伊豆急下田駅の両側には2つの山がある、寝姿山と下田富士です、
今回は下田富士から乗ってきたサフィール踊り子の折り返し列車を見送ろうと思います
ここは静岡県伊豆半島の南、伊豆急下田駅前です、正面に見える山は『下田富士』です、では行きましょう!
(伊豆急下田駅)
考えれみれば、これまで下田には何度も来ているけど、下田富士に行ったこともないし、行こうと思ったことも一度もなかった・・・なんでだろうか
すぐに本郷交差点が見えてきた、ここを渡ってすぐのところに下田富士の入口があります、知らなかった・・・。
「下田富士」入口の石碑があります
目の前に現れたのは急な階段、雪の日は絶対に歩きたくないと思えるほどの急登だ
段の高さが微妙に異なり、形が歪に思える、もともとこのように造られたのか、これまでの年月によりこうなったかはわからない・・手すりがあるのはうれしい配慮です
いろいろな祠があるので手を合わせながら歩いていく
右は坂、左は階段、どちらでもいけるのだけど、登山道は右と思ってしまい、行きは坂を上がっていった(どうでもいいことだけど)
「山の神」
榊原が思い浮かんだけど、そういうことじゃない(笑)
この辺りは比較的上りやすい、自然にできた小さな段差、木の根などがいい感じに足のソールにかかってくれる
まばらな石の段差、ここは軽やかに通過していきます
あまりいい道とはいえないが、見た目ほどは歩きずらくはない
茂った木々の間から伊豆急下田駅が見えていた
(ここではまだ見づらい、さらに上に行こう!)
もう一度書くが・・私の目的は頂上にいくことではない!!
ここでは安全ロープがかかっている、手に取る必要はない場所だけど、このロープがあるだけで心の平穏は数ポイント上がるのだろう(たぶん)
頼りなさそうな金網があるエリア、もしかしてかつては他のところにもこのような金網があったのかもしれない
そして・・・・・「ここいいんじゃない!」という場所があった
「リゾート21キンメ電車が入ってきた」
サフィール踊り子の出発時刻までまだ時間がある、もう少し上に行ってみようか!
うーん、少し道がえぐれている、
それに平行移動では下田駅から離れてしまうのでないか・・・・
私の目的は頂上ではなく、サフィール踊り子を見送ること、さっきの場所へ戻ろう
駅側とは違う方向に、少しだけ開けた場所があった
海が見えるけど、木々がその眺望を阻んでいた、でも海を眺めることができたのはラッキーと考えよう
海が見える!
心なしか、わずかな風が汗に心地よかった
ここからも駅は見えるけど、やはりさっきの場所のほうがいいように思える
ここで1組ほどのハイカーとすれ違った、その2人はハイカー的衣服(?)を着ており、とても立派だった、
私は近所の東急ストアに買い物にいくような格好だった(笑)
この下田富士、普段着で登れるような山だとは思うけど、靴底のソールがしっかりとしたグリップのきくものを履いてくるべきと思う、また手袋があると助かるとは感じた、帰りは特に手をついたほうが安心という場所も複数あった
ここが下田富士のお立ち台、
サフィール踊り子を見送ろう!!
定刻通り、サフィール踊り子が伊豆急下田駅を出発した、これは私が下田へやってきた列車の折り返しだ
あの中には伊豆の旅を終えて、自宅に帰る人たちが多く乗っているのだろう、
そして中には東京などに旅行にいく下田の民もいるのかもしれない、
上りの列車=伊豆からの帰り・・・と発想してしまうのは他からやっていた旅行者の勝手な判断なのだろう
8両編成のサフィールはすぐに見えなくなった、
『2時間30分ほどの煌めく旅を楽しんでください!!』
いやいや、次の河津で降りる変わった客もいるかもしれない(それ、おれ!!)
ではホテルへいこう、本日の旅では下田富士だけしかいく予定はなかった
簡単な旅の行程だった・・・・。
ここ怖かった・・・
行きはよいよい、帰りはこわい・・・・それは往々にしてよくある話し
怖いと言ったのは、すべってスラックスなどが汚れることだ・・・
最初の拝殿が見えていた、転ばずにこれたことはよかった、でもまだ急な階段があるので、階段を降りるまでが遠足だ
もう一度言おう
「階段を降りるまでが遠足だ!(2回書くことじゃない)」
最後の急な階段
国道136号が見えてきた、
ほんのちょっとだけ安心した、そんな大層なことじゃないけどね(汗)
これからバスでホテルへ向かうのだけど、その前に夕飯を買っていかないといけない、しかしここで悲劇が起きた・・・
駅の売店の駅弁が売れ切れていた、正確にいうと私が買いたいと思っていた駅弁だけが売れてしまっていたのだ(え!?そんなこと!!)
下田に着いた時は3つあったのに、下田富士から戻ってみると全て売れてしまっていた、おそらくはサフィールの乗客が買ったのだろう、くっそー!!(笑)
おれの駅弁を美味しく食べてくれ!!(いやいや、お前のじゃない)
さっき見送った「サフィール踊り子」に買いたかった駅弁が乗っているのだろう、
ここで一つの真理に気づいた、買いたいと思った時に買うべきだ。
下田富士でサフィール踊り子を見送ろう! 完