『JR線を使わずに太平洋(横浜)から日本海(直江津)へ行こう!』の旅を終えた、
しかし、これだけでは終わることはできない。
『JR線だけを使って直江津から横浜へ帰ろう!』を実行して、
はじめて完全な終了となるのだ。
ということで、この記事では、
(1)『JR線だけを使って直江津から横浜へ帰ろう』
(2)その往復のまとめ
を書いていきたい。
長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです、
そして最後に、『なんて、アホなことをやっているのか。』と笑ってください。
では、直江津駅ホームからスタート!!
直江津駅に特急しらゆきが入線、
この列車は上越妙高から新潟を繋ぐ特急、私はここ直江津から長岡まで乗る予定だ。
しかし、『しらゆき』とは、なんて美しい名前なのだろうか!
この車両には見覚えがあり、以前は常磐特急「フレッシュひたち」として運行されていた、今では車体は白くなり、『しらゆき』という名前となった。
この路線は日本海沿いも走ることで人気があり、とても楽しみでもある。
定刻通りに特急しらゆきは直江津駅を静かに出発、まずは関川を渡っていく。
直江津:13時23分発
天気は崩れることはなく、このまま無事に旅を終えることができそうだ、まずはそのことに安堵した。
海を見ながら、さらに特急は日本海を疾走する。
海っていいね!
直江津から最速で横浜に帰るなら、上越妙高へ出て、北陸新幹線で東京というルートが一般的だろう。このルートはそれよりは少しだけ時間がかかるが、それは許容の範囲といえるものだった。『日本海を見れるなら、こっちのほうがいい!』という判断だ。
そのため、そもそもこのルートでしか帰る事ができなかった・・ということもある。
なぜなら、今、
「JR線だけを使って、直江津から横浜に帰ろう!」
をやっているのだから!
柏崎駅、ここは有名な駅(地域)といえるだろう、それなりに駅の規模も大きいが、ここにどのような観光地があるかはわからない。
ここはもちろん、ここは「JR線」の駅だ。
どこの駅かは忘れてしまったが、センスの悪い列車が停車していた、これは個人の好みなので、なんともいえないけどね。
黄色と小豆色??
柏崎を過ぎると列車は日本海からぐぐーッと反れて、内陸へと入っていく。
来迎寺駅を通過した後、超有名な一級河川・信濃川を通過、信濃川の河口は新潟駅から歩いていくことができる、一度は行ってみたいと考えている場所でもある。
いつしか車窓には、上越線が並走していた、もう長岡は近い、上越線は高崎駅から越後湯沢間を通り、長岡駅手前の宮内駅までの路線である。
長岡駅に到着、1時間もかかっていないため
【1】JR信越本線・特急しらゆき
直江津 13:23発 ⇒ 長岡 14時14分着(所要時間:51分)
運賃:1,342円 (+特急料金:1,200円) 合計:2,542円
しらゆき、さらば!!
このまま新潟に行ってしまいたかったのだが・・・今は目的があるのだ。
長岡からは、14時33分発のとき324号へ乗り換えだ!接続時間は約15分、とても微妙であり、ゆっくりできる時間ではない。
「河井継之助」
これまで知らない人物だった・・・私が無知なのか、この人物は『知る人は知る人物』なのかどうかは・・わからない。
キオスクの裏手の大きなスペースがあり、「火焔土器」なるものが展示されていた、縄文土器や弥生土器は知っているのだが、これは初めて知ったのか、忘れてしまったのか・・・。いづれにしても、岡本太郎先生はこれをみて、衝撃をおぼえたという。
東京行きホームに上がってくると、何かがおかしい、おかしいわけでないが、雰囲気に違和感を感じた。
新潟行きホームに停車しているMAXとき号をやたらと撮っている人がいる、それは撮り鉄らしき人ではなく、一般人たちなのだから、不思議な光景だった、
「そういえば、MAXとき(オール二階建て車両)はもうすぐに引退するのだ」
と気づく。
よし、次の旅は決まった!
東京行き・とき号が入線、これで一気に東京だ!
ただ乗っているだけなので、私KITができることは何もないけどね(笑)
この「新幹線とき」の次の停車駅は大宮、そして上野・東京と停まる、
越後湯沢にもとまらず、あの大都会・高崎にも停まらないという潔さ、惚れる!!
越後湯沢通過中
『雪国の宿・高半』下のトンネルから抜け出ると、湯沢の町並みが一気に流れていく。
そして一気に大宮へ。
大宮も定刻通りに停車、そして多くの人が降りて行った。
上野を過ぎ、秋葉原駅付近を通過中、この辺りは低速運行となり、在来線とそん色ない走りとなってしまう、右前方にはヴィアインホテルがみえる。
最後は山手線と並走しての東京フィニッシュ!!
【2】JR上越新幹線・とき号
長岡 14:33発 ⇒ 東京 17時00分着(所要時間:147分)
運賃:4,840円 (+新幹線料金:3,740円) 合計:8,580円
新幹線から降り、すぐに10番線ホームへ移動、ここから最後のJR線・東海道本線(平塚行き)に乗車して、目的地・横浜へ向かう。
上のホームではさっきまで乗っていた上越新幹線ときが停車していた。
東海道線は17時07分、定刻通りに東京駅を出発した。
これが横浜へ行くための最速便だ。
東京⇒横浜への移動について・・・
東京から新幹線で新横浜へ、横浜線を使い横浜へのルートは最速ではなかった、
今、お隣りを走っている東京17時07分博多行きに乗った場合、新横浜17時28分着、
そこから横浜線移動では接続の関係でかなり時間がかかってしまう。
新幹線でも東京・横浜間移動では在来線には勝てないのだ。
神奈川県人ならお馴染みの多摩川渡河シーン、ここを境に東京都から神奈川県へと入る。
ここで変異種発見!!
