「四寺回廊の旅」以来の旅行である、
ここで言う旅行とは泊りで行く旅行のことである。
早速スタートしよう!!
のぞみ99号・博多行を待つ。
指定席予約はのぞみ3号でとっていた、
しかしスムーズに移動ができ、新横浜駅に予定より早く着きそうであった、
横浜市営地下鉄に乗っている最中に「スマートEX」で予約変更をした。
「便利だな~」と心の中でニンマリしながら向かう・・・・。
新横浜駅はまだ夜が明けていない、漆黒の中からのぞみが入線してくる。
最近、こだまにばかり乗っていた為、のぞみが快適すぎた・・・、
やっぱりバンバン駅を通過していくのは気持ちが良い、通過される側より通過するほうがいい!!
京都へは2時間ほどで行くことができる、改めて近いな~としみじみと思う。
8:02京都駅に到着。
新幹線・京都駅に到着して、早歩きで改札を抜ける、なぜなら・・・
8:15発の近鉄特急・賢島行に乗らなければならないからだ。
新幹線の改札の真正面に近鉄線の改札があるので、アクセスは完璧である。
まずは、特急の指定券を購入しなければならない、
特急の券売機が2つあり、それに並ぶ・・・、これって結構もたつく人が多い、
時間に余裕がないと、精神衛生上よろしくない・・・。
今回の人は、それなりにスムーズに買っていた為、余裕を持つことができた。
車内は満席であった。
さすが賢島である。、サミットが開催されただけはある!!
英虞湾からの眺めが最高だよね~などと考えながら、車窓を眺める。
あら!? 大和西大寺駅で結構降りるぞ。
あら?! 橿原神宮駅前でも結構降りるぞ!?
賢島行く人、少ないのでは!?
私も橿原神宮前駅で下車する。
この駅で降りるのも2回目である、しかも結構記憶に新しい気がするゾ。
東京では駅ナカというものがあり、改札内にいろいろなショップが入っており、
さながらデパ地下のようである。
ここ橿原神宮前駅も駅ナカが存在しており、パン屋・本屋・定食屋・ファミマなどがある。
これが結構役に立つ、なぜなら改札を出ると店がない!!!
前回もこれに苦しんだのだ・・・。
駅ナカのコインロッカーに旅行カバンを放り込み、身軽になる、
これで旅行客から地元民に変身!!(笑)
ここ、橿原神宮前駅は橿原線・吉野線・南大阪線の分岐駅である、
9:30発の吉野線に乗る。
ここからが結構長い、15駅に停まり、52分の乗車時間となる。
10:22に終点・吉野駅に到着。
これが、おそらく横浜から最も吉野に早く着く時間だろう。
混雑しているのかな~と思いきや。
かんさ~ん、閑散~としていた。
なんでやねん。
奈良の旅・1日目、金峯山寺・節分会に参加しよう!!
行動開始!
今日は2/3節分である、蔵王堂の節分会はもっと混んいるのかと思っていた・・・。
金峯山寺・蔵王堂に行くには、ロープウェイに乗るのが一般的である、
だがしかし、今は運休しているので代行バスで行くことにする。
またまた、だがしかし、
バス乗り場の表記がない、県道37号線の方をうろうろしていると、
マイクロバスが入ってきた。
そしてすかさず乗り込む、駅では後続の特急が到着しており、大勢の人が降りてきた。
マイクロバスには定員以上の乗客希望者が寄って来た。
現実とは時として非常に残酷である、あふれた人がかなりいた、
次のバスは30分後である、この寒い中、30分はつらい・・・。
特急に乗らず、急行で少しでも早く吉野に着いて正解であった。
代行バスはかなりの遠回りのルートをとる、ロープウェイの駅横で下車となる。
吉野駅の横を通る、特急が停車している、これに乗ってきたら
この景色を見ることはできなかった。
金峯山寺の総門・黒門である。
格式が高く、公家大名であっても下馬して、槍を伏して通ったという。
黒門を抜け急坂を上がると、銅の鳥居(かねのとりい)が見えてくる。
「発心門」と呼ばれ、行者はこの門の向こうを冥土と見立て、門をくぐるごとに俗界を離れて修行をする覚悟を決めていったという、
「修行門」「等覚門」「妙覚門」が続く。
先に仁王門の屋根が見えてくる、心が逸る瞬間だ。
両脇のお店には目もくれずに、仁王門へ、まっしぐら!!
