KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

【奈良の旅】談山神社に行こう!(2018年02月03日)

奈良の旅、1日目後半戦に突入した。

前半戦は吉野・金峯山寺蔵王で節分会に参加した、

ここで満足してしまい、このまま橿原でもブラブラしようかなどと考えていた・・・。

なぜなら、バスのタイムリミットを過ぎてしまっていたからだ。

バスとは桜井駅から談山神社へのバスである。 

 

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「だめだ!!あきらめるなKIT!! 談山神社に行くんだ!!」 

 

 

心の葛藤を5秒ほどして、談山神社に行くことを決断した。

近鉄吉野線橿原線大阪線を乗り継ぎ、桜井駅に向かう。 

 

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橿原駅で乗り継ぎ、大和八木駅に行く。

 

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 桜井駅のJR線の改札前を通り、南口に出る。

 

談山神社に行くためには、

桜井駅・南口からコミュニティバス多武峰に乗ることになる。

 

www.city.sakurai.lg.jp

 

15:05 桜井南口発 ⇒ 15:29 談山神社

に乗りたかったのだが、15:09に桜井駅に到着した・・・。😞

 

次は、16:09発であるが、これでは、待ちあわない。

談山神社の最終受付は16:30である。

 

だから、禁じ手を使う!!!!

タクシーだ!

 

セブンイレブン前のタクシー乗り場にタクシー1台が停まっていた。

それに颯爽と乗り込む。

KIT「談山神社までお願いします!!」

運転手さん「・・・・(変な間)・・・・」

運転手さん「・・あ、たんざんじんじゃ ね。」

KIT「・・・、はい・・・。」

だんやまじんじゃ】と言ってしまった・・・・・。

かなり恥ずかしい。

※知っていたのに、つい漢字を頭に浮かべ、そのまま言ってしまった・・・。

 

 乗車時間は、約17分・距離にして約8kmである。

前回に参拝した音羽観音寺の入口を横目で見ながら、さらに奥地に向けて車を走らす。

 

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談山神社・入口。

こことは別にもう1つの入口があり、そちらは階段を登り本殿に上がる道である。

ここの祭神は藤原鎌足であり、中臣鎌足とも呼ばれる。

歴史の勉強では、かなり早い段階で出てくる人物である。

そして鎌足の相棒は、中大兄皇子(後の天智天皇である。

 

時の権勢を奮っていた蘇我氏を滅ぼす為に、この多武峰(とうのみね)に登り、

大化改新」の計画を二人で練ったという。

大化改新談合をした地、それが談山神社の由来である。

 

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 談山神社は広い、最低でも1時間は確保したい。

そして、じっくり見ない人には2時間は長いかも・・・、

お店が開いていれば2時間滞在も可能であるが、この時はシャッター街であった。

バスは基本的に1時間に1本ほどであり、計画的に周りたい。

 

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先に受付が見える、大人600円である。

 

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入山受付前に池に囲まれた社に寄る。

凍っている、寒むすぎる・・・、体感では-1度以下である。

 

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社の右横にカエルがいる。

私は来たばかりなので、カエルわけにはいかない。

 

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最近、雪が降ったのだろうか。

 

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瓦除割符をやろうと思ったが、寒くて歩くことを選択・・・。

 

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入山受付。

伊藤園の販売機にも入山受付の張り紙がある、意味があるのかな・・と思いながら、

背を屈めて拝観料を支払う。

 

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キーンとした寒さ。

総社本殿(左)と総社拝殿(右)がある。

 

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総社本殿・重要文化財である。

926年の勧請であり、日本最古の総社と言われている。

今のは1742年に談山神社の本殿を移築したものである。

 

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閼伽井屋(あかいやと読む)

 

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閼伽井屋の中には、

摩尼法井(まにほういと読む)という井戸があり、法華経を読んだら龍神が出現したと言われている。

 

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 閼伽井屋の奥には水流が落ちており滝となっている。

見た目がさらに寒々しい。

 

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 総社拝殿の正面に回る。

福禄寿大神像が浮かびあがっている・・・、最初びっくりした。

 

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ケヤキの木彫りで約3mの大きな福禄寿大神像である。

 

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神廟拝所という、総社拝殿の真向かいにある。

入ってみよう。

左奥に十三重塔が見える。

 

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679年に藤原鎌足の供養の為、創建した妙楽時の講堂である。

靴を脱いで入ることになる、灰色のソックスに黒色の足用カイロが貼ってあり、

とても目立つ・・、そして見た目が結構間抜けだ。

ここで葛藤する、カイロを取るべきか・取らざるべきか、

寒さに負けて、取らないことを選択、「旅の恥は掻き捨て」である。

 

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掛け軸が中央にあり、狛犬がそれらを守るように配置されている。

しかし注目すべきはその左右である。

 

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向かって右に配置されているのは、鎌足公御神像である。

御簾により御姿が隠されている。

 

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そして左に配置されているのが、秘仏如意輪観音像である、

しかし、今はこの中に居られる、残念ながら特別公開期間ではなかった。

 

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今はこの写真で満足しよう。

 

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 さらに階段を上がっていく、次の段へ。

神廟拝所の屋根には雪が積もっていた。

 

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 階段を上がった正面には権殿がある。

 

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権殿の奥にはパワースポットが!!

