北陸の旅の最終日の最終局面まできているKIT。
七尾駅から食祭市場の途中にてでか山を見つけ、
追いかけていけば、そこは食祭市場であった・・・(笑)
ここで昼休憩となり、正午すぎから再開となる。
前回・パート1
食祭市場内の過去の青柏祭のポスターである。
これより先には行ったことがない、
いつかは行きたい『あえのこと神事』である。
でか山が3基ならぶ。
正面から見て、左から府中町・鍛冶町・魚町のでか山である。
日本で、もっともデカい曳山、それが青柏祭のでか山である。
祭りの名前であるが、青い柏の祭りと書く、
お供えを柏の葉にのせ、奉納したことから、青柏祭という。
その始まりは室町後期と言われているが、定かではなく諸説ある。
昔は4月申の日に祭りが行われていたという、それには理由があり、
山王神社に毎年、娘の一人を人身御供として差し出す風習があったという、
ある年に白羽の矢がたった家の家主が娘の命を助けたいと考え、
越後のしゅけんに助けを求めた。
しゅけんは全身が真っ白な狼である、しゅけんは昔悪さをした三匹の猿の内、2匹をかみ殺したが、一匹を逃してしまった、その猿が七尾にいることを知り、娘の父親を背中に乗せて、七尾へむかった。
そして猿としゅけんの闘いは壮絶を極め、両者は相打ちとなる、
人々はしゅけんを手厚く葬り、
また猿の祟りを恐れて、3基の山車を奉納することになった、
これが祭りの始まりであり、それが1,000年以上続いている。
沿道に座り休み人達など、さまざまだ。
皆で祭りの再開を待つ!
12時少し前、場が熱を持ち出してきた。
見ての通り、でか山には山紋と呼ばれる家紋のようなものがあり、町内毎に異なる。
その主張がどの町内もすごいのだが、これでもか!と言わんばかりだ。
12時過ぎ、再び、山動く!!
この祭りは参加型であり、誰でもでか山を引くことができるという、
だから周りには曳きたい人達が待機していた。
車輪は2mほどあるという、どうりででかいわけだ、
人が並ぶと大きさがよくわかる・・・これを制御するには相当な力と皆との同調が
要求されるのだろう。
この張られた綱がいい。
多くの人が、でか山と一緒に歩いて行く・・・。
祭りを盛り上げる、駅は近い!!
町総出で祭りをやっているよう。
もう七尾駅は近い、横断歩道を渡りビルを抜けると、もう駅前だ。
バス停も七尾駅前となっている。
最後の関所、道路。
その前で一旦停止する、すでに警察が構えている。
あの連絡通路が終点となる。
そして12:50頃、運行再開!!
連絡通路直前で停止!!
右の建物が『パトリア』、左が『ミナ・クル』である。
時間があれば、この2つの商業施設も見てみたいが、それは次回だな・・・。
本当にぎりぎりだ、この連絡通路から見るのも楽しそうだ。
そして踊りが行われる。
なんか、中締めのような感じなのかな・・・。
雰囲気としては、祭りの終わりのようであるが、
御祓川仙対橋にて三基揃い踏み(16:00頃)もあり、23:30まで行われる。
まだまだ、これからだ。
KITの青柏祭は、ここで終わりとして、横浜に戻らなくてはならない、
丁度、七尾駅に戻って終わりとなり、完璧というところだ。
道路の向こうには、2基停まっている。
この2基もこれで見納めだ、飾りは来年にはまた違うものになる、
しっかりと見ておこう。
面白い光景だ。
魚町のでか山もこれで見納めだ。
よさこいが披露されている、
さぁ、駅に向かおう!!
さらば、七尾!!
七尾のゆるキャラ・とうはくん である。
長谷川等伯も400年以上後にこんなことになっているとは想像できなかっただろう、
筆をイメージしている感じだな。
駅票も豪華だ。
13:31 七尾発の能登かがり火号が入線してくる。
JR西日本イメージの青ラインが入っている車体だ。
そういえば、大地主神社に参拝していなかった・・・・!!!
金丸駅を通過、
ホームの隣りが田んぼだ!!
まさに田舎って感じでいいな~と車窓を眺める。
14:41 金沢駅到着、30分後には金沢を出発する。
新幹線ホームに上がってきた、
車内用の飲食物(弁当・菓子類・つまみ・お酒)は一切買っていない。
なぜなら・・・・・・・。
なぜなら、『グランクラス』だからだ。
車両は最後尾となる。
ドアに入ると、大変シックな造りとなっており、グリーン車とも違う。
シートもグリーン車とは全く異なる、窓周辺の重厚感がすごい。
飛行機のファーストクラスもこんな感じなのだろうか・・・、
もちろん乗ったことがないので、ここで比較することはできない。
あまりはしゃがず(笑)、いつも乗ってますよ的にふるまう(笑)
荷物置き場は、飛行機とほぼ同じである、フタを開けて押し込むタイプだ。
1両には、数席しかない。
手元の操作盤により、あらゆるリクライニングができる。
余裕で寝ることができるほど、快適だ。
しかも、静かだ、普通車とは全く違うし。
グランクラスでは、
軽食(洋食か、和食か選択)が提供され、飲み物(ビール・ワイン・スパークイング類)などが飲み放題となる、そして少しのおつまみも提供される。
それがあり、何も買わずに乗り込んだのだが・・・・。
この便は、飲食の提供が無い との事であった!!
最初は、おかしいな・・・と思っていた、富山駅を過ぎてもアテンダントの影もない、
スマフォでチェックをしたら、全てのグランクラスで飲食の提供があるわけではないとのことだ。
『ちくしょおおおーっ!!』
ショックをうけながら、飲みかけのレモンティーを大事に飲んで帰ってとさ・・・・。
行きとは異なり、晴天となり山々が美しい。
長時間ではないが、日本海も見ることができる、川も美しい。
この『かがやき』は臨時運行なのか、
上野が終点となる、初めて北陸新幹線で上野着があることを知った。
金沢発 15:01 ⇒ 上野着 17:58 という運行であるが、
30分ほど遅れて(運転調整)、上野駅に到着した。
飲み放題であれば、この30分の遅れにも意味があったのに・・・、
明日は二日酔いでもいいように予定を開けていたのに・・・・・。
次こそは!!
でもグランクラスは快適だった~。
青柏祭編2 完
これで北陸春祭りの旅は終了だ!!
9月には再び富山に行くぞ!