ついにこの日が来た、来てしまった。
クライマックスは突然に。
ここはJR桜木町駅、
「勢い」で来てしまった、「やっちぁえ、日産!」と同じぐらいの軽さだけど。
桜木町駅前・陸橋、ここはみなとみらい三大ホテルが収まるスポットでもある。
これから行くのは左の見切れている建物だ。
桜木町駅から「動く歩道」を使い、ランドマークタワー手前まで移動してきた、
ようやく、ここまで来た。
「ロイヤルパークホテル」
高貴な公園のホテル?! という意味ですか?
なんとなく、こちら側に来てしまったが、あちらがホテルの入口なのに・・・。
みなとみらいの大時計が19時26分を指している、
グランドインターコンチネンタルがこちらを見ているかのようだ。
こちらは旧横浜船渠第2ドックを復元したもの、ドックヤードガーデンを眺める。
それはランドマークタワーの足元にある、正面にはロイヤルパークホテルのロビーを
見ることができる。
下の三分の二はオフィスや商業施設になっている、
全てフロアが定時帰宅なら、このビルは真っ暗となり、ツマラナイ見た目となってしま
う、今日ばかりは言わせてもらおう!
「残業お疲れ様です!」と。
皆さまの残業により、みなとみらいの夜景が素晴らしいものになっている!
これは「命の灯り」だ!
では今度こそ、チェックインしようではないか。
正面に見えているのは動く歩道だ。
タクシー待ちが多いホテルは一流ホテルの条件の一つだ。
ここではドアボーイが立っているわけではない、昼間は立っているのかもしれないが
私が来たこの時間にはいなかった。
チェックインを済ませて、ロビーで一息をついた(笑)
ここの宿泊帳は紙ではなく、タブレットで行っている、表示している内容で合っていれ
ば、電子ペンでサインをする。
現代風ではあるが、それを導入しているホテルはほんの一握りだ。
エレベーターホールは画面中央にあるのだが、決して広いわけではない。
もう他のホテルとは一線を画する造り、
これに見劣りしない横浜のホテルはインターコンチネンタル、ハイアットリージェンシ
ーなど数えるほどしかない、と思う。
64階に到着、
スカイリゾートフロア・アトリエとかかれている、
レギュラーフロアが一般的な客室となり、その上のフロアがこのスカイリゾートとな
る・・。
面倒なので公式HPの力を借りよう!
ロイヤルパークホテル公式HPより
ロイヤルパークホテルの客室は52階から67階の階層に分類されている、
もちろん、高くなるほどグレードは上がり、宿泊料も上がっていく。
しかし単純な高さだけで料金が決まるわけではない、
高さ×向き×客室等の質=料金となる。
式で単純に表すとこんな感じだろうか・・・・。
客室最上階・67階層が「ザ・トップ」とされているが、最も料金が高いわけではない、
それは「クラブ」という「客室等の質」という概念だ。
クラブとは「クラブラウンジ」が使用できると書いたほうがイメージがしやすいだろう
か・・。
要するに美味しい食べ物・飲み物を好きなだけ食べれる・飲めるということ!
受付カウンターも一般とは異なり、別フロアの専用チェックインとなり、「特別」扱い
をされる。
想像してほしい・・。
羽田空港の搭乗カウンターで「まずはダイヤモンド会員の方、ご搭乗して下さい。」と
恨めしい気持ちで見ている皆の目線を(笑)
それと似たようなものだ(おいおい)
最下層で52階とは・・このフロアですら、とっても高い!!
そもそも52階?! 高すぎるだろ!!
グランドインターコンチネンタルヨコハマの最上階は31階、
その20階以上に最下層フロアがあるという事実、圧倒的な高さ、まさに高さの暴虐だ。
しかし、高ければよいというわけではない、
それは「好み」と「天候」などが関わり、その選択と評価を難しくする。
ではコスモクロック21(大観覧車)の眺望で考えてみよう、
ロイヤルパークホテルからははるか眼下となる、天気が悪いと靄などが眺望の邪魔をす
ることもある。
横浜ベイホテル東急からはとても近くに感じられ、その臨場感・立体感を肌で感じるこ
とができる、この距離感が心地よいと思う人もいるだろう。
グランドインターコンチネンタルなら、側面から眺望となり、上の2つとは印象が異な
る、基本は正面からの眺めだろうが、別の角度から見る特別感を良しとする人もいるだ
ろう。
だからこそ、「好み」という要素が大きいのだ。
そして本日アサインされた部屋の前に到着した。
客室に入ると、全面のカーテンが自動的に上がっていく・・・。
そしてみなとみらい、横浜港のイルミネーションが眼前に入ってくるという、
この演出、なんともにくいではないか!!
