KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 藤田嗣治展に行こう!(2018年10月7日)

何気に三連休であり、その中日である、

何をしようか?!

 

『決まっている、毎日王冠を見に行こう!』

年に一回のレースである。(おいおい・・・)

 

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行くなら、

明日まで開催藤田嗣治(1886-1968)大回顧展だろう!

これまで、藤田嗣治の展覧会は、何度か開催されていたが、

今回は没後50年、規模の大きい展覧会である(※一番では無い。) 

 

なら、2つ行こうじゃないか!

 

藤田嗣治展は、東京都美術館での開催、最寄り駅は上野駅である、

上野には色々な会場があり、よく変わらない人がいるかもしれない、

え!?  そんなことない? 

東京都美術館は、上野動物園方面、その横にあるといっていい。

 

  

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上野駅、不忍口から出た為、坂を上がらないとならない。

 

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上野公園口が最も近い、こちらから行こう。

藤田嗣治タペストリーがかかっている。

 

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このあたり一帯は『都立上野恩賜公園という名前である。

 

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同敷地内の反対側の上野の森美術館では、フェルメール展が開催されている。

看板につられて、そちらに行ってしまう・・・(笑)

 

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大看板がある、メインは『牛乳を注ぐ女』である。

時刻は、9時40分である。
フェルメール藤田嗣治ともに、9時30分の開場である。

 

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大行列ができていた・・・、

誰かが係員に聞いていたが、待ち時間30分~40分と答えていた、

しかも、このフェルメール展は、日時指定入場制となっている。

『めんどくせーな~』(スイマセン・心の声が・・・)

 

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正岡子規記念球場・・・というのがあった。

 

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ポスターが貼られている、

今は、藤田嗣治展、次は、ムンク展である。

 

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東京都美術館では、おべんとう展も開催だ。

国際子ども図書館というのもある。

 

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途中、全国大陶器市に寄ってしまう・・。

百万円以上の品もあり、リーズナブルなものもあり、価格が幅広い。

 

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じっくり見たい気持ちもあるが、あまり時間はない。

 

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東京都美術館が見えてきた、

その隣りには、上野動物園も見える。

 

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皆もおおかたの目的は『シャンシャン』だろうか・・・。

 

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 人はそれなりに向かっている。

 

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流石に、建物の外までに行列になっておらず、一安心。

隣の上野動物園は、大混雑であった。

 

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謎の球体を見ながら、エスカレーターを降り、建物に入る。

 

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 まずは、チケットを購入、一般1,600円である。

 

そして、荷物をロッカーに入れ、入場の列に並ぶ、

かなり並んでいるが、20分ほどで中に入ることができた。

 

展示室は3フロアに分かれており、エレベーターを使い、上へ上へ上がっていく。

 

藤田嗣治は、日本人に生まれ、フランス人として人生を全うした、

人生の半分は、フランスで過ごし、フランスで最も活躍した日本人画家となった。

藤田の舞台は、日本、フランスに留まらず、アメリカ、中南米にも趣き

絵を描いている、どのような絵なのか、楽しみである。

 

今回の大回顧展には、120点もの絵画が集まり、藤田の画家人生を知ることができる、

それは各国の美術館などから、今回の展覧会の為にここ上野に集まった。
それは、50箇所以上に上るという。

(調整も大変そうだ・・・)

 

写真が無いので、言葉だけとなってしまうが、

『よい展示会だった!!』と充実感を得ることができる、そのようなものであった。

 

はじめのエリアに、パリを描いた絵が出てくるのだが、真珠のような空といわれるように、絵の雰囲気が暗いのだ・・見ていてとても不安になる。

 

『二人の少女』という絵がある、

とても倦怠感のある、とても特徴的な顔をした少女が描かれている、

この絵もどんよりとした雰囲気なのだ。

こんな感じで始まる。

 

今回のカタログのメインを務めた『カフェ』の黒服の女性、

メランコリーで藤田のフランスへの望郷を感じることができる。

ひと際人が集まり、私もじっくり鑑賞した。

 

その隣の『美しいスペイン女』も印象深い、純粋に美しいと思った・・・・。

『カフェ』『美しいスペイン女』2つとも額縁は、藤田の手作りとのことだ、

 

とても器用な画家でもあったのだろう。

 

そして、いたるところに書かれている

裸婦画や自画像にも登場する

そして最後の方には、猫だけの絵がかけられている、

『争闘(猫)』という絵である、

何匹かの猫が、争っているいるのだ(13匹だと思うのだが・・・)

これは、戦争時に書かれたものであり、何か考えさせられる、

はたから見ている猫がいるのだが・・、亜米利加という名前かな・・・・・。

藤田はネコは友だちと言っており、

モデルがいない時は、猫を書いていたという。

 

戦争を書いた巨大な絵もある、

あまりにも凄惨で、恐ろしくも悲しい絵であった。

アッツ島玉砕』『サイパン島同胞臣節を全うす』の2点である。

 

もちろん、藤田の代名詞でもある、乳白色の裸婦画も多数展示されている。

多くの裸婦が一同に介しており、これはこれで素晴らしい。

 

そして、キリスト教の洗礼を受けてからは、レオナール・フジタと絵に名が書かれている。その時期からは、宗教絵が増えている。

 

中南米の絵では若干彩りが出るが、全体的に雰囲気は暗い、このように藤田の絵画は全体的に暗い、これが共通しているように思える、

暗いから良くないということでは無い。

 

館内では、これでもかと、藤田の各年代、各国の絵が展示されている、

どれも繊細であり、藤田独特の技法が確立されていくのがわかる。

 

最後はお待ちかねのミュージアムショップ(販売コーナー)だ。

 

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左:『私の部屋、目覚まし時計のある静物』クリアファイル

右:『小さな主婦』クリアファイル

クリアファイル(2枚)とチョコの入った缶を購入。

卓上カレンダーは最後まで悩んだ・・・・。

 

美術館を出ると、とても暑い、風景は秋だが、気温は夏だ。

 

藤田嗣治展は、明日10月8日(月・祝)まである。

おススメだ!!!! 

 

では、東京競馬場に移動だ。

 

 藤田嗣治展に行こう! 完