昨日は三島に泊り、伊豆箱根鉄道に乗り、大仁(おおひと)に向かおうとしているKIT
その目的は水晶山登山だ、では伊豆のお手軽登山に行ってみよう!
こちらは三島田町駅、三島駅から2つ目の駅です、この国鉄型車両185系は2021年3月のダイヤ改正にて引退を迎えた、それもあり車内は予想以上の乗客で賑わっていた、この伊豆箱根鉄道線内は快速扱いとなり、一般の乗客も乗ることができる、私の前の人は地元の人らしく一駅で降りていった、これもこの列車特有の光景だ、のどかな185系の光景を見ることができた。
伊豆といえば2つの路線が走っている、東伊豆を走る伊豆急行線、そして今乗っている伊豆箱根鉄道だ、この2つは海と山に分かれるが、いずれにしても景色が抜群にいい、伊豆箱根鉄道は地味に感じるかもしれないが、こののどかな景色がやみつきになる。
そして「だいば」駅に到着、東京の「だいば」と被るが、全く異なるものだ。
(当たり前!)
乗車20分ほどで踊り子の旅は終わる、三島から大仁は近い、次の停車駅は終点・修善寺となる。
大仁駅到着、ラブライブのラッピング車両が停車していた、いつみてもカラフルだ。
もう少し乗っていたかったのだが、仕方がない・・・。
私には水晶山が待っているのだ!!!!
さらば、185系踊り子よ。
※これは「おおひと」と読みます。
「なんだろう・・このレトロな感覚は・・なんか駅だ。」と思う駅舎だ。
大仁は観光地として名前がでてくるような場所ではない、東京や神奈川から「よし、大仁に行こう!」という人は稀だろう。
駅前正面には「読売巨人軍の長嶋茂雄ロード」の看板がある。この駅を出た人はこの看板を99%見ることになるだろう、なるほど・・・現役時代に大仁ホテルに泊まりこみ、自主練をしていたのか・・・と知ることになる。
今日の目的は長嶋茂雄ではなく、登山・水晶山だ、駅から約6分ほどでここまできた、伊豆箱根鉄道の踏切を越えれば、登山口はすぐそこだ。
「水晶山登山口」
大変立派な看板が迎えてくれた、地元民から大事にされているのだな・・と感じることができる。
高度を上げていく、右に見えるのは狩野川、それに架かる大仁橋、登山といえば、高山病だ、気を付けていこうではないか。
「水晶山 入山心得」
要するに自己責任だよ・・とのこと。
よし! 緊張感をもっていこう!
「夜間入山禁止」とかかれている、
そりゃそうだ、ここはまだ柵があるからけど。
途中、柵がない場所もあったりもする、それほど危険な場所はないから大丈夫と思う、
でも泥酔状態では危険だけど(当たり前だ)
再び柵登場、これがあると安心するね、登山口からどれほど時間が経過したのだろうか・・・・
途中、木々が無い箇所があり、遠くの景色がちらちらと見ることができる、城山の隣りには霊峰富士を見ることができた。これでは雲みたいに見えるけど。
これでどうでしょうか。
雲を纏った富士山、完璧にとらえることはなかなか難しい、すぐに雲が纏わりつくのだ。
工事現場のような柵に変わった、そして最後のクライマックスを迎える、これを曲がれば山頂は近い。
(もうKITの足は限界だ(嘘))
そして目に入った光景が「コレ!」
これは「オーパーツ」だろうか?!
※オーパーツ:その時代・場所にそぐわないモノ
これはなんだろうか・・・・。
円形状の石柱物は「円形物体X」と仮に名付けておこう(笑)
その隣りにある石碑、そして手前にある壊れたと思われる社の屋根も不思議だ。
ここにかつては石柱があったのか、なかったのか、何のための造られたのか、わからない、物事には知らなくてもいいことも多くある、これはそのうちの一つだろう。
円形物体からも富士山と城山を見ることができた。11時7分に登り始め、11時10分には山頂に着くことができた、まさに艱難辛苦・・。3分の登山だった、3時間も3分もその達成感には違いはないだろう。そして登山の後はこのようなご褒美が待っている。この水晶山は標高60m、伊豆がかつて海底火山だった頃の地層であり、水晶の産地であったとのこと、だから水晶山という。
そして円形物体Xから見える景色がこちら・・なのだが。
これにも目を見張るものが広がっていた。
山の間に違和感のある構造物が見える、あれは「大仁金山」という。
その下に広がるキノコ状の建物群、あれは「伊豆温泉村」という施設らしい。
ちなみに赤い橋は大仁橋。
狩野川も一望、奥が上流(浄蓮の滝方面)だ。川に沿って国道136号線が走り、多くの車が行きかっていた、今の昔もここは三島と下田を結ぶ交通の要衝ということだ。
では下山しようか。
こちらでは川に沿うように伊豆箱根鉄道が走っている様をみることができる。
入口近くに鳥居があり、その先は民家のようになっている。
そして下山完了、狩野川のくっきりとした青が美しい。
もう少しだけ、大仁の旅は続きます。
円形物体?! 伊豆登山・水晶山に登ろう! 完