても混雑しているのが鎌倉だ。
神奈川県が誇る一大観光地の1つと言っていい。
1日では周り切れないのだが、それを1時間で味わってみようというのが今回の主旨だ。
これに無理があるのはわかっているが、行ってみよう!!
鎌倉といえば、「江ノ電」を思い浮かべる人も多いだろう、
そういうわけで乗ってみよう!
カエルくんが獅子舞と対峙している。
二匹の獅子舞は正月だけの表示だ。
なかなか洒落ている。
鎌倉駅11時30分出発だ。
これから途中駅で降りつつ、藤沢から横浜に帰ろうと思う。
4つ目の駅・極楽寺駅で降りる、所要時間は約7分ほど。
多くの人はこの1つ前の駅・長谷駅で降りる、ここには鎌倉の大仏様と長谷寺がある。
極楽寺は長谷とは一転、とても静かな駅だ、
鎌倉の一線級の観光地に行った後、静かな鎌倉散歩をしたいと思うような人が歩く・・
それが極楽寺からの散策だ。
また、人混みや騒がしいのが苦手な人は、この極楽寺はおすすめだろう。
名前の通り、極楽寺があるので、散策の始めに寄ってみるのもよいかもしれない。
しかし私は極楽寺には寄らず、稲村ヶ崎方面へ、江ノ電に沿うように歩いていくことに
した。
所々、民家があり線路横から離れるが、江ノ電を意識して歩く、
急ぐ旅でもないし、のんびりと歩くことにしよう。
そして道路横を江ノ電が通過していく、そしてヘッドには正月にしか見れないバージョ
ンとなっている。
「鎌倉 あけましておめでとうございます」
この区間は楽しい!!
道と列車の距離が近いのだ、それもそのはず柵などないのだから・・・。
こういうのも江ノ電の醍醐味。
踏切りが見えてきた、ここは線路を渡らずに左折していく。
その直線の先には海が見えてくるのだ!!
この出会いがなんともいえない。
江ノ電に乗り海が見えてくると、皆そちらに顔を向ける、
突然に見える海が好きなのだ、これは私だけではなく、多くの人に共通する思いなのか
もしれない。
ここは稲村ケ崎駅入口交差点だ、車の往来が激しいので横断歩道用のボタンを押す。
向こうに見えているのは稲村ケ崎公園だ。
【稲村ケ崎公園】
( 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎19 )
極楽寺駅から徒歩15分ほどでこれる場所、
最寄駅は稲村ヶ崎駅であり、徒歩8分ほどとなる。
「関東の富士見百景」 稲村ヶ崎公園
富士山が素晴らしい!
晴れた日などは、稲村ヶ崎も一つの選択肢として是非入れたい。
背後は丘のようになっており、さらに登ることができる。
ここで十分な気もするが、でも高台にも広場があるので、そこからの富士も見てほし
い。
そして久しぶりに見る凧。
下の海岸にも下りられる、海辺は滑るので、あまり近づかないようにしよう。
じーと見ていると、吸い込まれそうになる、
右に進むと砂浜となり、散策するのもよいだろう。
油断すると波がくる!
何人か、足を滑らせていたので、グリップが効く靴がいいね。
ザッパーンッ!!!
富士山って素晴らしい!
春や夏では、このようにはっきりと見える日は稀となる、そもそも雪は無い。
全体の背景としては寂しいので、春辺りがバランスがよいのだろうか。
では、稲村ヶ崎駅まで行こう。
このあたりも、先ほどの公園近くにも、お洒落なカフェ・レストランがあるので、休憩
にはよいだろう。
ちなみに、稲村ヶ崎温泉という施設があるので、1つの選択肢としたい、
私も少し気になるな〜。
江ノ電に乗っていると、ここが最高級の眺望スポットとなる。
見ての通り、一気に海が開けるのだ!
江ノ電に乗っていると、どこからか声が上がり、写真を撮る人が増えてくる区間だ。
進行方向の左手側のドアがオススメだ。
海に富士に、ここは江ノ電の最高の撮影スポットだ、
すでにカメラを向けている人が5人ほどいた。
この位置は少し手前過ぎるのかもしれない。
この車両は先程乗った車両だ、藤沢から折り返してきたのだ。
このスピード感がいい、ゴトゴト・・・。
新幹線とは対極にいる列車、ここを早い速度で走り抜けられたら、風情も何もないけど
ね。
カメラマンたちはまだ待つらしい、私は先に進もう。
ここが七里ヶ浜駅、建物に溶け込んでいる駅舎。
時刻は12時35分、ここまでで、約1時間強となる。
鎌倉というより、江ノ電と歩く旅となった。
それも鎌倉から藤沢に移動がてら・・・という感じになった。
このプランは限定的となってしまうが、1プランとして参考して頂ければ幸いです。
江ノ島でかなりの降車客がおり、残りの多くは終点・藤沢で降りる。
横浜への最速ならJR東海道線となる。
あまりにも人が多いので写真は撮らなかったけど。
これで横浜に向かう、
湘南台を出るとゆめが丘駅というすごい名前負けした駅があるのだが、
ここからも富士山を見ることができる、
たしかに名の通り、かすかに夢はあった。
では、ガラガラの快速・横浜行きに乗り、自宅へ帰ろう!
1時間で鎌倉を歩こう! 完