KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

サフィール踊り子に乗って下田へ行こう!

一大観光地の伊豆、それは静岡県の半島にあり、東伊豆・南伊豆へアクセスするために鉄道が敷かれている、それが伊豆急行線だ、その路線を走る『サフィール踊り子』を紹介していきたいと思います

 

今日の東京駅は大混乱となっていた、雪の影響で新幹線が1時間30分ほど遅延していたのだ、実は私も名古屋のほうへ行こうかと考えていたが、伊豆の旅を決断した。

この光景をみて『よかった~』と心から思った、人生の分岐なんてこんなものだ

 

2020年3月から運行を開始したラグジュアリートレイン「サフィール踊り子」

最低グレードがグリーン車、その上にプレミアムグリーン車というものがあり、さらに4人用個室、6人用個室も完備しており、カフェテリア専用車両も連結されているという豪華さだ

 

下り・伊豆急下田行きのサフィール踊り子は東京11時ちょうど発、終点・伊豆急下田には13時29分に着く、約2時間30分の煌めく列車旅を体験することができる、

旅行とは目的地までの移動も当然として含まれるのだが、サフィールは旅行それ自体の目的になりうるという数少ない列車なのだ

 

皆、特別な思いでこの列車に乗車する、そのため写真を撮る人、記念撮影をする人、それらを多く目にすることになる

 

サフィール踊り子に乗車するため、私は「えきねっと」で購入した、スマートフォンで簡単予約だ、それにはグリーン車とプレミアムグリーン車のみ対応、個室については、みどりの窓口か、駅に設置されている券売機でしか買うことができない

 

こちらの先頭車両・1号車はプレミアムグリーン車であり、

2・3号車は個室仕様、

4号車はカフェテリア専用車、

5号車から8号車はグリーン車両になります (サフィール踊り子:計8両編成)

 

こちらは最後尾の8号車だ、出発10分前の東京駅9番ホームは記念撮影大会となっていた

 

私がまず予約したのは7号車・グリーン車、では乗り込もう!

車内販売は通常の「特急踊り子」ではありませんが、しかし「サフィール踊り子」にはあります、ここ最近では車内販売は無くなりつつありますが、サフィール踊り子は特別です!

 

入口近くにはスーツケースを置けるような荷物置き場があります、また席の上にも網棚がありますので荷物収納には困ることはありません

 

他の列車と異なるのは天窓があること、これは大きな違い、

私のおすすめはグリーン車の各車両の最後尾座席から眺めること、多くの天窓が視界に入り、その景色が流れ、普段とは異なる感覚の眺望を見ることができる

 

7号車最後尾から撮影、座席が3列並び、2人用座席がA席・B席となり、1人用座席がC席になります、海眺望ならA席を選択しよう、1人ならC席で悠々に過ごすのもありかも、

でも、伊豆旅といえば、東伊豆海岸線などの海の眺望、やはり海側のA席がいいと思う

 

さすが3列シート、ゆったり座れ、クッションもすごく快適、

私の結論はサフィール踊り子はグリーン車・A席が最適解です!

 

8両編成のサフィール踊り子、

私はこれまでグリーン車1回、プレミアムグリーン車1回、6人用個室2回の計4回乗車しています、5回目の今回はグリーン車とプレミアムグリーン車のハイブリット乗車となります

 

11時00分定刻通りに東京駅を静かに出ていく、そして帝国ホテル前を定刻に通過中

 

山手線、京浜東北線を軽やかに抜かしていく、次の停車駅は品川です

 

そしてマイホームタウン・横浜に到着した、時刻は11時23分だ、

サフィール踊り子」は特急が停車する川崎や大船、小田原などには止まらない、次の停車駅は熱海です

 

11時45分からカフェテリアを予約しており、4号車に向かっています、7号車から歩いていくと、車内販売スタッフさんとバッティング、5分前から受け入れをしているので余裕をもって移動したいものです

 

ここでカフェテリア利用について紹介したいと思う、

原則として、事前にスマートフォン専用のサイト「サフィールペイ」で予約する必要があります、また当日、席に空きがあれば利用することができる、この日もまだ余裕がありますと車内放送が流れていた、

私は前日に予約をしたのだけど、ここで問題が発生した・・前日ということが原因と思うのだが、サイドメニューのシュウマイが注文できなくなっており、ドリンクなども選択ができなくなっていた、その為メインメニューのみ注文をして、カフェテリアへむかった(やっぱり前日予約は避けるのが吉だろう)

 

カフェテリアに入るとスタッフさんに、サフィールペイの注文画面を見せる、そして案内されたのがカウンターの5番席だった、懸念していたドリンクはその場で注文することができた

