とうとう来ました!!
『蛇も蚊も』
もう一度言おう、とうとう来たぜ!!
『蛇も蚊も祭り』
ひらがなで書こう!!
『じゃもかもまつり』
そう、本日は奇祭・蛇も蚊も祭の日である!!
早速、行ってみよう!!
鶴見線は味があっていい、車内はガラガラだ、それが郷愁を誘う・・・。
この駅も、とっても味がある、乗車して2分ほどで到着した。
蛇も蚊も祭は、横浜市鶴見区生麦の祭りなのだ!!
蛇も蚊ものノボリ旗が目に入り、自然と足が速くなる。
まぁ、一番近い駅でもあるのだが・・・。
8:40に道念稲荷神社に到着。
◆神奈川県横浜市鶴見区生麦4丁目27−18
既に人だかりができており、開始の挨拶などが始まっていた。
蛇も蚊も祭の開始時刻は8:00である。
8:45頃、写真を撮られる方は前にどうぞ!!とご配慮のあるアナウンスが入る。
本日の主役、大蛇が3匹並んでいる。
大蛇はとぐろを巻き鎮座している。
これから始まるのだ、蛇も蚊も祭!!
巻貝で目がつくられ、体は萱(かや)で編まれている。
大蛇は1週間ほど前から作られており、3体もいる。
町内が3つある為、3体の大蛇ということだ。
法被には『蛇祭』とある。
8:50、大蛇が担がれる。
ついに、始まるぞ!!
1体目は鳥居群を通り、町へ繰り出す。
「蛇も蚊も出たけ、日和(ひより)の雨け」
の掛け声が出しながら練り歩く。
最後の1匹も町へ練りだしていく、
3体とも向かう先は異なる為、どの大蛇を追いかけるかは君しだいさ!!
大蛇の長さは約27m、胴回り1mほどある、
重い頭部は力のある大人が持ち、後方を子供たちが支えるかたちとなっている。
大蛇が全て生麦の町に解き放たれた。
出発後、静かになった道念稲荷神社・・・、
『蛇も蚊も祭』の横断幕がかけられている、看板には、祭りの開催日が書かれている、
6月第1日曜日・8:00開始。
この祭りは300年以上の歴史をもつと言われている、
文献などはなく、口伝えのため、詳しくわからないことも多いという。
疫病を運ぶ蛇、疫病を伝染させる蚊を追い出す意味が込められている、
『蛇も蚊も出ていったかい?』(蛇も蚊も出たけぃ)
それに続く、(日和の雨けい)とは、
『晴天で、雨は降ったかい?』と作物の収穫を願っている。
記念撮影か・・・、この祭りは子供達も主役なのだ。
路地で別の大蛇を発見する。
家の中に大蛇の首をつっこみ、厄払いをする。
「わっしょい・わっしょい・わっしょい!」 との掛け声。
生麦事件の看板がある自宅にも、厄払いを。
ここで少しばかり休憩をして、再び次の家へ練り歩いていく。
KITはここで、
もう1つの『蛇も蚊も祭』への移動をする。
道念稲荷神社から徒歩8分のところに、神明社という場所がある。
ここに行ってみよう。
横断歩道を渡る。
6号線の横断歩道を渡り、路地に入ると神明社がある。
もう1つの『蛇も蚊も』
そう、同日に別の場所で蛇も蚊も祭が開催されているのだ!!
ここは、原町地区の蚊も祭であり、神明社である。
先ほどは、本宮地区の蛇も蚊も祭であり、道念稲荷神社である。
もともと1つの祭りが、2つに分かれてしまった・・・。
このような形態も珍しいだろう。
分かれた経緯には深い事情もあるのだろうが、
同じ日に同じ祭りを体験できる祭りとして、楽しもう!
『蛇も蚊も』説明板がある。
去年はこの看板を見るだけであったが、今年は目の前で実物を見ることができる。
9:45、神明社では大蛇2体をつくっている最中である。
13:30の祭り開始まで完成させなければならない。
昼過ぎから祭りが始まる、それまでに大蛇をつくらなくてならない。
こちらが頭部だ。
本宮地区の大蛇とは、違うな・・・。
皆さん、慣れた手つきで作業が進んでいく。
尻尾の部位がある。
こちらは蛇を模った遊び場だ。
25分ほど、眺めていた、
大蛇をつくるところから見ることができて、良い体験だった。
では、もう1つの『蛇も蚊も』(本宮地区)に戻ろう。
では、また来よう、数時間後に。
今日は晴天となり、最高の蛇も蚊も日和となった、
まだ折り返し地点にもきていない、
まだまだ、蛇も蚊も祭りを追って行こう!
蛇も蚊も祭に行こう!!【第1部】 完
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