平成の大修理をしており、うっすらと幕がかけられている。
仁王門を抜け、階段を上がると、目的の地・蔵王堂横に出る。
もうすでに始まっていた、蔵王堂前には鬼たちが跋扈している。
画面で確認できるだけで、赤鬼1人、緑鬼2人いる。
金峯山寺・節分会(きんぷせんじ・せつぶんえ)
節分会・鬼火の祭典と掲げられている。
「節分会・鬼の調伏式」が執り行われる、金峯山寺の三大行事の1つとされる。
AM10時 日数心経
AM11時 星供秘法・鬼の調伏式
その後に、採灯大護摩供厳修
AM13時 福豆まき
というスケジュールである。
時計を見ると10:55分である、もうしばらくすると鬼の調伏式が始まる。
蔵王堂から境内を見ると、かなりの人が待ち構えている。
節分会は初めてであり、勝手がわからない、
これから蔵王堂内で調伏式が始まるというのに入ろうとしない?!
「どういうことだ?!」と疑問に思いながら、堂内に入る。
紅白の幕がかかる台は、13時の福豆まきの際、ここからまかれるのだ。
山伏たちが集まっている。
堂内に入ると・・・、人が大勢いたが、満員という感じではなかった、
そして、3列目の位置を確保した。
撮影は禁止とされており、画像は一切ありません・・・・・。
管長を先頭に、山伏たちが大勢堂内に入ってくる、80人近くはいるのだろうか・・、
正確にはわからないが、山伏であふれかえっている、
高齢の山伏から若い山伏まで様々だ。
護摩供養の炎が炊かれ、まるで生き物のように天へ伸びる。
堂内には、僧侶や山伏の読経が響き、山伏の錫杖が振られ続けられる。
しばらくすると、6人の鬼が現れる、その鬼たちは傍若無人な行動をする。
・自由気ままに歩き回る。
・読経を読む管長の背後で仁王立ち。
・読経している僧侶の頭襟の位置を変える(僧侶は抵抗しない)
・読経している僧侶の向きを180度変える(僧侶は抵抗しない)
・山伏にいたずらをする(なでる・足でつつくなど)
・山伏の錫杖を取り上げ、持っている金棒や斧を替わりに持たせる、
(山伏はされるがまま、金棒などを振り続ける・・・)
・カメラマンからカメラを奪い、撮影・・・。
・子供を抱っこして、堂内を散歩・・・、そして放置・・・。
・リズミカル(笑)に踊る。
・参拝者に対して、斧で、金棒でつつく。
・台の上で横になる・・・。
・台の上で座る・・・。
「おいおい、見えないよ!! あ! 鬼を見にきたのだからいいのか・・」などと
こころの中でツッコミを入れる。
まじめな読経の中、鬼の振舞いにより、参拝者はクスクスと笑う、
簡単に言うと、大晦日のダウンダウンの「絶対にわらってはいけない・・(何とか)」のようだ。
そして、鬼が円を描き、踊り出す。
中の人を心配するほど、動いている。
調伏式・・・・、
配れらた豆を鬼に向けて撒く、撒く、撒く!!
