KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 伊豆長岡・韮山 源氏ゆかりの地を歩こう!(伊豆編)(2019年01月13日)

修善寺温泉への1時間のショートトリップを終え、修善寺駅に戻ってきた。

 

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9時52分発の三島行に乗車する。

これで韮山まで行くのだ。

  2019年01年13日 修善寺温泉修禅寺に参拝しよう! ↓

turumigawa915.hatenablog.com

 

 

 

修善寺駅韮山駅。 

 

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この旅では、

修善寺から韮山に移動、韮山からバスと歩きで伊豆長岡に向かい、

再び電車で修善寺に戻り、修善寺から横浜へ帰る・・・そんな工程だ。

 

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この列車は刀剣乱舞仕様になっている。

 

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韮山駅、10時8分に到着。

駅にある名所観光案内であるが、これから向かう蛭ヶ小島も表示有り!!

では出発進行!!

 

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世界遺産 韮山反射炉と大きく主張している、

しかし最寄り駅はお隣りの伊豆長岡駅なのだ・・・。

このトラップ・・・・。

 

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勘違いして降りる人は何人いるのだろう、まぁ大した距離ではないけどね。

そしてこの旅では韮山反射炉には行かない。

 

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これから向かう先は蛭ヶ小島だ、距離で約1km。 

 

韮山駅蛭ヶ小島へ。

 

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まずはあの踏切りを横断する。

 

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あとは直進するのみ、迷うことのない簡単な道程だ。

 

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道にはパネルがはめ込まれており、名所にちなんだ内容が描かれている。

『真珠院と八重姫』

頼朝と八重姫とのロマンスであるが、それは悲しい結末を迎える。

古川に身を投げ、梯子があれば救うことができたに・・という思いからはしご供養が

行われている、この場所も旅行計画に入っている。

 

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北条時政

鎌倉幕府の初代執権、当時は伊豆国の役人として頼朝の監視役であったが、

娘・政子と頼朝が結ばれた後は娘婿の頼朝をたすけた。

時政のお墓は願成就院にある、ここにも行く計画になっている。

 

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『頼朝と政子』

二人のロマンスが始まる、二人の思いに父・時政は折れることになる、

しかし打算があったことは違いない。

 

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 『尼将軍 北条政子

頼朝に恋する女性から尼将軍へ。

頼朝無き後、その意志を貫く為、鎌倉幕府を導いていく。

 

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『文覚上人』

頼朝に旗揚げを促した人物である。

 

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富士川の対陣』

源氏と平氏との闘い。

 

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パネルを見ているうちに目的地に到着した。

 

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『遺跡 蛭ヶ小島 源頼朝公配流の地』

 

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蛭ヶ小島の夫婦(ふたり)』と書かれている。

※暗くてスイマセン・・・。 

 

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この地で二人は結ばれる、

頼朝31歳、政子21歳であった、最初は政子が恋することから始まる。

 

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晴れていれば正面には富士山が見えたはず。

二人が見ているのは日本一の富士山なのだ、それが鎌倉幕府へと続いていく。

 

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公園内には蛭ヶ島茶屋という無料休憩所があるのだが、支度中となっている。

とはいっても観光客は皆無であったが・・・。

 

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現在の時刻は10時15分だ。

 

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川や土手にちなんだ地名があったことから、この辺りには中洲があり、そのうちの一つが蛭ヶ島といわれている。

頼朝が滞在していた場所は定かではないが、

この地に17年から20年はいたものと考えられている。

 

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『頼朝と政子(梛の木の縁結び)』

 

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この周辺には、

江川邸、韮山反射炉、願成就院葛城山があるが、韮山城跡も入れておこう。

 

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正面の山の上に韮山城跡だろうか、赤い旗が見える。

 

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韮山城跡1.2km、江川邸1kmだ。

 

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運よく、

伊豆箱根バス 韮山反射炉循環バスが走っていることを発見した。

 

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しかも、10時30分に来るという、今時刻は10時27分だ、

これは乗れという天啓だ。

 

伊豆長岡駅韮山反射炉⇒蛭ヶ島公園⇒江川邸⇒韮山いちご狩りセンター⇒北条の里

伊豆長岡駅と循環する。

 

計画では北条の里まで歩く予定であったが、急遽バス移動に変更した。

これで滞在時間を少しは捻出することができるだろう。

このような発見は楽しいものだ。

 

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バスはらくちん!!

乗車の際、1日乗り放題券のみの販売、300円といわれる。

『1区間しか乗らないのに割高だな・・・。』と一瞬躊躇したが、もうバスに半分乗っているし、『時間を金で買うしかない・・・』と考え乗車することにした。

 

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1日チケットとパンフレットをもらう。

裏には割引券がたくさんあり、全て周ればとってもお得だ。

※1つも使わなかったけど・・・。

でもここでどっぷりと浸かる人にはとってもお得なチケットだ。

 

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成就院にて記念参拝印(スタンプ)をもらい伊豆長岡駅の観光館内所で提示すれば、

クリアファイルがもらえるという。

『これは是が非でも元を取るためにもらわねば・・・』と使命感に燃えることになったのだ。

 

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10時47分、北条の里に到着。

 

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では、願成就院に向けて出発だ。

ここでのルートは、

北条の里バス停⇒願成就院⇒真珠院⇒伊豆長岡駅となる。

 

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『頼朝・政子語らいの路』とある。

 

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珍しいトマトの販売機だ。

 

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こんな道をいくよー。 

 

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道順は簡単、語らいの路を曲がれば目的地だ。

 

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門の左方向には、駐車場がある。

 

源頼朝公の奥州藤原征討の戦勝祈願のため、幕府初代執権の北條時政が建立し

「願成就院」と名付けたことに始まる。

※時政は、北条政子の父である。

 

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前に夫婦1組、カップル1組がすでに境内にいた。

 

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では、大御堂に行こう!

