何事にも始まりがあれば、終わりがある。
皆様に愛されてきた185系踊り子号が引退を迎えようとしている。
来春引退と噂されているが、直近では相当混むことが予想される、
それにその時には仕事で忙しいかもしれない。
今のうちに乗り納めをしておこうと考えた。
前日(11月16日)は横浜から伊豆急下田まで往復乗車した。
本日は三島から横浜まで乗ることとした。
いわるゆ修善寺踊り子といわれている列車だ。
この路線はかなり危うい、
最悪の場合、廃止される可能性があるかもしれないとまでいわれている。
是非とも、存続してほしいのだが。
ということで、旅日記スタート!
伊豆長岡駅から伊豆箱根鉄道・駿豆線に乗り三島広小路駅で下車した。
ここから散策しながら三島駅に向かう予定だ。
〔 三島広小路駅 〕
まず目指したのが、うなぎの桜家だ。(駅から1・2分ほどの距離だ)
三島といえば、富士山の伏流水で育てられた三島うなぎ、
その中でも一番の人気店が、この桜家なのだ。
お店前には、案内係りの人がいるほどだ。
ここで食べるにはそれなりに準備が必要だ、開店前から並ぶか、待ち時間を許容する
か、予約するか・・・ということだ。
今回の旅ではうなぎは食べません!
『 え?!』
そして桜家の隣には源兵衛川が流れている。
さすが水の町、噂に違わぬ、透明さだ。
桜家の待ち時間はこの清流の流れをぼーと川を眺めていればいい、
それだけで時間が潰れるほど、キレイだ。
振り返ると駿豆線の鉄橋が見える、その先には・・・。
「ヘルス銀座」
近くには、神社があるので、参拝しておこう。
「三石神社」という、
最近では多くなってきているが、ここでもキャラクターが描かれている。
その奥にも道は続き、駿豆線の鉄橋が見える、それに水の音が大変心地よい。
少し歩いてみよう!
水辺の散歩道とあるが、ここを歩くの?!
ここ歩けるの?!
もうすぐ、駿豆線が通過するという、
三島の清流と駿豆線でも撮ろうと考え、8分ほど待ってみた。
そしてライブライブサンシャイン号が!!!
残念ながらブレてしまったが・・・。
周りからすれば、ラブライブのラッピング電車を撮っている人にしか見えないか?!
(まぁ、その通りだが。)
そして、ここでも会ってしまった!!
三津ではラッピングされたバス・船・駅舎と・・・。
そして三島では、駿豆線のラブライブサンシャインのラッピング列車を見た。
なんか得した気持ち(?)になり、三島大社に向けて気分良く歩き出すことができた。
三島広小路駅から三嶋大社へは、徒歩約10分ほどでいくことができる、
それほど、距離もないので、晴れた日はゆっくり歩くのもいいだろう。
〔うなぎ桜家⇒三嶋大社〕
御殿川という用水が流れている、水質に関しては完璧だ。
この町中に至る所に清流が普通に流れていることに驚いてしまう。
こちらが正面かな。
右前方にうなぎ屋が見える、ここでも大行列ができている。
秋深しということか・・・色づく木々にも寂しく感じる 。
厳島神社の周りの池は神池だ、そして池には大量の鯉がいる。
水質が綺麗なのは言うまでもないだろう。
三嶋大社着くと、七五三の時期のため、多くのお子達が来ていた。
伊豆国一宮として栄え、源頼朝が戦勝祈願したことでも知られている三嶋大社。
三嶋大社が良いところは広すぎないところ・・と私は思う。
境内は広くないので、15分もあれば十分だろう、
横の側面口から出ていく、左に行けば先程の正面口側に行ってしまう、
ここでは右に進む。
参拝を終えて、川沿いを歩きはじめる、この道は三島駅につながっている。
ここでも川はキレイ、梅花藻が咲いていてもおかしくないほど。
そういえば、近くに梅花藻の里という場所があるのだ。
この川は、桜川という名であり用水路のようにも見える、
川沿いには文学碑が置かれており、横目で読みながら、川音に耳を傾けて歩こう。
鴨は橋の下で寛いでいた、他の橋の下でも鴨がいた、橋の下が好きなのか。
せせらぎを楽しみながら歩いていくと、公園が見えてくる、こちらは白滝公園という。
溶岩が露出している公園、そこに湧水が流れている公園。
ただの公園ではない。
水が気持ちよく流れている、音が心地いい。
ここでは湧き水が滔々と流れていた、なんていい町なんだろう。
公園の隣には、水飲み場がある、
それも大変凝ったものだった、これです!
