伊豆とは・・・
横浜から伊豆半島はほどよい距離感にあり、旅情も味わえる場所であると思っている、
車で行く場合は休憩込みで3時間みればよいだろう、そんな距離感だ。
とはいえ南伊豆となるとそれなりに時間はかかってしまう、
東伊豆、西伊豆、南伊豆、中伊豆と便宜的に分けることが多いが、行くエリアにより、
所要時間は変わってくる。
今回、伊豆旅の向かう先は中伊豆がメインとなる、正確には東伊豆経由、中伊豆という
べきだろうか。
最大の目的は『湯本館』に泊まることであり、その前後の行程は後付けで考えたもの、
湯本館から導かれてくるものは・・・そう「伊豆の踊子」だ。
小説「伊豆の踊子」の作者・川端康成は湯本館で伊豆の踊子を執筆した旅館として有名
だ。
小説「伊豆の踊子」が好きな者としては河津の福田家と湯ヶ島の湯本館は外せない場所
なのだ。
ということで、今回の旅を紹介していきたい、
旅程の選択は無数に存在するが、今回のテーマとしては「伊豆の文学と空の旅」としよ
う。
伊豆旅1日目
①オートマタ美術館(伊豆高原)
②大室山(伊豆高原)
④湯本館宿泊(湯ヶ島)
伊豆旅2日目
⑤伊豆近代博物館
⑥浄蓮の滝
⑦伊豆の国パノラマパーク
だいたい7カテゴリーに分類される、
2日目の①と②はセットと考えていいかもしれないけど・・。
ここは伊東マリンタウン、時刻は9時15分だ。
それでも多くの車で駐車場は埋め尽くされていた、ちなみに本日は日曜日だ。
伊東市は観光立国(?)だ、あの伊豆高原も伊東市にあり、もちろん城ケ崎海岸や大室
山も伊東市に入る。
関東から伊豆半島に車でアクセスする場合、東名高速道路を走り、小田原厚木道路、
小田原からは西湘バイバスに入り、ひたすら国道135線を南下するのが一般的なルート
だろう。
途中、真鶴道路や熱海ビーチラインなどの有料道路を走ってきたが、いづれも海を眺め
ながらの楽しいドライブとなった。
ハンドルを握りながら思ったことは、さっぱり、伊豆の旅ってサイコーだ!!
神奈川の湯河原町を抜けると待望の静岡県に入っていく、県跨ぎだ!
伊東市に入り海岸線を走っていると、いつしか右にはJJR伊東線の線路が見えてくる、
そしてすぐにハトヤの白い建物が見えてくる、バブルの産物のような造りに昭和だ
な・・・と感じながら走っていくと、カラフルな建物が並ぶ施設が見えてくる、それが
ここ道の駅・伊東マリンタウンだ。
まだここは東伊豆の玄関に過ぎない、伊豆高原はここから30分ほどの距離、
思ったよりけっこう近い、このペースなら10時前には着いてしまうのでは?
ここは伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとだ、
当初ここに寄る予定は一切なく、そもそも存在自体を知らなかった、
ただ「〇〇の駅」と聞くと、寄ってみようと思うのは自然なこと!
それは仕方ないよね。
伊豆のお土産は見慣れたものばかりで、
正直なところ、目新しいモノ・欲しいモノはなかった、野菜の直売も気にはなるが自宅
に帰るのは翌日であり、車内は暑い、今は我慢すべきだろうな・・・。
※ちなみに今の季節は秋。
ゴリラやカンガルー・キリンなどが客をお出迎え!
それは、すぐお隣りにはグランパル公園があるからだ、ここはアスレチックやゴーカー
トなどの子供向けのアトラクションがある施設、駐車場へは多くの車が入っていった。
最初の目的地・オートマタ美術館に到着。
時刻は10時20分、駐車場は全て空いており私達がおそらく・きっと本日最初の来訪者だ
ろう、緊張したきたぞ!!
わかるでしょ?
お客さんが誰もいない時の緊張感・・空いていてラッキーとも思うが、複雑な心境だ。
【1】伊豆高原 オートマタ美術館
【2】伊豆高原 大室山
《作成中》
伊豆高原のオートマタ美術館・大室山観光を終えて、ここまで到達した。
伊豆スカイライン内冷川ICと亀石峠ICの間にある食事処、
ようやくありつけた、少しというかかなり遅い昼飯・・・。
今、伊豆高原の大室山から宿泊地の湯ヶ島・湯本館に向かう途中。
あと30分ぐらいで到着できると思うのだが・・・どうだろうか。
この画像からいえることは、一時の空腹に負け大盛そばを注文するのは愚か者のするこ
とだ・・・ということ。
これから旅館では夕食がわんさかと出てくるはず、これが影響しなければいい
が・・・。
遅い昼飯を終えて、あとは宿へ向かうのみとなった。
そんなこんなで国道414号線に入った、この国道は河津、そして南伊豆までつながって
いる伊豆半島の大動脈だ、もう少しで湯ヶ島という時に見たこともない道の駅を発見し
てしまった。
「道の駅 伊豆月ヶ瀬」だ。
これは寄るしかない!!
地下1F(1F?)から外に出れるようになっている、その先には狩野川が流れている。
中伊豆に流れている川といったら、狩野川だ!
※ちなみに『かのがわ』と読みます。
店内には欲しい商品は数多あれど・・お土産を買うのは今ではない、明日買おう。
ついに、ついに本日の宿泊地・湯本館に到着。
予定通り15時過ぎに着いたため、これまた予定通りに湯ヶ島散策をしたいと思う!
