横浜市鶴見区生麦の蛇も蚊も祭にきている。
これから第2部に突入するぜ!!
横浜市の無形民俗文化財に登録されている、横浜市の知る人ぞ知る奇祭だ。
KIT『これが横浜の祭りだ!! 川崎市よ!!』
川崎市『うちには、かなまら祭がある!』
よくわからん展開になったので、話を戻そう。
『蛇も蚊も祭』は2つある、
道念稲荷神社・本宮町の蛇も蚊も祭(右)
神明社・原町の蛇も蚊も祭(左)
かつて1つであったものが、明治時代に2つに分かれ、今に至る、
さて、再び1つになる時が訪れるのだろうか。
『蝶よ花よ』という言葉がある、
『蛇も蚊も』と似ているな・・・などと考えながら、本宮地区に向かう。
本宮の蛇も蚊もは、08:00から始まる。
原町の蛇も蚊もは、13:30から始まる。
1日で2つの蛇も蚊もを楽しむことができる、しかし体力が持つか?!
神明社と道念稲荷神社は徒歩・約8分でつなぐ、
その途中にあるのが、生麦事件発生現場である。
必ず歴史の教科書に出てくるものだ。
生麦事件の看板。
ここは歴史の転換点、
政治問題となり、薩英戦争にまで発展した、その後薩摩とイギリスは距離を縮め、
明治維新へと続いていく・・・。
◆NHK大河ドラマ『西郷どん』でこれから出てくるエピソードだ、
ここに来る人も増えることだろう、そして『蛇も蚊も』を知る人もいるかもしれない、
この辺りを歩いているが・・・、
まだ、あの蛇も蚊もの掛け声が聞こえない、では探そう。
道念稲荷神社に到着、
鳥居の連続が、この神社の特徴だ。
昨年は、ここで生麦の御大から1時間近くの説明を受けた。
境内も閑散としている、もぬけの殻だ。
今のうちに参拝を済まそう。
拝殿横にある蛇も蚊も発祥の地の石碑だ。
元々は、本宮地区が雄蛇をつくり、原地区が雌蛇を造り、境界で絡み合いをさせた後に海に流していたが、環境などを考え、海へ流すことをやめた、
時代が変われば、形態も少しつづ変わっていく。
これが本来の道念稲荷神社の光景だ。
※いつもは人がいない・・。
蛇も蚊もの告知が貼ってある。
背景は龍だし・・・・・・。
路地を歩き、蛇も蚊も行列を探す、3体もいるんだ、すぐに見つかるはずだ。
国道沿いでも蛇も蚊もを発見。
少し寄り道をする、鉄橋に上がってみよう。
京浜東北線が通過していく。
次に東海道線が通過していく。
蛇も蚊も行列を発見、こっちにも来るんだな。
ここだけ、金網がなく、キレイに撮ることができる。
では、11:00に生麦小学校に向かう、
ここでイベント、戦いが行われるのだ。
小学校前に、 蛇も蚊も行列が集結してきた。
ここが、横浜市立生麦小学校だ、
しっかりと蛇も蚊もの幕がかけられている。
大蛇が小学校に入っていく。
3体目の大蛇も入っていく、中で何が行われるのか?!
校庭を横切る大蛇たち。
天気は最高じゃ(蛇)
3体の大蛇が校庭に整列する。
これから何が始まるのか。
挨拶でした。
蛇も蚊もの会長や鶴見区長さんなどが次々に挨拶をする。
挨拶が終わると・・・・大蛇が動き出す・・・・。
大蛇が三方に散っていく。
そして中心に向けて、大蛇たちが突進していく!!
大蛇たちが激突!!!
何度もいくぜ!!!
再び、大蛇どうしの闘いだ!!
じゃれ合っているようにも見えるのだが・・・。
11:25過ぎ、大蛇は小学校を去り、再び町へ繰り出していく。
そして大蛇たちは、道路上に集まりだす・・・。
奥で福山通運のトラックが立ち往生・・・。
ここは本宮と原町の境界なのだろうか・・・?!
そして旧東海道で、お祓いが執り行われる。
大蛇はどぐろ巻きにされ路上に。
これで終わり!!
と思いきや、再び出発だ!!
『蛇も蚊も祭』は終わらんで~!!!!!
再び、生麦事件の看板前を通過。
これまでと雰囲気が異なり、軽快なお囃子が聞こえてくる。
蛇も蚊もとの融合と言ってもいいのか?!