「岩くら」「龍神社」とある。

 

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 ここだけではなく、談山神社全体がパワースポットのようだ。

 

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談山神社と言えば、これである。

十三重塔である。

藤原鎌足長子の定慧和尚が678年に鎌足供養のため創建した、

現存しているものは1532年に再建されたものだ。

紅葉の季節であれば、さぞかし美しいのだろう、しかも人も多いのだろう・・・・。

 

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色が鮮やかな楼門である、その横にあるのは授与所である、

ここで御朱印をお願いしよう、そして御朱印は全部で4種類である。

御朱印帳も買ってしまった・・・・・。

 

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鶴の手水鉢である、君は鶴だよね?

 

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水がでないのだろうか・・・、今はその役割を終えたのか。

 

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談山神社本殿である。

ここでも靴を脱ぎ、見学することとなる、旅の恥は掻き捨てである。

 

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本殿内をのぞいてみる、美しい・・。

 

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外廊下に並ぶ燈籠が美しい。

これも談山神社の醍醐味であろう。

紅葉時には鮮やかさを見せ、冬季には寂びの世界を見せてくれる。

 

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寒いので中に入ろう、扉一つ見ても、重きを感じる。

 

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中も寒い、左には本殿がある。

 

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多武峰縁起絵巻が展示されている。

 

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中は朱色の柱など、そして装飾が大変雅であり、趣きのある空間となっている。

 

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藤原鎌足を祀る本殿。

春日造の絢爛豪華な建造物であり、日光東照宮はこれを参考にして造営されたという。

 

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空気は張り詰めている、気が引き締まる場所だ。

 

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本殿を出る。

先ほどの鶴の手水鉢の隣には宝庫がある。

 

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先ほどの本殿の回廊下に降りる。

 

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う~ん、美しい、これが様式美というのか。

ここは通れないので、隣を歩き奥に向かう。

 

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「龍珠の岩座のいわれ」

 

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階段の上に東宝庫がある。

 

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宝庫の奥には、朽ち果てた社がある。

柵があり、奥に入ることはできない。

 

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左に談山神社本殿、右に東宝庫。

そして背後には・・・。

 

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摂社・東殿(別名:恋神社)がある。

 

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「?!」

 

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鏡女王像。

祈願の仕方もかかれている、拝殿を周るらしい・・。

 

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「むすびの岩座」

縁結びを願いながら撫でるといいという。

さらに奥に道が伸びている。

 

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観音堂の奥に鳥居が見える。

行くしかあるまい。

 

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なんだか、別の世界に繋がっていそうだ。

 

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末社・三天稲荷神社がこの先にあるという。

ここまで来たら行くしかない、5分と5分で計10分。

バスの時間は大丈夫だろう・・と判断。

 

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鳥居を2つ抜ける。

 

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寂しい道程だ、雪がうっすらと積もっている。

 

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あるべく速足で来た、思いのほか早く着いた。

 

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三社が並ぶ。

 

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この朽ち果てている建物はなんだろうか・・・、用途はわからない。

では戻ろう、最後のスポットを写真に収めなくては。

 

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比叡神社本殿。

これは最初のほうに来た権殿の奥にある。

 

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そのさらに奥には、談山(かたらやま)への道がある、

その地で談合が行われたのだろう。

 

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入山受付のスタッフも扉などを締め、帰る支度をしていた。

神幸橋を渡る、左のゆるやかな坂を下っていく。

 

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ここがもう一つの入口である。

 

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別格官幣社談山神社の石碑がたつ、

この階段を上がっていけば、本殿にでるのだろう。

 

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オフシーズンの為、シャッター街となっている。

 

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バス停を示す看板がある。

バス停はわかりずらいので看板が親切である。

 

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さらに階段を上がっていく。

 

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そして道路に出た。

 

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そしてバス停を探す、お手洗いの前に発見。

談山神社から10分ほど、みたほうがよいだろう。

待ち人は5人ほどいた。

 

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コミュニティバスが来た。

道は空いているので、時間通りにくるのはうれしい。

これは16:37発である、

次の便は最終便の17:52分となる。

 

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これで30分以内に桜井駅に到着することができる。

車窓から音羽観音入口を見ながら・・・・、疲れをいやした。

 

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桜井駅ホームの電灯がともる。

これから橿原神宮前駅に向かう。

 

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 駅ナカの定食屋・居酒屋で食事をとり、

駅ナカのファミマで朝食を買い、ホテルに向かう。

18時少し過ぎ、駅の周辺には誰もいない。

 

明日も寒さとの闘いである、

睡眠をとり、体力を温存しよう!!

 

談山神社に行こう! 完

 

奈良の旅 最終日・飛鳥坐神社に行こう!! へ

 

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