旅行計画通りに行った時の達成感は格別だ!!
さすが元旅行計画部の部員だ!(笑)
【4】湯本館宿泊(湯ヶ島)
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そして翌朝を迎えた。
素晴らしい宿だった湯本館!
では2日目をスタートしよう、本日は月曜日、いつもなら出勤日なのだが、
有給サイコーだ!!
湯ヶ島・湯本館を出発して、昭和の森会館に到着、車ならあっという間の距離だ。
この敷地内には複数の店舗があり、その中の1つにわさび専門店があり、
そこでは生わさびを購入、自宅に戻り刺身などに使ったが、とても美味しかった。
さすが生わさび、色がとてもきれいだった、これは買うべきだろう!
こちらが昭和の森会館、この中に伊豆近代博物館がある、
では行ってみよう!
※数か月前に一人で来ているのだが、まぁいいか・・・。
伊豆の自然に関する展示品が並ぶ、
地元の小学生が数グループに分かれ、見学していた。
誰もいないと思っていたが、一転賑やかな見学会となった。
映画「伊豆の踊子」歴代主演女優たち
これだけ映画化されているのは地味にスゴイこと!
次の映画『伊豆の踊子』はいつになるのだろうか、楽しみだ!!!!!
『しろばんば』の紹介コーナーももちろんある。
しかし、「伊豆の踊子」と比較すると、その知名度は天地ほどにあるのではないか。
残念なことだ・・・。
『多くの人が勘違いしていることかも??』シリーズ
「しろばんば」をお婆さんと思っている人はいないだろうか??
上の画像の昆虫が「しろばんば」です。
井上靖が暮らした土蔵も再現されている、
小説を読んでからくれば、ここの見方も変わってくるよ!
展示室には様々な展示品があるのだが、ここでは全てを紹介できない・・・。
そして順路に従い、外に出てることになった。
ここで戻ってもいいが、是非とも「井上靖旧邸」にも行ってほしい、すぐそこだから!
その途中には川が流れ、滝を作っている、その先には水車小屋もある。
途中と言っても、目と鼻の先に旧邸はあるのでご安心を。
「井上靖旧邸」
建築年代:明治23年 昭和58年にこちらに移築されてたものだ。
とても広い部屋だ、いかにも昔の家という趣き、部屋ごとの仕切りは襖となる。
今の人達はこのような家に今更住めないだろう・・・。
こういう廊下は憧れる・・・。
旧邸の近くにはわさび田がある、ということはここの水は超キレイということだ。
『みどりのかぜ』
人の感性とは様々だ・・・・。
では伊豆近代博物館を堪能したので出発だ、やはり月曜日、観光客は本当に少な
い・・・。
どちらかといえば、次にいく浄蓮の滝のほうが観光客は多いだろう。
ここは浄連の滝と近いため、スルーしてしまう人は多いのではないかと勝手に考えてい
る、ここは文学好きには堪らない場所だ、あまり興味なくても向学の為にもおススメ
したい。
次の目的地・浄蓮の滝駐車場に到着。
ここには伊豆の踊子像があるので、恒例の記念撮影をしよう!
「下田はあっちだよ、踊子ちゃん!」
像の隣りには展望デッキが設けられており、下まで行かなくても浄蓮の滝を見ることが
できる、ここまではマイナスイオンはこないけどね・・。
ここまで来てしまったら、近くまで行くしかない!
行きはトントンいけるのだが、帰りは皆、苦悶の表情を浮かべていた。
とはいっても、それほど距離はないので、休み休みでいけば問題ないレベルと思い
ます。
行きは5分ぐらいで楽々いけますよ。
ここまで来ると滝の音に圧倒される、
水流のおちている様もいいけど、滝つぼの魅惑的なブルーもいい!
それに岸壁の形状摂理にも注目してほしい。
滝はそのまま川へと変わり、その川に沿ってわさび田が伸びている。
それにしても、ものすごい量だ。
隣りには生わさびも売られている、ソフトクリームやわさびのお菓子もあるよ!
それよりもブラタモリのポスターが懐かしい・・・。
階段を上り終え、もう少しで駐車場だ、
中伊豆、天城といえば郷土料理のいのしし鍋だ、私は猪肉は好きではないが、湯本館・
福田家で食べた「いのしし鍋」は美味しかった。
やっぱり、中途半端なものを食べるとダメなんだろう、ただの堅い肉と思ってしまう、
実際にはそんなことはなく、とても美味しく食べることができた。
まぐろの刺身だって、スジが多いものはとても不味い・・それと一緒だ。
皆、本物を食べよう!
では次の目的へ出発!
やはり、昭和の森よりは車が多った、その違いは滝があるかないかぐらいかな。
昭和の森会館、浄蓮の滝ときて、道の駅・伊豆月ヶ瀬まで戻ってきた。
隣りには伊豆縦貫自動車道天城北道路がある、これにより三島や新東名へのアクセスが
早くなった。
1階には月ヶ瀬テラスキッチンというレストランがあり、さらに屋外に続いている。
外には狩野川が悠々と流れている光景を見ることができる。
これは癒されますね・・・。
狩野川って、こんなにもキレイなんだね。
伊豆の国パノラマパークに到着。
【7】伊豆の国パノラマパーク
伊豆の国パノラマパークを終えたら、あとは横浜へ帰るのみ、
やっぱりいいね、伊豆半島!!
そんな感想を抱く旅となった。
では次の旅でお会いしましょう!
【おまけ】三島のうなぎの名店・桜家
伊豆への文学旅行に行こう?!《メインコース》 完