『蛇も蚊もパレードの開幕だ!!』
ひょっとこ・おかめ達とは、道念稲荷神社前で一旦のお別れとなる、
最後でまた会えるのだが。
蛇も蚊も行列は、さらに前進を続け、国道駅に向かって練り歩く。
実は、蛇も蚊も祭を中抜けして、海芝浦に行こうと考えていたのだが・・・、
蛇も蚊もに熱中しすぎて行くことができなかった。
国道駅の高架下通過。
あの本数の少ない鶴見線が、蛇も蚊も行列と交差する!!
まさに、奇跡!!
『鶴見線の奇跡』
次に進路を曲げ、鶴見川に向かう、
そう蛇も蚊もと言ったら、鶴見川だ!!
鶴見川の土手に上がろう。
土手に上がり、休憩時間となる。
時刻は12時少し過ぎである。
残り1体は、まだ来ていない、すばらくすると到着するだろう。
またまた、鶴見線が来た。
なんだよ、2回目じゃないかよ・・・・・。
2度起きる奇跡!!
「2度起きるのは奇跡じゃないぞ!!」
KIT「誰だ!?」
『俺だ!!』
ここで休息をとり、強制ひなたぼっことなる、
それにしても今日は暑い!!
12:25頃、再出発だ。
フィナーレに向けた行進だ。
担ぎ手に疲れが見えてきている、
それほど今日は良い天気なのだ、見ている方はまだよいのだが。
鶴見川河岸を蛇も蚊もが歩いて行く。
もう少しで道念稲荷神社に着く。
最後のひと踏ん張りだ。
路地裏に入ると、水神社横を通過する。
水神社から道念稲荷神社へ。
狛犬に目をひかれて、ついつい寄り道をしてしまう・・・。
最後尾に合流する、目の前には道念稲荷神社があり、蛇も蚊もの横断幕も見える。
道念稲荷神社に到着。
地面に穴が掘られており、火をおこす準備がされていた。
大蛇は拝殿前に置かれる。
1体は拝殿内に入れられる。
拝殿内に鎮座する大蛇。
拝殿前では、大蛇が解体され、頭部が切り離される。
子ども達が興味津々に周りを囲む、
子どもA「この角もらっていきたい!」
子どもB「耳もらってもいい?」
と御大に聞く子供たち。
口が開かれていく、手際良くさばいていく。
蛇も蚊も祭、最終局面へ!!
境内では、祭囃子の中、ひょっとことおかめが躍る。
お炊き上げが行われ、大蛇の頭部が焼かれていく、
昔は鶴見川に大蛇を流していたが、環境面を考慮して、
このような形態に変わっていった。
13:00、
2018年道念稲荷神社・蛇も蚊も祭は終わりとなった。
8時から始まり、13時まで、約5時間の蛇も蚊も祭となった、
この祭が終わると生麦に夏が来るのだ。
『夏の始まりを告げる蛇も蚊も祭』
これで終わりとしよう。
「ちょっと、待った~!!! 何か忘れてないか??」
KIT「そうだ、もう1つの蛇か蚊も祭だ!!」
原地区・神明社に向かう。
神明社に到着、
大蛇2体は、完成されていた。
時刻は13:06である。
立派な大蛇となっていた。
横から撮影。
道念稲荷神社の大蛇とは、かなり異なる。
13:15、杉山神社の神主による詔が行われる。
道念稲荷神社でも同じ神主であった。
ブルーシートを取り除き、お祓いが行われる。
13:30、
原地区神明社 蛇も蚊も祭が本格的に始まる!!
2体の大蛇が3回ほど、神明社拝殿を周る。
道念稲荷神社と掛け声も異なる、言葉と音程も違う。
「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け、出たけ、出たけ」
道念稲荷も同じであるが、掛け声を出しているのは、1名か2名ほどの少数であったのが寂しく感じた、そのいうものがどうかはわからないが。
いざ、出発!!!
祭は笑顔だ、よい雰囲気でスタート。
先頭は屈強な男連中。
中盤以降は、中堅・年配者となり、後半には子供達が続く。
地元(?)のカメラマンも撮影にきている。
大蛇が店・一般家庭かまわず、首をつっこむ!!
こっちも!!
引っ越のサカイに突入。
大蛇はどこにでもいくのだ。
そし大蛇は去っていく・・・。
13:55頃、
ここで蛇も蚊も行列とは別れる。
しかし、大蛇の練り歩きはまだまだ続くのだ。
今日は暑く、もう限界だ!!!
また来年、会おうぜ!! 蛇も蚊も祭!!
ホームには「キリン横浜工場に行こう!」と看板がある。
是非、「蛇も蚊も祭」のノボリ旗もつけて欲しいものだ。
横浜市の知る人ぞ知る奇祭、時代によって変わってきているのだろうが、
是非これからも地元密着行事として、続けて欲しい。
あえて言おう、
「横浜市の奇祭 蛇も蚊も祭」に行こう!! 完