小さな子供が汲み上げてくれる、しかもセリフ付きですよ。
公園の出て道路を横断するとそこは楽寿園だ、
寄る時間は無いので、外観だけ見るにとどめた。
三島といえぼ、柿田川湧水を想像するが、三島駅からバスに乗らなければならない、
行ったことはないが、この水辺の散策で十分よいと思えた、
市内には他の水辺もあり、まだ散策の余地はありそう。
それに佐野美術館という場所もあるらしい。
その向こうには、JRホームから出ていく特急踊り子号が見える、
伊豆箱根鉄道・駿豆線の改札横のそば屋で昼食をとることにした。
奮発して、かき揚げそばだ!
食べている最中に気づいたのだが、三島コロッケなるものがあった、
もうかき揚げで油物は十分なので、食べることはできなかった。
※三島コロッケとは、三島馬鈴薯を使用したものを呼ぶらしい。
ほんとうは、三島うなぎを食べたかったが、今度連れと来た時までとっておくことにし
た、それに往路では新幹線・グリーン車を使ってしまった、経費を抑えなくては。
※三島そばの前にはライブライブサンシャインのガチャポン(?)があった。
ここもライブライブのテリトリーなのだな・・・。
今回の旅では「ラブライブサンシャイン」と共にあった・・・。
三島駅のコンビニに立ち寄ると、とても興味深いものがあった、
由比の桜えびのおにぎりとうなぎのおむすびだ、
蕎麦を食べたばかりなのに買ってしまった。
ここでもラブライブ仕様のパン・のっぽが売られていた。
調べてみると、バンデロールという沼津の企業が作っているパンということだ。
てっきり、ヤマザキパンなどと勝手に考えていた、どうりで三島駅ホーム内でも売ら
れているはずだと、なんとなく納得した。
JR三島駅前には湧水が溢れんばかりに流れいる、
さすが水の都・三島!!
踊り子号出発まで時間があるのだが、ここでボーッを湧水を眺めていた。
では、ホームで特急踊り子号を待とう。
特急踊り子106号 13時05分発で横浜に帰ります。
伊豆箱根鉄道のホームを見ると、ラッピングされて列車が停車していた!
『またしても?!』と歓喜したが、別のモノだった・・・・。
修善寺踊り子は5両編成が多く、グリーン車は連結されていない。
座席はもちろんA席・海側だ。
踊り子号に乗り、海を見ないなど半分損したようなものだ。
三島駅を13時05分に発車する、次の停車駅は熱海駅となり13時21分の到着。
熱海駅では、伊豆急下田からの踊り子10両編成と連結、15両編成となり東京に向かう。
さっき蕎麦を食べたのだが、勢いで買ってしまったおにぎり達だ。
『由比港 桜えび』
『三嶋うなぎ』
うな重を食べることができなかったので、
『これぐらいは食べないと!』いう使命感で買ったのだ。
熱海駅に到着した、これから連結作業が行われる。
まずは修善寺踊り子が熱海駅に入り、伊豆急下田から来る踊り子号を待つ、
その間、修善寺踊り子の乗客はフリータイムとなる、
売店などで飲食物を買ってもいいだろう。
そして私は連結作業を見ることにした、この光景も無くなってしまうかもしれない。
この連結作業は、下田踊り子号の乗車客は見ることができない。
連結作業を終えてからドアが開くためだ。
これは修善寺踊り子の乗車客の特権だ。
ホーム向こうでは、下りの踊り子号も切り離し作業が行われている。
少し遅れて(下田からの)踊り子号が到着した、超低速で近づいてくる。
周りには10人前後のギャラリーが固唾を飲んで見ている!
連結完了!!
速足で先頭車両に戻る、乗り遅れたら困る!
そして、踊り子号は東京に向けて出発していく、
横浜には14時26分に到着予定、本日は列車遅れにより少しずれ込みそうだ。
では、残り1時間の列車旅を楽しもう。
いつも気になるトンネル、かつての東海道が走っていたと思うのだが。
根府川駅の通過は何時であっても萌える!!
どこかのお姉さんがホームから海を眺めているが、その気持ちはよくわかる。
ホームから海を見たければ、海芝浦か根府川か!!?
この坂を上がれば石橋古戦場に行ける、さらに根府川に向けたハイキングができるぞ。
体力と相談してほしい。
相鉄線の横浜駅が見える、JR線はその一段下を走り入線していく。
相鉄線は2019年11月30日にJR線と直通運転を開始する、
これは一大イベントを位置づけるべきだろう。
185系踊り子号の乗り納めの旅、2日間連続で行った。
これから可能な限り、乗っていきたい。
三島を歩き、踊り子185系に乗ろう! 完