巾着田で曼珠沙華を堪能した後、御朱印の旅となり第2部が始まった。
ここから2.3kmほどの場所に聖天院という寺院がある。
行ってみよう。
この地を開拓した高麗王若光(こまのこにきし じゃっこう)の菩提を弔うため、創建された寺院である。
日本史で百済・新羅・高句麗を習ったことをおぼえているだろうか、
その高句麗からここ日本・日高の地にて、当時は未開の地であった地を開拓したという、その功績から時の朝廷から王位を授かったという。
山門がとても落ち着いた雰囲気だ、春は桜で美しい光景となる。
拝観料300円をお支払いをする。
受付を過ぎると、庭園が眼前に広がる、その更に上には本堂があり、
ここからも展望が広がるのだ。
右の建物で御朱印をお願いすることになるのだが・・・。
御朱印をお願いしようとチャイムを押そうとすると受付の女性が駆け寄り、御朱印をたのんでおくとのこと。
本堂などを参拝して、帰り際に受け取る方式なのだが、
御朱印を終えた御朱印帳は建物の前に置かれて、各自持っていくスタイルなのだ。
これはとても危険だと思った、
間違って持っていく人がいないとも限らないのだ。
不安な人は、ここで待つしかない。
聖天院の御朱印。
本堂まで上がってきた、かなりの段数を上ることになるのだが、
それだけ景色は良いのだ。
見晴らし台からの景色も良いが、本堂からはさらに高くから眺望することができる。
天気がいいと爽快だ!!
高麗王の廟所である、羊の狛犬というのだろうか、
珍しいものを見せてもらった。
石柱には、天下大将軍と書かれている、映っていないが反対側には、地下女将軍と書かれている。
いつもと少し違う雰囲気であった聖天院。
たまにはいいだろうと考えていた・・・のだが・・・。
そうだ、次も高麗神社だった。
ここの駐車場は満車であり、警備員が無常にも「シッシッ」を棒を回す。
一旦通り過ぎ、Uターンしてきた、その時第2駐車場の看板が目に入った。
「満車であれば、第2駐車場に誘導をしろよ・・」などと配慮のない警備員を残念に思い、車を第2駐車場に入れる。
第2駐車場は高麗川を渡った先、すぐにある。
奥にはこんなに広い駐車場があった。
この高麗神社は、曼珠沙華祭り会場へのシャトルバスの発着場となってており、
その車の駐車場として公式に案内がされているのだ、その為この神社の駐車場は大混雑していた。
また、天皇陛下も昨日、曼珠沙華祭りを見られ、ここ高麗神社にも来られたという、
昨夜、そのようなニュースが流れたことも影響しているのだろか。
ここでも聖天院と同じく、天下大将軍・地下女将軍の石柱があった。
高麗王若光は、高麗人1799人とともにこの地を開拓した、
没後は高麗王を偲び、高麗明神として高麗神社が創建されたという。
大鳥居を抜けると、参拝者の行列があった、
しかしここ最近では見た事がないような大行列であった。
まずは「なんで? どうして?」という疑問が上がったが、その答えはわからなかった。
御朱印は参集殿でもらう、ここも大変混雑しており、かなりの時間を待つことになった、やはり韓国からの観光客が多いように感じた。
高麗神社の御朱印。
聖天院・高麗神社と、いつもとは少し異なる雰囲気を感じることができた、
それが埼玉県日高市で出会うとは思ってもいなかったが・・・。
次は埼玉県から東京都に入り、青梅市塩船の塩船観音寺に向かった。
自宅方向に南下する方向にこのお寺はあったので、寄ることにしたのだ。
この塩船観音寺はつつじの寺として有名であり、それは見事というほかない。
今は季節ではないので、参拝者も落ち着いた、静かな散策・参拝ができる。
すでにこの山門の佇まいから名刹の香がする。
案内図を見ると広大な寺院であることがわかる、
見るとハイキングコースまでありそうだ。
曼珠沙華がここでも咲く、大群生も良いが、このような咲き方が曼珠沙華にはよく似合う。
のぼり旗がはためく、左の道は車道となっており、つつじ園方面に行くことができる、
いまは階段を上っていく。
そして階段の隣には、観音寺の大スギがそびえたつ。
階段を上ると「ぼけ封じ薬師如来」が、これは参拝しなくては・・。
ここからさらに階段を上がると・・・。
目を見張る!!
本堂に着きます、
この本堂がまた、雰囲気が良いのだ。
本堂前にある寺務所で御朱印をお願いする、
そして奥でも御朱印を頂くことができると聞いた。
塩船観音寺の御朱印。
さらに上に上がり、招福の鐘に着く、
奉納料100円でつくことができる、今ほとんどの場所で鐘をつくことができない、
これはつくしかない!!
この一帯がつつじ園である、その季節の写真をみたが圧巻だ、
この青々とした景色もとても良いと思うが、つつじの最盛期も見てみたいものだ。
では下に降りて参拝をしよう。
塩船観音寺・白玉椿姫の御朱印。
中央に不動明王がおられる、そしてさらに奥には観音様がいるのだ。
この下には駐車場があり、さらに食事処・お土産屋も併設されていた、
そのような意味においても、ここは良いお寺であった。
そして本日の最終目的地に向かう。
あきる野市にある大悲願寺である、名前だけでもとても気になるお寺である。
塩船観音寺から車で30分ほどかかる。
少し道が狭いが五日市線の踏切を越え、大悲願寺の駐車場に着いた。
こちらも立派な仁王門である、歴史を感じる、そして期待が膨らむ!
1191年源頼朝の命を受け、御家人平山季重が建立したと言われている。
仁王門に見とれている間、背後の踏切が鳴り出す、
そして五日市線が通過していく、曼珠沙華もひっそりと彩を加える。
「う~ん、のどかな風景だ・・・。」
観音堂。
こちらは本堂であるが、お琴の演奏をしており、来たと同時に終わってしまった・・・・、残念。
この寺は白萩で有名なのだ。
この奥で御朱印をお願いした、その間に散策をする。
大悲願寺の御朱印。
境内の中でお抹茶を頂くことができる、500円のお納めである。
映画「五日市物語」
いったいどのような物語なのだろうか・・・、いろんな意味で気になる。
今日は、良い寺巡りをすることができた、
塩船観音寺、大悲願寺という名刹を出会うことができた、関東そして全国には
このような古刹がまだまだあるだろう、
楽しむは膨らむばかりである。