KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

埼玉上尾「川の大じめ」を見に行こう!

埼玉県上尾には、気になる行事がありました、

それは「川の大じめ」といわれるもの、なんだろう?と気になるでしょう?

 

ここは埼玉県上尾市、JR上尾駅西口のバスターミナルを見下ろしています

駅から西へ伸びる「市民体育館通り」を歩いていけば、それはあるはず

 

こちらはJR上尾駅、駅直結のホテルが見える、私の性格的にはホテルが気になってしまうが、今日はそれではない

 

毎年5月15日、ここ上尾では「川の大じめ」が行事が行われる、そして今日はその5月15日なのだが・・・今年は執り行われないらしい

それでも、偶然にその日は上尾にきているので、現地に行って見よう!ということになった

 

1000円の自販機を横目に見ながら、ひたすら歩いていく、最近思考が軟弱になりバスで行こうとか、タクシーを使おう・・などと思うことが多くなってしまったが、今回は食後の運動をかねて徒歩で向かっています

 

川バス停、バス停が「川」です

外人が見れば、「JII(ジェイ・アイ・アイ)」を読んでしまうかもしれない、そんなアホなことを考えながら川バス停を通過、

この「川」というのは、山・谷・川の「川」ではなく、「川村」という村名から来ているものと思われる

 

西松屋が目印だ、あの近くに「川の大じめ」といわれるものがある、もしくは、それが置かれている場所があるはず、そしてそれらしきものが見えた、

JR上尾駅から徒歩23分ほど、距離にして1.7kmほど、大した距離ではない

 

ありました! こちらが「川の大じめ」です

これは土台というべきものだろうか、実際には長さ5mほどの縄状の大注連がかけられ、そこにワラジが吊り下げられるらしい、残念ながら今はそれがない、やはり、今年は行われていないのだ、それがどのような理由で行われていないのか、それを知るすべがないのだけど、後継者不足なのか、高齢化か、安全上の問題なのか、はたまた別の理由か・・・気になる、

行動力のある人なら、上尾市役所の広報課に電話して聞くのだろうか、私には行動力が伴ってしない

 

(川の大じめ)

 

それでも「川の大じめ」といわれる「フセギ」の一端を感じることはできたので、全くの無意味ではない、それにしても、後ろのうさぎが目立つな~

 

隣りには庚申塔があり、説明書きが立てられている、これは上尾市役所はグッジョブ!

 

要約すると・・・・

川の大じめはフセギの行事として、村外から疫病、厄災などが入ってこないように祈願するものである、かつての川村へ入る道は1つであり、そこに大縄がかけられていたという

 

なるほど、村外からの入口に大縄をおく、田畑へ通じる小道などには輪じめとよばれるものをおくという、それでフセギが完成するのか

 

立派な庚申塔に目が惹かれるが、横には「文化九年」と刻まれている、文化は江戸時代、そのころからこの庚申塔はあったのか・・・・・

そして下には三猿も掘られていた

 

こういう行事は大事にしてほしいと思う・・・けど、それは部外者の勝手な意見なのかもしれない

 

では大注連などがつくられる神明神社に行ってみようと思います、セブンの脇に入ります

 

すぐに公園が見え、その横に神明神社があります

 

まずは参拝しましょう

 

こちらにも庚申塔、そして三猿が彫られている、これってどういう意味があるのだろうか、日光東照宮だけしか思い浮かばない私は学がない

 

神明神社の説明書き、

最後に川の大じめに関することがかかれていた、川の大じめは魔除け行事とされ、大きな注連縄を今泉との村境におき、村の悪霊災難除けとして祀る行事である

 

では上尾駅へ戻ろう!

 

こちらは上尾駅方面に向かう東武バスの川バス停、乗ろうかな・・・と考えながら、駅へと歩きだす

 

駅に着くまで3台の東武バスが通過していった

 

世界の時間がわかる学校

 

上尾駅西口が見えてきた

 

ここで災いが発生した・・・

 

上野東京ラインが運転見合わせとなっていた、何かの確認の為・・と言っていたような気がする、これも「フセギ」があれば、こんな事態にはなっていなかったのかもしれない

 

世の中には、当たり前だけど、私がしらない興味そそられる行事がたくさんあるのだろう・・・・・などと考えていた、

この秋葉原という変容した町であっても、深堀をしていけば、興味深いものが眠っているのかもしれない

 

埼玉上尾・「川の大じめ」を見に行こう!