はじめから「特別」を感じさせる、こんなサプライズは楽しい!!
ベッドの質感、全く問題なし、素晴らしい!
いつも思うがこんなに枕とクッションはいらんのだが・・・・。
なんか深い意味があるのだろうか、私にはいまだにわからない(笑)
読書灯が付いており、その下には他のホテルと同じように電光のON/OFFスイッチ
があるのだが、電源コンセントとUSB端子の2つがある、
もう何もいうことはないだろう、完璧といっていい。
まるで「石橋を叩いて渡る」を体現しているベッド周りだ。
絵画もダブル、1×1=1というのが算数であるが・・それ以上となる。
1枚あればいいと思うが、多くても悪い気はしない。
空気清浄機はもうほとんどの一定以上のホテルには当たり前の備え付け品となってきて
いる。
白い壁っていいな!! white&white!!
壁に収納された大型液晶テレビ
これの半分のホテルもあるよね? あったな~!!と思いながら少しだけ感動する。
テレビの大きさなんて、見る人が近づけば、大きくなるよね!
と歪んだ考えの時期が私にもありました(笑)
ここも「特別」だ、
テレビリモコンという必要ではあるが、それほど注目されないものであるが、
ここにもこだわるところにしびれる。
カウンターって素晴らしい。
居酒屋や回転寿司でカウンターはハズレって思っていた時期が私にもありました(笑)
特殊の形をした客室ながら、全てが特殊すぎて、それが最終的に調和をしている、
それがこの部屋の評価であると思う。
ネスプレッソコーヒーメーカー
こんなタイプは初めて見た、まさに弾丸。
これに爆発的な美味さが凝縮されているのだろう。
よく見ると、「ヨコハマ ロイヤルパークホテル」のロゴ入り。
特注品であるほど、力が入っており、さらには客室数が多いことの証明でもあるのだろ
う。
そして4つのコーヒー弾丸の名前が意味不明!!(賞賛)
マスターオリジンインドネシア??
フォルティシオ・ルンゴ??
4つくらったが、感想は1つ・・・美味い!!
その下にはカップアンドソーサー、
一切の汚れを許さない完璧な仕事だよね。
3段目にはコーヒーマシンが置かれているが、ここだけスライド式になっている、
小さいことかもしれないが、ものすごい配慮だ。
「人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩だ」という言葉が
なぜか思い浮かんだ。
「あんた! ここにもいたのね!!」とオネエ言葉になってしまうほどに
コンセントが多い。
コーヒーメーカーで使用するコンセントの意味合いが強いが、カウンターにいても
携帯充電ができる配慮を感じる。
ここにはミニソファーが置かれている、ここに座ることはほぼなかった。
カウンター席が素晴らしく、ここに座る理由がないのだ。
「座る理由をください!!」
奥には窓があるのだが、その通路を邪魔しているようにしか思えない配置(笑)
ドアから続く道、背後にはカウンターがある、
横浜ベイホテル東急の部屋に比べると決して広いと思えるものではないが、
そんなことを感じさせない広さを持っている部屋、そのように感じた。
それは不定形な部屋の形とそれに調和した配置、そして大きくとられた窓と
その向こうに広がる全面展望が理由だろう。
それに、あとで見るバスルームはとても広い。
ここは客室に入る際、カードキーを差し込むタイプだ、
このグレードのホテルにしては珍しいかな?!
ゴールドって!!
ミニバーにはワイングラス、普通のグラスとコーヒーカップ、
あらゆるシーンに対応ができる布陣だ。
そして、ホテルオリジナルのミネラルウォーターが2つだ。
ドリンクなどの料金はご安定のみなとみらい価格だ。
綾鷹の缶なんて、あったのか?
というのが一番の発見だった・・・。
おつまみMIXはとても気になる存在だった、さてと、どれを冷蔵庫から出そうか。
入口横の荷物置き場にも絵画3枚目、これはヨコハマウェーブを表現している!!
ミニ三脚を持ってくれば、よかったな・・と少しだけ後悔したのだが。
夜景を見ていこう!
