そもそもなんで芸術の秋っていうのだろう?
そんなことを考えながら新橋駅を下車した。
新橋の町は人で溢れていた、SL広場を抜けて、まずは夕食を食べなくては!
汐留の陸橋を上がっていく、下の道路は405号線だと思う。
ここはオフィス街のため、多くの人はとっくに帰社したはずだ。
だから周りにはほとんど人がいない、すれ違うのはほんの数人というレベル、多くの会
社では残業が減少傾向となっている、それはいいことではあるが、手放しで喜ぶこ
とができないのもまた事実。
先程上がってきた階段の横には日本テレビ社屋の宮崎駿の大時計が時を刻んでいた。
入口は2つあり、KYODONEWS、PARKHOTELとかかれている、
私の目的地はパークホテル東京となるが、どちらから入っても問題はない。
看板にも共同通信とある、そしてこのビルは汐留メディアタワーとかかれている。
パークホテル東京は共同通信と同じビルに入っているということだ。
1階の入口にも芸術性のあるモニュメントが2体置かれている。
エレベーターホールにも絵画が掛けられている、
でもここまでなら他のホテルでもないことはないだろう。
1階メインエントランスから一気に25階フロントロビーへ。
到着、25階。
このエレベーターも高速だ。
なんだ、これは?!
画像がぐんにゃりとなり、次々に画像が変わっていく。
なんて巨大なオーロラビジョンだろうか?!
こちら側のガラス前には何かがいる・・・。
しかし、この空間には驚いた、
いきなりスペースがひらけ、そして吹き抜けの巨大空間、それに大画面の巨大アートが
展開していく。
一種の異様な空間が広がる。
なにはともあれ、チェックインしよう!
ここは快適な空間だ、ソファーなどが多くあり、とても寛ぐことができそうだ。
アート的な品も展示されているし、売られてもいる。
欲しいと思った品もあったけど、とてつもなく高かった・・・。
もちろん、お手軽な価格もあったよ。
この空間には至るところに絵画が掛けられている。
ここにも。
こちらにも・・・。
ホテルスタッフに聞いたところ、写真はOKとのこと。
今は『アートの収穫祭展』を開催している。
客室へのエレベーター前にも数多くの絵が飾られていた、
とりあえず、荷物を置いて身軽になりたい。
客室階は26階~34階、客室階4フロアではアートの展示がされている。
33階に到着、高さはこれぐらい。
?!
巨大な目とあった!!
では33階アートの旅へ。
エレベーターを降りた正面にも巨大アートがあった!
通路の至るところにも絵がかけられている。
私はまだ自身の客室にすら行けてない・・・(笑)
絵画鑑賞が私の邪魔をするのだ。
ついに客室に入ることができた、
この部屋も多少はあアートを意識している?!
全体的に赤いように思えるが、気のせいかな。
机の上にはチェックイン時にもらったパンフレットが置いてある。
このソファーが欲しかった!
オットー付きソファーは快適なんだよね~。
コーヒーカップも品がいい、
それにドリップ式のコーヒーも備え付けられており、朝が楽しみだ。
湯沸し器がデロンギというのも珍しい。
冷蔵庫内にはサービスのミネラルウォーターが2本入っている、
一応ホテル名は入っているが、メーカーは外国製となっている。
モーニングコーヒーで使おう。
この客室はキレイ、そしてセンスがあり、整っている。
それに適度な広さであり、とてもいいと思う!
ベッドの上の壁紙はコレだ、
ちょっと! グラスからこぼれてますけど!!
このホテルには特別な部屋が存在する、
アーティストがデザインした部屋が複数あり、そこに泊まることができる、
それらを紹介するカタログを見たのだが、落ち着かない部屋から、中々いいので
は・・・と思えるものまで幅広くあった。
ホテルの緊急避難に関する案内をみることができる、
なんだか外国人向け風となっている、もともと外国人関係者の宿泊が多いのかな。
窓際には座ることを想定してクッションが敷かれている、
日本の首都の夜景だからね、いいに決まっている!?
オフィスには、まだ仕事で残っている人も多いのかもしれない、
灯りは十分に点いており、きれいな夜景を見せてくれている。
眼下には新橋駅、通過していく新幹線を見ることができる。
こちらがパークホテル東京の形状だ、
三角おむすびにようなカタチをしており、三方面から東京を眺めることができる。
少し古さを感じないこともないが、十分な清潔さだ。
アメニティーもTHANN、私は詳しくはないが、好きな女性は多いらしい?!
ナイトウェアは珍しいグレーカラーだ。
では第二回目、芸術の秋の旅へ出かけよう!