E257系の車体にグリーンでペイントされている車体、通常の踊り子車両はブルーの装飾がされている、このグリーンE257系は臨時運行などで使用されるらしい。
鶴見川を通過、これが最後の大規模河川の通過となる。
京急線が見えた、『JR線を使わない旅』では横浜から京急を使用して、浅草まで行ったことを思い出す、それは昨日のことだった。もっと、昔のような感じがする。
京急線・神奈川駅が見えた、この駅が見えると、横浜駅は寸前、もうドア前まで移動してもいいレベルだ!!
ついに、
マイホーム・ステーション・横浜駅に到着した!
【3】JR東海道本線
東京 17:07発 ⇒ 横浜 17時33分着(所要時間:26分)
運賃:473円(IC利用時)+グリーン料金:580円 合計:1,053円
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では復路を振り返ってみよう、
JR線だけを使い、直江津から横浜まで移動すると・・・・
直江津発 13:23⇒横浜着 17:33
(所要時間:4時間10分 / 料金:12,175円(特急・新幹線料金・グリーン料金)
3つの公共交通機関を使い、その乗車時間は224分(3時間44分)
《復路・詳細》
【1】JR信越本線・特急しらゆき
直江津 13:23発 ⇒ 長岡 14時14分着(所要時間:51分)
運賃:1,342円 (+特急料金:1,200円) 合計:2,542円
【2】JR上越新幹線・とき号
長岡 14:33発 ⇒ 東京 17時00分着(所要時間:147分)
運賃:4,840円 (+新幹線料金:3,740円) 合計:8,580円
【3】JR東海道本線
東京 17:07発 ⇒ 横浜 17時33分着(所要時間:26分)
運賃:473円(IC利用時)+グリーン料金:580円 合計:1,053円
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つぎに往路をみてみよう・・・
JR線を使わず、横浜から直江津まで移動すると・・・・
横浜発 6:17⇒直江津着 翌日11:13
(所要時間:28時間56分※宿泊時間込)
運賃:9,141円(特急料金・グリーン料金含む)+ホテル宿泊料:7,930円=17,071円
12つの公共交通機関を使い、その乗車時間は580分(=9時間40分)
《往路・詳細》※横浜発から
(2)京急本線・特急
(3)都営浅草線
6:17発 横浜 ⇒ 7:05着 浅草 (乗車時間:48分) ※直通・乗り換え無し
運賃:¥586(IC運賃)
7:40発 浅草 ⇒ 9:36着 赤城 (乗車時間:114分)
運賃:¥1,215(IC運賃)
特急料金:¥1,050
合計:¥2,265
(5)上毛電鉄線
9:58発 赤城 ⇒ 10:38着 中央前橋 (乗車時間:40分)
運賃:¥630
(6)上毛電鉄バス
11:15発 中央前橋 ⇒ 12:22着 高崎駅 (乗車時間:67分)
運賃:¥460
(7)群馬バス(安中線)
12:50発 高崎駅西口 ⇒ 13:36着 安中市役所 (乗車時間:46分)
運賃:¥580
(8)群馬バス(松井田支所線)
13:45発 安中市役所 ⇒ 14:12着 西松井田駅 (乗車時間:27分)
運賃:¥300
(9)ただの歩き
14:15発 西松井田駅 ⇒ 15:10着 横川駅 (所要時間:55分)
運賃:苦痛を伴う・・¥0
(10)JRバス関東
15:15発横川駅 ⇒ 15:46着 軽井沢駅 (乗車時間:31分)
運賃:¥520
(11)しなの鉄道
16:40発軽井沢駅 ⇒ 17:56着 篠ノ井駅 (乗車時間:76分)
運賃:¥1,470
(12)アルピコ交通
18:00 発篠ノ井駅 ⇒ 18:35着 長野駅 (乗車時間:35分)
運賃:¥580
9:24 発長野駅 ⇒ 10:08着 妙高高原駅 (乗車時間:44分)
運賃:¥850
10:21発 妙高高原駅 ⇒ 11:13着 直江津駅 (乗車時間:52分)
運賃:¥900
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最後に・・・
横浜~直江津間での比較をすると、
所要時間と使用金額はいづれも「JR線を使わない」場合のほうが多く使ってしまう結果となった。その差は、所要時間:24時間46分、料金:4,896円 となった。料金については、それほど大きな差はなかったが、所要時間については、ホテル泊があったため、大きな差がついてしまった。
やろうと思えば、出発当日に直江津に行くことができた、だから、この比較は最短移動の比較ではないことを記しておきたい。
以前、横浜から名古屋にJR線を使わずに旅をした際にも書いたのだけど、「JR線を使わない旅」は過程を楽しむ旅であり、普段の旅とは目的がまったく異なることが特徴である、これこそ「気ままな旅」であり、このブログタイトルにふさわしいとも思える。
次にどうしようかな・・と考えている。
『JR線を使わず横浜から青森へ行ってみようかな・・・。』
とおぼろげなからも考えている、はたしていけるのかな。
しかし、季節は冬に入ろうとしている、実行するなら春や初夏がいいな。
やっぱり、旅っていいね!
「JR線だけを使い直江津から横浜へ帰ろう!」&往復の反省会 完