「諏訪大社で御朱印をもらおう!」の実施的な2日目だ、
しかしながら、今回の旅の目的は果たした、
昨日で帰っても良かったのだが、折角長野まで来たのだからと、松本に行こうとなったのだ。
早朝に上諏訪を出発して、松本へ向かう、そして松本城を拝観後、速やかに横浜へ帰る、これが本日のプランである。
必要最小限の行動で目的を達成する余計なものが一切ないプランである。
ホテルから上諏訪駅のホームが見える絶好なロケーションだ、
早朝からあずさ号が行く。
反対側には諏訪湖に朝日が当り、鮮やかな青を見せる。
すこし複雑な思いを抱きながら、ホテルを出発。
上諏訪駅、昨日とはうってかわって、清々しい空だ。
AM7:14 上諏訪発 ⇒ AM7:54 松本着
40分ほどで松本に到着する、意外と遠い。
電車で初めての松本駅上陸である。
さすが長野県第二の都市だけはある、上田より規模は大きい。
山岳都市であるため、アルプスからの湧き水だろうか、
所々に水が湧き出ており、道に沿って小さい川を形成している。
「牛つなぎ石」
上杉謙信が敵である武田信玄に塩をおくったと言われる逸話より、
塩を積んだ牛をこの石につないだといわれている。
中町通り。
蔵の町と呼ばれ、なまこ壁や黒壁の蔵造りの建物が多くある地区だ。
中町通りを歩く、
お店の開店前の為、閑散としている。
ここにも湧き水が出ている。
蔵の町、雰囲気の良さを感じる。
白と黒のコントラストが素晴らしい。
橋を渡り、Uターンする形で「ナワテ通り」を歩く。
要所に観光マップがあるので、自分の位置を松本城を中心に確認すると便利だ。
ナワテ通りも開店前の為、閑散としている。
ナワテ通りを出ると、四柱神社に出る。
灰色の鳥居が目に飛び込む。
四柱とは、
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)の四人の神であり、
全ての願いが叶うと言われている神社なのだ。
御朱印にはまだ時間が早いので、松本城の帰りにもらうことにする。
いまは、参拝だけ済ませる。
四柱神社の境内を通り抜け、大名通りにでる、
この通りを直進すれば松本城である。
ここにも井戸がある、松本は水の町である。
AM8:30到着、
松本城は8:30から開門となる、人が続々と入っていくのが見える、
さすが国宝である、他の城とは人の流れが違う。
ゴールデンウィークには何時間待ちになるとか、ならないとか・・・。
ようやく松本城がお目見えだ。
堀の水質がキレイ、堀でこんなにキレイなものは見たことが無い。
松本城と言えばコレである、
アルプスとのコラボレーションである。
松本城自体が素晴らしいのだが、そしてこのロケーションもまた素晴らしいのだ。
「天下の名城・松本城」
チケット売り場には列ができている、
ほんの少しだが・・。
重厚な門を抜けると、そこには・・・。
国宝・松本城である!!
そのため通称「烏城」と呼ばれる。
現存する天守閣では最も古いのが松本城である、そしてなぜ松本城が黒塗りなのか?
豊臣秀吉に敬意を示しているからである、大阪城は金色を強調する為に黒塗りの城であり、それを模した為である。
松本城の天守閣は天守と乾小天守が渡櫓でつながれ、辰巳櫓と月見櫓のついた連結複合式という天守閣である。
素晴らしい造形美、他の城の追随を許さない造りだ。
ちなみに姫路城は真っ白であり、通称「白鷺城」と呼ばれる。
姫路城に行ってみたい思いが大きくなってしまった。
さぁ、入城しよう!
中の造りも素晴らしい、城というものがどういうものがわかる。
しかし階段が急すぎて、苦労している人があちらこちらに・・・。
絶景である、
北アルプス、きれいな水、そして本日の晴天、すべてがそろっている。
日本でトップレベルの城である。
※あえてNO1とは言わない。
堀と言っていいか、池と言っていいか、わからないが、緑の池がとれもキレイ。
別の角度から見る。
池に映る松本城と鯉が優雅に泳ぐ。
松本城の裏にある松本神社に寄る。
なかなか造りが立派だ。
予定では行く予定はなかったが、松本城の見学時間が早かった為、
旧開智学校に寄ってみることにした。
1873年に開校した日本で最も古い小学校の1つである。
時間の関係で入館はせず、外観だけの見学として、松本駅に向かう。
御朱印を頂く。
四柱神社前にも湧き水がある。
そして小さな滝を作っていた。
松本の良いところは、建物の隙間から見える北アルプスの光景である。
これは井上百貨店である。
地元密着型の百貨店である、この厳しい社会状況の中、生き残ってほしいものだ。
AM10:05 松本駅に戻ってきた。
写真左端に映っている蕎麦屋で少し早い昼ごはんをとる。
長野と言えば、やはり蕎麦である。
松本駅のコンコースの端には全面ガラス張りのアルプス絶景を見ることができる。
AM11:08 松本発 特急スーパーあずさ14号に乗る。
中々にかっこいい、
この薄い紫は何を表現しているのだろうか、
午前中に帰りの列車に乗るのは初めてである、このような潔い旅行も良い、
今回の旅の目的はすべて果たしてので大満足である、
最近は新幹線の移動が多く、今回の旅で特急の旅の良さを思い出させてもらった、
特急のスピード感が良い感じなのだ。
しかし午前中から飲むビールは初めてかもしれない、
景色をゆっくり見ながら、旅情を楽しもうではないか。
松本城に行こう! 完