「いや~、サフィールで飲むクラフトビールはうまい!!」

 

「大ぶりエビワンタン復興麺」を注文、

運行当初にあったヌードルもそうだったけど、量はやはり少ない、ここではがっつり食べるというより軽食を楽しむ・・・そんな感じだろうね

 

ワンタンメンも3分ほどで到着、ビールを楽しんでいるうちにもってきてくれた、カフェテリアの利用時間は20分と短い、だからこその軽食なのかもしれない、多くの人が楽しめるようにとの配慮だろう、

車窓は国府津駅を通過中、相模湾がちらちらとこちらを見ていた

 

ワンタンメンを食し、残りのビールを飲みほしたとき、列車は早川漁港前を走り抜けていた

 

座席に戻ってくると、もう10分ほどで熱海に到着してしまう時間となっていた、私はコートを着込み、座席のリクライニングを戻した・・・。

 

熱海駅到着、時刻は12時17分だった

私のサフィール踊り子グリーン車の旅は幕を閉じることとなった・・・・・。

 

そしてプレミアムグリーンの旅が始まった!

ここは先頭車・1号車、2列シートの贅沢な造りになっている、グリーン車の上をいく、プレミアムグリーンたる所以です!

 

1号車1番A席、先頭車の先頭なのだが、ここが1番良い席と言い難いことは乗る前から想像していた、しかし一方では『一度は乗らないと』とも思っていた席だ

 

迫り来る景色はそれはそれで気持ちが良いのだけど、サフィールの構造上、運転席スペースが長く、前面窓までの距離が長いのだ

 

またA席は窓際ですが、全面展望という観点からは海がほぼ見えない、見えるのは主に進行方向・右側の山側なのだ

 

また、側面の大きな窓は前後2列にあてがわれており、奇数席は半分以下の眺望となる

 

さらに天窓の恩恵がほぼ無い、真上にしか天窓は無いため、普通に座っていると視界に入ってこない

 

上りの特急踊り子とのすれ違い待ち、こういう光景は先頭ならではです

 

伊豆北川を通過、ここは隠れた名所だと個人的には思う・・・

 

伊豆熱川に到着、これ以降が伊豆急行線の最大の見せ場となります

 

東伊豆海岸線に列車は入り、左の車窓には伊豆大島を一望できる、

・・・はずなのだが本日は曇りにより残念ながら見ることは出来なかった。

 

これは隣りのB席から撮ったもの、A席からでは前方に海は見えないのだ、B席からは斜め左前方を見ることで海が視界に入ってくる

 

晴れていれば、もっと清々しい景色をみることが出来るのだが

 

そうこうしてるうちに、サフィール稲取の半島を捉えていた

 

すこしだけ青空が見え隠れする、真上に天窓があるので見ることはほぼ無いはずだ

 

もう河津です、

河津桜の時期は過ぎ、降りる人もまばらになっていた、次は終点・伊豆急下田です

 

伊豆急行線は単線のため、駅でのすれ違いを行う必要がある、前にいるのは特急踊り子です

 

下田からの帰りは私も反対の立場になる、ちなみに明日10時台の特急踊り子で横浜に帰るのだが、下りのサフィール踊り子とは大磯駅あたりですれ違った

 

蓮台寺では普通列車とすれ違い、もう海の区間は終わり、山間部をサフィールは走り終点へと向かいます

 

もう景色が下田に変わっていた、サフィールの旅は終わろうとしている

 

『まもなく終点 伊豆急下田

 

ゆっくりと伊豆急下田駅に入っていく、左に寝姿山、右に下田富士がお出迎え、山あいの町、下田を感じさせる景色です、もちろん海の町でもあり、それらが下田の魅力の一つでもある

 

到着のメロディが流れ、旅の終わりを告げ、また旅の始まりを祝福しているかのようにも聞こえる

 

プレミアムグリーン車の座席はシェルで覆われており、革張りの座席、光沢ブラックの質感高い雰囲気なのだが、どうも私と革の相性か悪い、個人的にはグリーン車のほうが座り心地がよく、車内の明るさもグリーン車のほうが好きだ

これは前回の乗車でも感じたことだった、その復習といった感じの乗車となりました

 

それでも、サフィール踊り子の乗車は言葉通りに心が踊る!!

 

伊豆最南端駅・伊豆急下田

やっぱり何度も来てしまう魅力がここにはある

 

次乗るのはいつになるのだろうか、春か夏には福田家さんにも泊まりたい、

その時はサフィール踊り子で行こう!

 

サフィール踊り子に乗って下田へ行こう! 完