前日の4月7日は豊川市の祭り、うなごうじ祭と風まつりを見た、
本日は横浜に帰る日でもあり、時間は限られている。
午前中を有効に使い、愛知旅行のフィナーレを飾る!
行先は犬山である、今いる豊橋から犬山はそれなりに遠い。
でも行こう!!
ホテルでテレビを見ていると、『犬山祭』が取り上げられていた、
人は多いだろうが、いくしかない!!
祭りの大混雑には慣れてるんや!
朝7時の牛久保駅、
道すがら、会所を見ると人が集まってきている、祭りの準備を初めているのだろうか。
うなごうじ祭2日目である。
そして、8:50、犬山駅に到着。
本日の天気は、晴れ時々曇り。
かなり小さいが確かに犬山城が見える。
今からあそこにいくんだ!
犬山は2回目の訪問だ。
前回は祭りとは関係のない普通の日に来た。
春の犬山祭は4月第1週目の土日に開催される。
本日は祭り2日目である。
1635年から続く歴史ある祭りであり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
なんと今年で384回目の開催である。
各町内の車山(ダシ)のからくりを針綱神社に奉納する祭りなのだ。
駅前から露天商が並ぶ、
車は通行止め、歩行者天国となっており、犬山城まで最速でいくことができる、
しかし帰りには一変するので注意が必要だ。
正確に言うと本日の目的地は犬山城ではなく、針綱神社である。
犬山駅から針綱神社まで徒歩17分ほどである。
犬山城へのルートはいろいろあるが、駅から真っ直ぐに進み、本町交差点を右折する、
あとは犬山城へは直線であり、左右には多くのお店が並ぶ。
お店などを見ながら歩いていくと、犬山城が見えてくる。
この流れが最高だろう。
正面には犬山城が見えてきた。
そして車山(だし)が見えてきた、
犬山城広場に向かっているのだろう。
車山に追いついた。
そして並び、追い抜いていく。
車山を抜くと、先には別の車山が見える。
ひたすら車山を抜いていくことに面白さを感じる・・・。
移動速度は歩きよりも遅い、停まったり、少し進んだりを繰り返すからだ。
もう目の前には針綱神社の鳥居が見えてきた。
鳥居前で直角に左折していく。
移動をして直行に曲がる様を見学。
力技で曲げ、ガッガッガ・ギギーと音が鳴り響く。
これを『車切り(しゃぎり)』という。
動かしている人の労力がすごい、
全て人力で動かしているのだが、車山の下に入っている押し役がまさに縁の下の
力持ちである。
それぞれの車山が所定の場所に入っていく。
会場には説明のアナウンスが流れ、盛大な祭りをさらに盛り上げていく。
似ているようで、全く異なる、
形だけが似ており、装飾などは全く異なる、そして大きく異なるのはからくりである。
続々と集結してくる車山たち。
曲る時は車が外れないか、心配してしまうほどに・・・。
人形がみえている型の車山もある。
こちらも。
これらの人形は動くのだろうか・・・。
一つだけ他とは大きく異なる車山がある。
船の形をして車山がある、なぜなら浦島太郎のからくりだからである、
噂にきくと、玉手箱をあけた浦島太郎が一瞬で翁になってしまうのだとか・・・。
そして全て13台の車山が並ぶ、まさに壮観だ。
からくり奉納までは、少し時間があるので、写真を撮りまくろう。
車山13台、揃い踏みである。
からくりを奉納する為に鳥居前に移動をしていく。
人形が動いている。
鳥居前は人・人・人である。
かろうじて、からくりが見えるが・・・。
鯛が3匹泳いでおり、釣り糸を垂らしている恵比寿様。
この車山は枝町の『遊漁神(ゆうぎょしん)』と呼ばれる、
恵比寿様が鯛を釣るまでのからくりである。
そして鯛を釣る!!
鯛を抱えて喜ぶお付き人の子供。
奉納を終え、180度ターンをしてこの会場を離れていく。
男衆が掛け声をかけ。車山を一斉に傾けて、方向転換をする、
これを『どんでん』と呼ぶ。
どんでん返しと考えれば、なるほどである。
次のからくり奉納へ移る。
次に魚屋町の車山が鳥居前に入っていく。
この車山は魚屋町の『眞先(まっさき)』という、
明治初期まで一番最初に奉納していたことからついた。
日蓮上人が辛うじてみえる。
天女の唐子が梅の木にかかった巻物を取ろうとする。
そして巻物が解かれると『日月』と書かれている。
奉納が終わり、どんでんの披露である!!
3番目に奉納する地区は、下本町の『應合子(おうごうし)』である。
唐子が肩車をして、舞竹に掴まり、二回転をする、
もう一人の唐子は太鼓をたたきそれを応援しているのだ。
この辺りから風が吹きはじめ、小雨が降ってきた・・・。
では帰りの時間も考え、この辺りで別行動に移ろう。
まずは、針綱神社に参拝である、
今日はこの神社のお祭りである、ここを参拝せずしてどうするのだ。
思いのほか人は少ない、
後程通る稲荷社のほうが圧倒的に人が多い・・・。
針常神社・御朱印。
神社から下ってくると、次のからくり奉納が始まっていた。
隙間からチラッとみる。
ここは、三光稲荷神社である、
ここは人が多く、御朱印を諦めた・・・。
向こうには車山が並ぶ。
近くには猿田彦神社もあり、のぼり旗が上がっている。
やはり、車山が並ぶのは、かっこいい!!
国宝・犬山城。
今日はいくべきではない、待ち時間は相当なものになるだろう。
でも中はサイコーなんだよね!
11:20を過ぎた・・・駅に戻ろう。
お、青空になってきた!!
奉納が終われば、この道を通っていく。
車山に囲まれながら、進む。
先ほどの車山に追いつく、
悪いが、追い抜くぜ!!
さらば、犬山城。
三回目の訪問はあるのだろうか・・・・。
そして次の車山に追いつく。
本町交差点は規制がかかっている、
犬山城から帰る人は出ることができるが、これから城に向かう人は別のルートに
誘導される。
これはよい誘導だ。
朝とうって変わり、大混雑の道へと変貌する。
思うように進まない状況に・・・。
ようやく、駅前が見えてきた。
普段の3倍疲れた。
なんだかもったいない思いもあるが、時には割り切りも大事である。
犬山は猿、いや去る。
11:50発のミュースカイが入線。
『別にこれに乗りたくて、急いでいたんじゃないんだからね!!』
名古屋駅で降り、新幹線に乗り換える。
あとは1時間強で新横浜駅である、早いもんだ。
新幹線の車窓から。
近いうちにここに来たい。
富士山と新幹線を納める撮影スポットだ。
良い景色だ・・・。
新横浜駅に到着!!
次の旅行はゴールデンウィークだろうか。
明日から構想を練ろうか・・・。
では次の旅で会いましょう。
豊川の旅・祭り三部作 完