伊豆熱川・地蔵菩薩、
そして歩いて、河津海岸までやってきた。
河津桜並木の始点である、観光客が散策しているのが見える。
しかし、桜並木に行かず、神社に向かう!
河津八幡神社である。
向かう途中に春を感じる、春はもうそこまで来ている。
河津七滝 9KM
車ではすぐだが、歩きでは絶望的な距離だ。
地味に河津八幡神社の看板がある。
大きくはないが、両端の像がものすごい自己主張をしている。
まず目に飛び込んでくるこの銅像。
曽我兄弟・仇討ちの像である。
日本三大仇討ちの1つである、曽我兄弟の仇討ちである。
曽我兄弟の反対側には、父である河津三郎の力石の像がある。
河津三郎は相撲の名手であり、「河津掛け」を考案したと言われている。
祭神・天津児屋根命である。
その後に、河津三郎と曽我兄弟が祀られることとなる。
播州赤穂に行きたくなってきた!!
討ちと言えば、「忠臣蔵」が筆頭である。
もちろん、三大仇討ちの1つである。
残念ながら、曽我兄弟の資料は無かった・・・・。
日本三大兄弟を考えてみた、
(1)宗兄弟・・・マラソン!!
(2)工藤兄弟・・・ウキウキウォッチ!!
(3)曽我兄弟 か?!
境内には梅が一分咲きしていた、
今年は水戸の偕楽園にでも行きたいものだ・・・。
次の目的地・栖足寺(さいそくじ)に向かう。
右にいけば、桜並木であるが、さらに直進をする。
河津川の向こうには、人だかりが見える。
こっちは誰もいない。
かっぱ寺の看板を発見、別名である。
左折します。
寺務所があり、その奥には本堂が見える。
そして手前には・・・。
かっぱである!!
かっぱが甕を持っている、これがこの寺の伝承である。
「かっぱのかめ」である。
寺務所にて御朱印をお願いして、本堂に入ろう。
この趣き・・・・・好きなんだよな~、この感じ。
一見、普通の本堂のように思える。
しかし、かっぱだらけである!!!!!!!!
やはり、当然というか、かっぱ押しである。
「きゅうり封じ」
きゅうりを身代わりとして、邪気や病根を封じこめ、病魔退散・無病息災・心願成就をするとのことだ。
本物のきゅうりがおめかしをしている。
さらに奥には、日本むかしばなしが放映していた!
そのお話しは「かっぱのかめ」である。
栖足寺の伝承である。
天井絵も煌びやかである。
そして、御朱印も。
様々な色鮮やかな御朱印が机にびっしりと置かれている。
御朱印好きはすべて購入してください。
予約すれば、この甕(本物)を見ることができる。
口に耳をすませば、川のせせらぎが聞こえるという。
この物語は、一言でいえば「かっぱの恩返し」である、
いたずらをしていたカッパが、民たちに殺されそうになる(おいおい、物騒だな)
そこに住職が現れ、かっぱを引き取り(金で買う・おいおい金で解決かよ)、
そして逃したという。
かっぱはその恩に報いる為に甕を渡しにきたという。
群馬の茂林寺・分福茶釜 以来だ、日本むかしばなし、伝承繋がりである。
これがオリジナル御朱印・胡瓜封じ。
では、河津桜並木に行こう。
ようやくだ!!
橋を渡れば、もうすぐそこだ。
お店が片側に並んでおり、左側に桜並木と河津川が流れている。
しかしまだまだ、桜は咲いていない・・・、わかってはいたけどね。
これがもっとも咲いていた桜だ、自然と人が集まってくる。
満開もよいが、これはこれで良いものである。
春はもうすぐそこだ!
そんな躍動を感じさせる、さて今春はどこの桜を愛でに行こうか。
それにしても、良い天気だ。
まだまだ、満開には早いが、人は多い、
みんな、春が待ち遠しいのだろう、思いは同じだな。
桜並木から外れて、来宮神社に寄ってみる。
看板通りに進む。
のどかな道の先に白い鳥居が見えてくる。
隠れた古社だ。
さらに先にいくと河津桜の原木がある。
桜並木から流れてきた人たちが多い・・・のかな(笑)
にこやかな狛犬、見る人によっては印象が変わるかも・・・。
こっちの狛犬もどっしり安定感がある。
ご祭神は、杉桙別命(すぎほこわけのみこと)である。
天然記念物。
樹齢1000年以上の大楠である。
まさにパワースポット!
神社の先には河津桜の原木があるのだが、先には進まず、
桜並木を通り、河津駅に向かうことにする。
満開の頃には、満員電車並の混雑となるのだろう・・・、
それはそれで、いやだな・・。
鉄橋を電車が行く。
次に黒船号が通過していく。
この桜も結構咲いている、見納めだな。
鉄道橋をくぐり、左折して直進すれば河津駅である。
さくら饅頭がやたらと売られている。
河津駅到着。
伊豆の踊子の像がある。
河津にあるとは意外であった。
ホームに上がる、彼方に海が見える。
これから伊豆急下田に向かう、15分前後で行くことができる。
帰りは伊豆急下田駅から踊り子号に乗る予定であり、えきねっとで特急のチケットを
予約していた。
しかし、伊豆急下田駅はJRの駅ではなく、伊豆急行の駅である、
その為えきねっとでチケットを買うことができない。
強制的にキャンセルだ!!
キャンセル料が発生する・・・・・・・・。
※ほんの少しだけショックをうける、310円よ・・・さらば。
これはいくしかないっしょ!!
河津から離れる。
この南国感がいいんだよね~。
伊豆半島の最果て。
この日除け(雨除け?)が一層、リゾート感を醸し出す。
ドアが開くまでホームに入れない・・・、
これって何の意味があるのか、いまだにわからん。
たまにあるんだよね、こういう駅。
最小限の食べ物だけを売店で購入、
駅弁も買う事ができなかった・・・、しかもお土産も・・・。
お金が無くなってしまったのだよ・・・。
なんでかっていうと、乗車券と特急券を窓口で購入したのだが、
カードが使えんかったのよ・・・・、それでニコニコ現金払いだ(ガックシ・・)
なんども書いているが、特急踊り子号のヘッドマークは最高だな(しみじみ)
古き良きものだ。
これこれで、良きものではあるが、
さらに上をいくのが、「アルファリゾート21」だ。
新旧の踊り子号が並ぶ、ワイドビュー踊り子号のこの質感はいい。
では車窓を楽しみながら、帰ろう。
河津桜並木が見える。
海って癒されるぜ。
これが伊豆急の台が醍醐味だ、海が近い。
ロイヤルエクスプレスが停まっている。
乗ってみたい・・・。
こんな感じで、車窓を楽しみ、横浜に帰りましたとさ・・・・。
(日本昔ばなし風)
早春の河津に行こう! 完