コスモクロック21、その後ろにはハンマーヘッド、
さらに奥には横浜ベイブリッジと海が広がっている。
コスモクロックのイルミネーションはみなとみらいの夜のお楽しみのイベントだ。
ナビオス横浜ホテルがあんなに小さく見える、
その横には商業施設のワールドポーターズがある、
そして闇はヨコハマの汚い海をすっかりと隠してくれている、ありがとう!
横浜も南伊豆ぐらいの水質なら、どんな景色を見せてくれるか。
いつも思うのだが、アパホテル・ベイタワーは石碑にようにしか思えない。
カウンターからはこのように見える、
コスモクロックが見切れる状態となる、先ほどの写真は手を伸ばして撮ったもの、
高すぎるが故の悩みといったところか・・・。
横浜ベイブリッジ、この眺望があって、みなとみらいの夜景が100%となる、
といっても言い過ぎとはならない。
普通ならば、横から見る形となるのだが、このホテルならば見下ろすことができる
それは他の建物も同じことが言えるのだが、はるか遠くにあるベイブリッジだからこ
そ、そのように感じるのかもしれない。
こちらはJR桜木町駅方面、
こちら側には目立った有名な建物はない、手前にはニューオータニインプレミアムと
ワシントンプラザホテルがあるぐらい。
動く歩道:連絡通路がランドマークタワーに伸びているのが見える、
来春には横浜エアキャビンというロープウェイがお披露目される、そうすればみなとみ
らいの光景はさらに楽しいものになるに決まっている。
正面には一際目立つ灯りが見える、あれば横浜スタジアムだ、
普通のホテルに泊まっていると絶対に見ることができない光景、
その存在自体も忘れてしまう施設、しかしロイヤルパークホテルならそれを見ることが
できる。
外野方面から見るような形となる、正面奥には辛うじてキャッチャーを見ることができ
る。
横浜ローカルYKTではベイスターズvsスワローズのプロ野球中継が放映されている、
そして窓の向こうでは実際の横浜スタジアムと豆粒にように小さく時折り選手が見え
る。
なかなか変わった斬新なプロ野球観戦だ!(笑)
そして、ランドマークタワーはこのような建物形状をしているために、
どうしても起きてしまう困ったことがある。
別の客室がよく見える・・ということだ、
こちらが見えるということは、向こうからも同じように見えているのだ。
たまに目が合うと気まずい雰囲気となる、こともあるだろう。
ここはコーナーなのでまだいい方かもしれない、
隣り合っている場合は、お隣りさんとばったり・・ということもあるかもね。
真下を見ると日本丸を見ることができる、
ということはエントランスと同じ向きにある部屋ということだ。
端の窓からは、どうにか横浜コスモワールドを見ることができた。
やはり華やかさはピカ一だ。
こちらがバスルーム内の洗面所、
それが2つ並び、同行者とバッティングすることはない。
アメニティ―類はワンボックスに収められていた、
この箱は造りが立派、上面にはロイヤルパークホテルのロゴが入っている、
カポッと外すと・・
シャンプー/コンディショナー/ボディーソープ/ボディーローション
歯ブラシ/カミソリ/ ヘアブラシ/コットン&綿棒/ヘアバンド
と全てが配されている。
こちらがヘアドライヤー、安心のパナソニック製。
どのホテルでも90%がパナソニックだと思う、他にメーカーってあったっけ??
奥にはシャワールームがある、
やはりバスタブとシャワーが独立しているのはとてもいい。
よくあるのは、バスタブにかかっているカーテンを引いて、シャワーを使用する様式が
多い。
これであれば、周りに気にせず、シャワーを浴びることができる。
そのストレスから解放されるのは素晴らしい!!
深さも適切、バスタブの形状の凹凸も体にフィットして気持ちいい入浴ができる。
クローゼットには厚ハンガーと消臭剤、そしてバスローブだ、
これが絶対に自宅では使用しないアイテムNO,1だ。
こちらがバスタブビュー。
ここから、みなとみらいの夜景を楽しむことが・・・・できない。
というか、限定的というのが正しい感想だろう。
湯舟に浸かっていると、この景色を見ることはできない。
これは中腰などにならないと見ることができない。
リラックスタイムで中腰を維持することは逆効果だ(笑)
とはいえここにも他にはない「特別」がある。
バスルームの端にある洗浄機付きトイレ。
これはホテルでは当たり前の光景ではあるが、冷静に考えると、違和感があるものの
一つだよね。
まぁ、どっちでもいいけど・・・。
では前編はこれで終えよう! 完
後編↓