一番始めに自身の客室階・33階のアート展示は見学を終えた、
次は1つ下の階、32階へ。
普通のホテルなら自身の客室フロア以外には行くことはない。
これは珍しい体験と言っていいのかもしれない。
32階テーマは『パラリンアートミュージアム」となっている。
円形とは異なるが三角形でつながっており、グル~と一周をまわりながらの絵画鑑賞と
なる。
客室前にまで掛かっているので、いきなりドアが開いたら気まずいかもしれない。
※実際には会うことはなかったが。
これらの絵画はほんの一部であり、全てを紹介することはできない・・・。
次に2つ下の階、30階へ。
30階に下りた時、ギョッとした、
スプラッターかと一瞬焦ってしまったが、ただモコモコをまきつけているおっさんだっ
た・・・そして安堵した。
これも作品だ、お手を触れぬように・・。
羊・・驚かすなよ・・・。
(それにこっち見ないで。)
う~ん、ココロに少し怖さを感じる作品。
こういうのは好きな絵だ。
絵のみならず、立体的なものもある。
かわいい場面なんだろうけど、少し怖い。
でもこういうココロを揺さぶる作品は好きだ。
この絵には価格が付いていないが、フロントに問い合わせれば購入が可能らしい。
時折、吹き抜けのロビーを見ながら歩いて行く、大画面もちらちらを見えて、
左右・そして下と視線が大忙しだ。
同じ構図で3つほど掛けられていた、その中でこの絵が最も力強い・・。
喉が渇いてきた・・・。
メロンソーダ美味しそう・・。
この絵はいいね!!
この子はクリームソーダを持っている、猫は9匹でいいのかな。
こちらはホットケーキとネコと羊。
最後に34階では、鎌倉彫りの展示品が並ぶ。
ということで25階・ロビー階に下りてきた、
ここの来た目的はアートを楽しむだけではなく、アイスコーヒーを飲みにきた。
ここからは東京タワーもばっちりと見ることができる、
三方向に分かれる客室の眺望だが、一体いどの眺望が良いのか、迷うところだ。
コーヒーが無料で飲めるホテルは概して良いホテル!(笑)
ソファーでコーヒーを飲みながら天井を眺める。
ここもいい空間だ、変わっていく映像をボーッと眺めているのも気分がいい。
客室に戻ってきた。
ゆりかもめが通過していく、このほぼ真下には汐留シオサイト駅があり、
その後、90度曲がって終点・新橋駅に向かう。
この目の前の建物はザロイヤルパークホテルという、この私が泊まっているホテルは
パークホテル・・とても紛らわしい。
首を伸ばしてみても左方向にあるだろう東京タワーは見えない。
と諦めていると・・あった!!
日テレ社屋に映っているではないか!!
まさにテレビ局の鏡だ。
しっかりとホテルロゴが入ったコーヒーカップ、
やはりホテルで飲むモーニングコーヒーはうまい!
ホテルの食事メニュー、高いと思う一方で頼みたいという気持ちもある。
ビルの向こうから、ゆったりと現れる東海道新幹線。
白いウナギにようで、かわいく思える。
185系踊り子号が通過していく、東京を出発をすると品川に停まる。
こちらは常磐特急ひたち(「ときわ」かもしれないが。)
見ていて飽きない光景(一部の人だけ)
再び、185系踊り子号が通過していく。
さすがにこの距離となるとヘッドマークを視認することはできない。
新型特急サフィール踊り子号が通過していく。
朝焼けはキレイ、この景色を見るのが楽しみの一つでもある。
ビルの合間の縫いながら、レインボーブリッジを渡り、お台場を周遊しながら豊洲を
目指す・・・乗っているのだけでも楽しい乗り物だ。
普通に正面を見ると、日テレビューとなる。
チェックアウトの時間となり、フロント階に下りる、
エレベーターからは外の景色を眺めることができる、
東京タワーなどは、外からなら見える場所はいくらでもあるのだが、なんか得したよ
うに思えるのは不思議だ。
気になるものが視界に入った、
都会の中に白い塔が建っているのだが、これは何??
※実際には『なんだ・・・。』と思うものようなものだろうけど。
眼下には新幹線がゆったりとした速度で通過していった。
今回は宿泊だけではなく、絵画鑑賞をすることができ、一石二鳥というか、
とても充実したものとなった。
1階にはカフェがあるのだが、人がいない、それに営業しているかどうかもわからな
い、少し寂しい・・・。
目のまえを新幹線が通過していった、こういう光景も新橋らしい景色と思える。
こちらがパークホテルが入る高層ビル、のっぺりとしており、とてもキレイだ。
歩いて新橋駅に向かう、丁度前をゆりかもめが通過していった。
これから東京駅へ行き、そこから帰ろうと思う。
ここは東京駅。
特急踊り子号の自由席に乗り、優雅に帰ろうと思う、
実際にはモーター音と振動により、それほど快適ではないのだが。
踊り子の発車と同時刻に新幹線も発車する、ともに並走して新橋駅を通過していく。
『 お! 』
見えた、パークホテル東京!!!
これまでは、全く気にも留めない建物であったが、これからは少しだけ異なる。
また、別の絵画の企画があれば、行ってみようかな・・と思えるホテル。
パークホテル東京でした。
芸術の秋・パークホテル東京に泊まろう! 完
(今更、秋でスイマセン・・・・。)