この中には、運慶作・国宝五体がおさめられている。

 

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大御堂前には、受付があり、拝観料(400円)を支払い、御朱印もお願いした、

驚いたことに受付は外国人であった、これも時代の流れだろう。

 

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成就院御朱印

 

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成就院の参拝記念スタンプだ、国宝 毘沙門天立像 運慶作だ。

 

中に入ると、5〜6名ほどの参拝客がボランティアガイドから説明を受けている。

始まったばかりでラッキーだ。

 

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中央には、阿弥陀如来坐像 (国宝・運慶作)がある、
最も破損度が高く、指の破損は残念だ。

右には、毘沙門天立像 (国宝)が立つ、これも威風堂々とした佇まい。
ただ、カッコいい!と思う。

左には、不動明王三尊像(国宝)、その右には、矜羯羅童子、左には、制吒迦童子 がいる。

伊豆の地に、運慶作の国宝が五体あることにまずは驚きた、

よいものを見せて頂き、心が充実した思いだ、この旅の『質』もグンッと上がった思いだ。

 

奥の扉を出ると、宝物館がある、

そこでは像内に入っていた納入品(銘札)をみることができる。

 

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運慶の作といわれている仏像は日本各地にあるのだが、

像内納入品があり、信頼のある史料などから運慶の真作と断定されるものは少ないという。
我が神奈川にも、運慶作が五体ほどあるのだ、

それは、横須賀市浄楽寺である、3月には特別拝観のチャンスがある!!


※ちなみに、運慶作の大多数は奈良県にある。

 

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成就院縁起。

願いが成就する、願成就院すごい名前だ。

 

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ひっそりと北条時政の御墓がある。

 

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開山800年周年記念

『あなたの羅漢をつくってみませんか』

おいくらするのだろう・・・、おもしろいかも。

 

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こんな感じにならぶのかな・・・。

 

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 境内はかなり広い、池もあったがこの時は水が抜かれていた。

 

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では次の目的地へ行こう。

 

 願成就院⇒真珠院。

 

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語らいの路が終わると、悲恋の物語が始まるのだ。

 

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こちらは、真珠院、なんとも美しい名前だ、

そして悲しげな場所にも映るかもしれない。

 

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『伊東八重姫入水の地』とかかれている。

 

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山門をくぐり境内に入っていく。

右の石柱には狩野川台風最高水位と書かれている、甚大な被害であることが矢印から

想像することができる。

 

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参道の右には八重姫御堂(静堂)がある。

中には、八重姫の木像と供養塔が安置されている。

 

伊東祐親の娘である八重姫は、源頼朝と恋に落ち、千鶴丸が生まれる、

平家に仕える祐親は怒り、千鶴丸を川に投げ入れ殺してしまう。

 

頼朝は、北条時政の元に逃れるのだが、そこで北条政子と恋に落ちることとなる。

 

八重姫は、頼朝を追いかけ、この地まで来たのだが、すでに政子と結ばれていた後であった。

絶望した八重姫は、六人の侍女と共に真珠ヶ淵に身を投げてしまう。

そんな悲恋の物語があるのだ。

 

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『梯子供養』

これは、身を投げた八重姫を梯子があれば助かることができたと村人が思う気持ちから、梯子が奉納されることになった。

 

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成就院とは違い、とても静かであり、

八重姫の終焉の地と相まって、悲しげな気持ちになる。

 

それにしても、この灯篭はムンクのようだ。

『ぐんにゃり~』

 

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本堂で参拝をする。

 

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奥には磨崖佛があるのだが、見るけることができずに時間切れに・・・。

しかしピアノ教室がとっても違和感!

 

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この川は古川といい、狩野川の支流であり、昔は流れが激しい川であった、

そのなかに真珠ヶ淵と呼ばれていた場所があったのだろう。

 

真珠院⇒伊豆長岡駅:徒歩12分。 

 

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15分ぐらい歩き、伊豆長岡駅に着いた。

それなりに大きい駅舎であり、田舎くささが旅情を誘う。

 

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この駅、ものすごいラブライブ推しなのだ。

 

観光案内所で、クリアファイルを受け取る仕事が残っている、

参拝記念スタンプを持ち、意気揚々と受付の女性に差し出す。

女性『クリアファイルは在庫切れ、シールとなります。』

『なんだってー!?』

 

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『ここから、三島へ。』・・と普通の人は考えるだろう、

『または、ここから踊り子に乗ろう』・・と考えるだろう。

しかし、わたしは違う、修善寺に戻る。

 

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ここもラブライブだ。

 

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こちらは、鉄道むすめ修善寺まきのだ。

 

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伊豆長岡駅修善寺行ホームだ。

 

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修善寺駅に戻ってきた、普通列車と特急踊り子が停車している。

なかなかテンションがあがる光景だ。

 

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やっぱりいいね、特急踊り子。

 

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いいね。

 

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ここにもいた、修善寺まきの。

 

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 帰りは自由席だ、三島に近づく頃にはかなりの人で埋まった。

 

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修善寺から列車に揺られて・・・横浜へ。

 

伊豆長岡韮山 源氏ゆかりの地を歩こう! 完