
そこには「ナーバ流し」という神事がある、気になる言葉、そして響きだった、
調べていくと・・その内容が「なんじゃそりゃ!」となり、5年前に行ってきた、
そして世界的なパンデミックが起こり、次に行く機会をなくしていた、そして2024年。

霞ヶ浦に近い茨城県行方市蔵川地区には、毎年5月24日に、ナーバ流しという一風変わった神事が執り行われます、
それは何か?
藁の男性器と女性器で性行為を稲に見せつけ、発育を促し五穀豊穣を願う行事なのだ
以前は、見せつけるって?!
と一笑されたかもしれないが、今では植物は会話をする、ということが証明されてきた、ようやく時代がナーバ流しに追いついた、といっても過言ではなくなった。

どうでしょう、興味惹かれませんか?
行方市は、なめがたと読み、茨城県の南東部の霞ヶ浦・西浦と北浦の間に位置する温暖で肥沃な土壌を持つ地域にあります

ここは酒々井SA、横浜から茨城県行方は遠い・・・
先を急いではいるけど、焦りは禁物、そして休息は大事です(笑)

9時30分、寶泉寺の駐車場に到着、
通勤ラッシュの見立てが甘く、横羽線にてかなりの渋滞につかまってしまった

時刻は9時30分、着いた時、広場には人はおらず、建物の中で休憩されていた、
前回に来た時は同じような時刻ではあったけど、まだ序盤だった
今回は完全に出遅れたしまった、反省しよう

ブルーシートの上には完成した藁細工たちが横たわっていた

一見、ここ茨城県ということを考えれば、納豆かな・・・と思ってしまう人もいるに違いない、いやそうではない、違うのだ!

うん、今回もしっかりと作られておられる・・・と妙に感心してしまう、部位を説明するわけにはいかないが、いや決してやましい気持ちではないので、口ごもることなど、何もないのだが。

そして対になるものはこちらです!
しかしまだこれは完成品ではなく、完成度70%ほどのもの・・・・
それを説明するのはブログの品位を下げてしまうので差し控えるが(笑)
いやいや、何度もいうが決してやましいものではない

軒を見ると、井戸枠、手桶、ササラも完成していた

これはササラといい、洗浄に使うものらしいが、前回には無かったように思えた、まぁそんな細かいことは気にする必要はないのだが・・・
ナーバ流しでは、こだわるところはとことんこだわるという、そんなメリハリがしっかりとしているのだ

先に藁細工を説明してしまったが、その神事の準備をされているのが、こちらの場所、
寶泉寺です

私が写真を撮っている間に休憩が終わり、第二ラウンドの開始となりました、
ここはかつて公園のような場所だったのだろうか、歪んだ鉄棒を使い注連縄の作成に入っています

昔はブランコなどもあったのかもしれない、そして奥に見える小さな建物はお手洗いです

ナーバ流しの作成は年により人が入れ替わる、たしか3年だったと記憶しているが、数年前のことなので変わっているのかもしれない、そのため、ナーバ流し神事を遂行するにあたり、作成書が必ず必要となってくる、今見ておられるのがその「ナーバ流しマニュアル」なのだ、綺麗にラミネートされていた

ナーバ流しはその作る過程がよいのだ、
あれやこれやと話し合い、そして思い出し、マニュアルを出し、それらを見ながら皆でつくっていく、その和がよいのだ

この色褪せた縄は2023年のナーバ流しのなれの果て・・・
1年間、そのまま田の畔におかれ、次のナーバ流しの朝に回収されてくる、この1年間、田んぼと共にあり、そして見守ってきた、とても愛おしく思えてくる不思議だ

しめ縄に稲藁と紙垂(しで)をつけていく

本数などはあまり決まりがないのかもしれない、今回は10~12本ほどつけていたように思えた、年により8本ほどの時もあり、「その年」の『気持ち』により、つけていく・・・ナーバ流しとはいってみれば「思い」であり「願い」である、それでいいのだ

時刻は10時10分頃、手際よく後片付けをおえて、完成した藁細工、笹などをトラックの荷台に乗せ、神田へ向かいます

見学者は歩きで移動、神田は3~4分ほどでいける場所にあります、氏子さんのあとについて移動です

一面に緑が広がる、いい景色!
田んぼや畑の景色って、心が癒されるもの、特に田植えの時期などは特にそう思う、そこに泳ぐおたまじゃくしもカワイイ

トラック三台が停まる、あの場所こそがナーバ流しの舞台であり神田です

畔に桁をつけて道をつくります

真竹がささるように穴をあけて、そこにぶっさします、その両脇にも斜めの竹をさし、そこに注連縄を固定していきます、今回2つの笹の高さが異なり、切ることになりました

笹を一旦抜き、注連縄を取り付けていきます

簡単そうで難しいところ、高さを揃えないと見栄えが悪いものとなってしまう

そして両脇には、井戸枠・手桶・ささらを付けていきます

高さがそろわず、再び真竹を抜き、それを切り、高さを合わせることになりました、そこは妥協できない領域、真竹の高さは6mがよいといわれている

注連縄を両端の竹に固定することで安定します

これで土台は完成です

ついに主役の登場!と表現してしまってよいだろう!
女性器が先に、後ろには男性器が手にとられている

ここは最も大事なところと言えるだろう、入る角度も大事、
ナーバ流しは男性器と女性器が風に揺られて、さながらホンモノの行為のように、動くことが大事なのであり、「ナーバ流し」の最大の注意点、こだわりでもある

縄は7周り半のものを「玉=袋」※何を書いているのか・・と思うのだけど、と見立て取り付けます・・
がここでミステイクが発生!

玉は男性器だっぺ!と指摘する場面
心和む一場面です(笑)

針金をつけて、ある程度の固定とする、
一年間、この神田で雨風、時には台風に耐えなければならない、常に生殖活動をすることを求められるナーバ流しであれば、納得のところだろう

睾丸も定位置に付けられ・・・睾丸よし!!(笑)
そして、竹と男性器・女性器を縄で4か所を固定します、これでよし!!

完成しました!
この時は凪であり、ナーバ流しの本質(?)
風に揺らえて、ゆらゆ~ら・・・は見ることはできなかった

神酒とお清めの塩をかけていきます

御神酒を全員で口にします、これで一連のナーバ流し(5月24日)は終わりとなります、5月24日と書いたのはナーバ流しは稲に生殖行為を見せることで発育を促すことを目的としている、今日はその1年の始まりの日なのです
そして、最後のイベントは記念撮影です!

2024年行方蔵川の七人の侍たち
江戸時代からナーバ流しを脈々と受け継いできた氏子たち、
これからも続けていってください!

3台のトラックは走り去っていった、
私にとってのナーバ流しはトラックを見送るまで・・となります

寶泉寺に戻ってきました、こちらに車を停めさせていただいています、
前回はそのことを知らずに近くの公園の駐車場に停めてしまったので、今回はとても楽だった

時刻は12時少し前、
近くには福田屋さんという食事処があり、行方のお米を食べることができるという、ここで食事をして、私のナーバ流しを終えようと考えていたのですが・・・・。
駐車場は満車、軒先には待っている人たちがいた、
これはダメだ・・・・・と諦めざるを得なかった、残念!!
ナーバ流しを見に行こう! 完