ここは東京駅、時刻は19時19分。
これから東海道新幹線こだま753号・新大阪行きに乗車する。
もちろん、大阪に行くわけではないよ。
いつも通り、駅弁を購入して11号車に乗り込む。
やはり、空席が目立っている・・・。
購入時に空席状況を見るとかなり埋まっていたのだが・・・実際には空いていた。
そして三島駅で下車する、時刻は20時20分だ。
東京・三島間は1時間もかからない距離にある、
ここでは多くの人が降りた、おそらくは新幹線で都心通勤している人たちなのだろう。
三島では東海道本線と伊豆箱根鉄道・駿豆線に乗り換えることができる。
三島大社を意識しているかどうかはわからないが、三角屋根の駅舎となっている。
こんな時間でも駅前には多くの人が歩いている。
JRのロゴがオレンジ、ここはもうJR東海エリアということだ。
Suicaを常用している私としては、とても心細い。
昼間ならこの泉の周りには多くの人がいるのだが、今は誰もいない状態、湧水だけがこんこんを湧き出している。
『 水の都・三島は清流の町?? 』だったよね?
ともかく、とても水がきれいなことで有名な町なのだ、
少し駅舎から離れれば駅の向こうに富士山を見ることができる、
その伏流水が湧き出しているのがこの三島なのだ。
こちらが駿豆線の改札口、
JR駅舎内からもアクセスできるのだが、新幹線のEXアプリを使っているので一旦JRの改
札を出て、改めて駿豆線の改札口から入っていく。
ここでは紙の切符を購入する、
伊東から出ている伊豆急行線ではSuicaは使える、駿豆線もSuica対応になってくれない
かな~と切に願う。
停まっているのはアパマンのラッピング車両??
三島20時35分発・修善寺行きに乗車。
お隣りのホームは東海道本線、ここには特急踊り子も停車する。
修善寺から東京への踊り子号は、駿豆線の線路からJR線に分岐してくる。
乗客は少ない、1シートに1人が座るレベルだ。
向こうから別の車両が入線してきたのだが、それがラブライブサンシャインのラッピン
グ車両だった。
それをカメラでパシャパシャ撮るのは、さすがに躊躇われた・・・。
運悪く連結部の為、キャラクターたちを写すことはできなかった・・。
そして、うれしいことに4人掛けのボックス席に座ることができた。
22分ほど乗車して、伊豆長岡駅で下車する、
写真を撮るほどの時間はなく、急いでバス停に向かった。
バスの接続時間は約3分、これが最終バスとなり、乗り過ごすとタクシーか徒歩の二者
択一となってしまう。
列車を降りてダッシュでバスへ・・・なんてことない、十分に間に合った。
伊豆箱根バス・長岡バス停発:21時00分
列車は改札に直結したホームに停まる為、階段などを渡る必要無し、
駅舎を出ると目の前にバスが待っていた、完璧な連携といっていいだろう。
バスから降車した、ここは温泉駅という名のバス停だ、
乗車時間は約8分、あっけないものだ。
廃墟ではありません、ここはバス停ですよ。
何のこのベンチの形・・・。
ここは伊豆箱根バス・温泉駅。
それにしても『温泉駅』って・・、長岡温泉駅だと長いのかな。
バス停の目の前にはセブンイレブンがある、
これは素泊まりにはありがたい!!
セブンイレブンで買い物を終え、近くの街道を少しだけ歩いてみる。
ここは伊豆長岡の商店街?!?!
これはあやめ?
この商店街のイメージ花???
『スナックブス??!』
そろそろ、ホテルに行こう。
建物の間から高台にあるホテルが見える、
ここが本日のお宿だ。
だんだんと近づいてきた、これから坂を上がっていかねばならない・・。
『ニュー八景園』
天空風呂・・・なかなか、いい響きだ! 天空だよ!!
『富士山をわがもの顔の八景園』
なんだが、おもしろい文だ。
竹藪が見え、反対側には桜の木も迎えてくれている、桜は3分咲といった感じか。
本館は右の坂を上がっていくのだが、左の道を進むと別館がある、
別館は本館と比べると安い料金で宿泊ができる、しかしトイレは共用・バスは無し
温泉は本館まで歩いて行くというマイナス要素はあるが、問題ないだろう。
面倒ではあるが、そんなに苦ではない。
それに費用対効果はとてもいい。
ホテルの入口が見えてきた、時刻は21時21分。
こんな時間から来る人はそうはいない。
北条義時ののぼりが先ほどから立っているのだが・・。
この辺りは北条氏の誕生の地でもあり、大河ドラマの決定はビジネスチャンスでも
あるのだろう。
『2020年大河ドラマ 鎌倉殿の13人』
ではチェックインしよう。
宿泊費はチェックアウト時の清算、受付の支配人的な人がYシャツに法被と温泉街らし
く、なかなか良い感じ(何がよい感じ??)
館内もきれいだ、いつもはお金をけちって、それなりのホテルが多かったが、
ここはそこそこ、いやなかなかと言っていいと思う。
私はじゃらんの部屋指定無しのプランとして、通常より安価なプランを選んだ。
部屋はダブル、広くはないが、全く問題がないレベル、とてもキレイだ。
浴衣に着替えることができるのはうれしい
旅に来ているという旅情に浸れる、まぁ着なくても旅行に来ているのだが。
菓子受けあるし、これが小さな楽しみでもある。
静岡といえばみかん、だからみかんのお菓子だ。
外の景色を眺めると伊豆長岡温泉の町が広がっている、
山の端もしっかりと見えている、この先には富士山があるのだが、さすがに視認するこ
とはできなかった。
(この段階では富士山が見える部屋とは思っていなかった)
浴衣に着替えて、バスタオルを持ち、ロビーまで下りてきた、ここは2Fだ。
ロビーの隣りにはお土産屋があり、その前にはなんと池があり鯉が優雅に泳いでいる!
これは一流のホテルの条件を揃えている。
ロビーが東館と西館をつなげている造り、
私の部屋は東館、男性の大浴場は西館の最上階にある、少しだけ面倒であるが、
その面倒もレベルの低い面倒だ、だから問題無し。
天空風呂
名前がすごいね、それほど自信があるのか??!
ここは男女入れ替えではないらしい、
11:00~25:00
05:00~09:00
の営業だ、25時までというのがうれしい、遅い到着でも全く問題ない時間だ。
夜は富士山を見ることができなかったが、夜空がとてもよかった。
久しぶりに大ヒット!!!
綺麗で清潔感があり、景色もいい・・と。
天空の名にふさわしい温泉だ!
体が温まったので少しだけ館内を散策してみよう、まずは1Fに下りてみる。
これは天空風呂から見た富士山だろう。
『 ふれあい小路 』
人は誰もいないので、ふれあうことはできなかったが・・・。
薄暗い通路を歩く、シーズンなら宴会が開かれているのだろう。
一流のホテルの条件の1つとして、ゲームコーナーがある。
ここでは300円ほど吸い込まれていったという・・・。
フロント横のお土産屋でビールとぬまっちゃを購入。
伊豆といえばラブライブ、
ラブライブサンシャイン缶があったので買ってみた。
伊豆箱根鉄道でもラッピング車両が走っているし、かなりの力の入れ様がみてとれる。
こちらは1年組と3年組が茶摘みをしている。
そして伊豆乃踊子(銘菓)だ、
土産ではなく、ビールのつまみに今食べた・・・。
では寝ようか。
明日はどんな景色を見せてくれるのか?
大人の遠足 伊豆長岡温泉に行こう! 完