「福は内・鬼も内」「福は内・鬼も内」と叫び、豆を投げる。
2月3日は各地で鬼に対して豆を撒き、「鬼は外!!」と叫ぶ、
各地の追い出された鬼たちはこの吉野に招き入れられる。
それが「鬼も内」である。
金峯山寺を開山した役行者は、法力で鬼を改心させ、弟子にしたという故事に
ちなんでいるという。
鬼たちは僧侶や山伏の法力、参拝者の撒く豆により、平伏し、改心した。
鬼を調伏した瞬間だ。
撒かれた豆の量は半端ない、下一面に豆だらけである・・・・・。
そして、しばらくして
蔵王堂下に山伏たちが集まってくる、何をするのか、よくわからないKIT・・・。
お?!移動しだしたゾ。
これは奥の場所で、採灯大護摩供厳修(さいとうだいごまくごんしゅう)が行われる。
ここにいてはダメだった・・・。
終わったら、奥に行き陣をとる必要があった・・、しかし鬼の調伏式を見ると、おそらくは採灯大護摩供厳修の良い位置はとれないだろう。
どちらかを選択しなくてはならないだろう。
「これは買うしかない!!」
鬼が堂内から出てくる。
松明をを持っている。
火を掲げてポーズを決める鬼たち。
正面から撮影しようと降りるが、間に合わず・・・。
そして黒鬼と目が合う(笑)
そして鬼たちも向かう。
◆手前:蔵王堂(鬼の調伏式)※今ここにいる。
◆中央:福豆まき会場 ※目の前の紅白の幕
◆奥:採灯大護摩供厳修 ※福豆まき会場の向こう
このような位置関係となるのだ。
すでに鬼たちが何かをやっている、周りに人が多くよく見えない・・・。
大護摩供である。
法弓の儀式である。
護摩壇の東西南北・鬼門に向かって矢を放つ。
結構な数の矢を放っていた。
矢が飛んでいく、しかし多くはうまく飛ばなかった・・・。
山伏の「うわ~」という苦悶の表情がいたいたしい・・・。
護摩壇に火が入れられる。
これがよく燃える・燃える。
改心した鬼たちの踊りが始まる。
そして第三撒く幕
福豆まきが始まる。
豪華賞品もあるよ💛
準備が始まる、
正面は人が多く、横に陣取ることにした。
前列の子供たちは袋をひろげ、臨戦態勢だ。
黒鬼を中心に5人が並ぶ。
そしてガンガンまかれる、小袋に入った福豆が撒かれる。
豆の中に飴も入っている、そして中に数字の書かれた紙が入っていれば当りである。
景品と交換である。
ちなみに3袋をゲットした、
パイン飴2つ、コーラ飴1つを入手、そして福豆を多数。
萬松堂のよもぎ餅はおいしい、
前回は購入したのだが、今回は明日もある、購入は控えることにした。
「残念!!!」
銅の鳥居を通過。
ケーブルのりば通過。
もちろん運行はしていない。少し先にある七曲りを降りていく。
徒歩20分ほどでいくことができる。
道がくねっているが、このように直線的なショートカットルートが用意されている。
どんどん下っていく、下りは早い。
ロープウェイのケーブルが見える。
まるで遺構のようだ。
千本口駅である、まるで遺構のようだ。
駅の横から七曲り坂の入口がある。
この先には吉野駅がある、乗車予定の特急まで、結構時間がある。
帰りも吉野駅は閑散としていた。
車で来ている人が多いのだろう。
吉野のゆるキャラだろうか。
窓口で14:04発・あべの橋行の指定券を購入。
隣のホームには14:07発の急行が停車している。
最終駅のかっこよさがあるな・・・・。
今回の反省は、
初めての節分会の為、勝手がわからず、
全ての場所取りに失敗したことだ、
その為、良い写真をとることができなかった、
来年こそは!
とリベンジを誓おう!
しかし、二兎追うものは一兎も得られないのが現実である、何を優先するかは自ら決めなければならない。
そして、この記事を読んで、私のようにならないように参考にして欲しい。
でも、楽しかった〜。
金峯山寺・節分会、サイコー!!
吉野観光は終わり、これから桜井駅に向かう。
第2部 談山神社編へ。